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miniなできごと14 [日記・雑感]

 近所のカフェで雑誌「PEN」を手にとって眺めていたら、「コーヒーと暮らす家」という特集だった。多種多様なコーヒーをいれる道具の数々。きちんと片付いたスタイリッシュな家がたくさん載っていた。そこに暮らす男性は、コーヒーの焙煎家や雑誌編集者、建築家など。皆さんコーヒーの淹れ方にも色々こだわりがあるようだ。この「こだわり」こそが男性的な感覚かもしれない。
 眺めているだけでカッコイイのだが、私としてはちょっと近寄りがたいなぁというのが本音。こういうタイプの人とつきあったら、いつも何かを注意されているかもしれない。なにせ私は「突っ込みどころ満載な人」なのだから。

 ちなみに最近一番おいしと思ったコーヒーはベトナムで買ってきたジャコウネコのコーヒーである。コピ・ルアクとかいうらしいのだが、日本では50gで12000円くらいするみたい。ベトナムのはもっとずっと安価だった。何とも言えない独特のアロマがあり、私はそれが気に入った。けれど日本では買えないわ。

 どこのコーヒーがおいしいかということになると、私は京都の「イノダコーヒ」が好き。本店がすごく雰囲気がいいのだ。サンドイッチ、スパゲティ、洋食やケーキもおいしい。

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イノダの朝食、ボリュームがあります。
イノダコーヒ URL: http://www.inoda-coffee.co.jp/shop/honten.html


 大阪では梅田阪急三番街の「カフェ・バンホーフ(CAFE BANHOF)」がいい。すごくたくさんの種類のコーヒーがあり、一杯ずつ入れてくれる。コーヒーの種類によって、カップも変わるのだ。ケーキもあります。

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カフェバンホーフURL: https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27011966

 もう少し色々なコーヒー店を探してみるのもいいかもしれませんね。そのうちに調べてみます。






ラ・ラ・ランド [外国映画]

 とてもきれいな映画でした。お洒落でストーリーは恋愛の王道といった感じのミュージカルです。これを演技に定評のあるエマ・ストーンとライアン・ゴズリングが演じています。二人とも歌って踊れるという所が新発見でした。しかも演技の部分は二人の演技力がいきてました。なかなか面白い映画でもう一度見てもいいなと思いました。


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アメリカ・ロサンゼルス。女優を目指すミア(エマ・ストーン)は映画スタジオのカフェで働きながらオーディションを受け続けているが、落ちてばかりだった。ある日、ふと立ち寄った場末のバーで、ピアノを弾いているセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と出会う。彼の夢は、自分の店を持って思う存分本格的なジャズを演奏することだった。恋に落ち、互いに応援しあう二人だったが……。


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↑の写真は冒頭のハイウェイでのダンスシーン。すごくエネルギッシュですばらしかった。色々なダンサーがいて、しかもダンスが揃っていて寸分の狂いもないって感じだった。どれほど練習したんだろう。


 エマとライアンが二人で踊るシーン。演技派の二人がダンスも上手いなんて素敵だ。新しい一面をのぞかせてくれたと思う。


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 二人は急速に仲良くなり、生活を共にする。ミアはそれでもオーディションを落ちてばかりで、だんだん自信を失っていく。それにひきかえセバスチャンは、将来自分の店を持ちたいという夢を実現するため、あるバンドに所属しツアーにでかける。そのバンドが売れたので、ツアーに行きっぱなし状態になり、エマはフラストレーションが溜まり二人は大喧嘩する。このシーンは、二人が初めは仲良くしているのに、だんだんと本音が出てきて喧嘩になる。ここではエマとライアンの演技力が十分に発揮されておもしろいシーンになったと思う。

 作品内で演奏されるジャズもとてもよかったと思う。そしてセバスチャンが参加するバンドのリーダー、キースをジョン・レジェンドが演じている。彼はR&Bの第一人者だが、バンドの演奏する音楽がすごくキレがよくて最高だった!

 最後は少しビターテイストで、哀愁のある終わり方だが、お互い愛しあえてよかったという二人の表情が、物語をいいものにしていた。

 エマ・ストーンは大好きな女優さんで、今回もとてもよかった。ライアン・ゴズリングは今までミニシアター系のあまり目立たたない作品に多く出ていたと記憶しているが、今回の役はなかなか魅力的だった。これからもこの二人の活躍を祈っている。


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原題:LA LA LAND  監督:ディミアン・チャゼル  出演:エマ・ストーン、
ライアン・ゴズリング、 ジョン・レジェンド、 ローズマリー・デウィットetc.
2016年 アメリカ



miniな出来事13 [日記・雑感]

 アマリリスの写真を追加しました、八重のアマリリスです。きれいでしょう?

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 いつもアマリリスを咲かせている友達が、きれいなお写真を送ってきてくれたので、私もぜひ育ててみようという気になって、Amazonで買いました。が、箱に簡単にしか育て方が書いていなかったんです。そしたらその友達が、詳しい説明書を送ってくれたんで無事に咲かせることができました。

 ポットアマリリスといって、初めからプラスティックの植木鉢に球根が埋め込んであるのを送ってきます。最初は水を50㏄だけ与えて、茎が伸びてくるのを待ち、それから2週間ごとに100㏄の水を与えればいいんですよ。たっぷりの日光が必要ですけどね。右のほうにもう1本茎が伸びてきているので、またお花を咲かせてくれることでしょう。

 こうしてお花を育てるのもいいものだなあって思って楽しんでいます。皆さんもいかがですか。


バロックの巨匠たち展(姫路市立美術館) [アート・カルチャー]

先日、兵庫県姫路市の県立歴史博物館で、落語家の桂米朝さんの展覧会があり行って来ました。


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 高座の米朝師匠

「人間国宝桂米朝とその時代」展です。米朝さんの仕事(上方落語の復興)がどんなに偉大な業績であったかを思い知りました。今は息子の米團治(長男)さんがいい落語家になってこられました。その御兄弟がこの米朝展が催された歴史博物館の学芸員中川渉さん(三男)で、渉さんの企画でこの展覧会ができたというわけです。3月20日まで展示しています。

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 文化勲章受賞記念の写真と米朝さんのアンドロイド
 
 米朝さんのアンドロイドロ、そっくりです!

 このとき、ちょうどすぐ隣の市立美術館で「バロックの巨匠たち」展をやっていたので、ついでに観てきました。


 この展覧会はバロックの絵画を、16世紀末から18世紀初頭にかけて西洋の広汎な地域に表れた多様な美術様式ととらえて、この展覧会ではイタリア絵画、オランダ絵画、フランドル絵画、ドイツ・フランス・スペイン絵画の44点が展示されていました。

 オランダの代表はやはりレンブラントですね。その精緻な描写力に改めて魅せられました。しかもこの女性の顔がほんのりとした血の気の通った顔色で、まるで息遣いが聞こえてきそうな気がしました。普通の古典絵画とは違うなと感じました。


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レンブラント・ファン・レイン 「襞襟を着けた女性の肖像」


 次はブリューゲルの風景画ですが、色が美しく人々も動きがありますね。ブリューゲルは親子の画家だったのでしょうか。よく知りませんが……。

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ピーテル・ブリューゲル(子) 「フランドルの村」


 かの有名なルーベンスの絵です。やはりキリストを題材にした絵画が多いですね。このキリストはいばらの冠をかぶせられているのですが、穏やかな人格がその表情からうかがえました。

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ベーデル・パウル・ルーベンス 「十字架への道」


 美しい静物画(?)です。ブットーとは仏頭だと思います。子供がブットーに花冠をささげているところです。左右対称っぽいですが、少しづつ違いますね。

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ヤン・ダーフィッツゾーン・デ・ヘーム  「花束と果実とブットー」

 
 何と美しい女性なんでしょう!昔から美人は絵になりますね。ずっと見ていたかったです。ドレスも素敵でした。

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パオロ・ヴェロネーゼ  「女性の肖像」


 ムリーリョの聖母子、静かな絵ですがとても魅力的だと思います。イエス・キリストもマリア様もとても人間的に描かれていますね。

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バルトロメ・エステバン・ムリーリョ 「聖母子」

 
 こちらもブリューゲルの絵画です。キリスト教のことをあまり知らないので、こういう時ちょっと恥ずかしい気もします。

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ピーテル・ブリューゲル(子) 「東宝三博士の礼拝」

 バロックの絵画は古典絵画と似ているのですが、もっと色彩が美しく人間味がある感じがしました。


 このあと明石へ行って、大学の後輩の案内で「明石焼き」を食べて帰りました。明石には「魚ん棚」という有名な商店街があって、明石港でとれとれの魚介類が買えます。
 
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 JR明石駅と魚ん棚商店街

 明石焼きは別名玉子焼きともいいます。タコ焼きと似ているのですが、中にはタコだけが入っています。それをお出汁に付けて、おネギや紅ショウガととともにいただきます。

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 卵がとてもいいお味で、それが出汁とあいまって、薬味とともにいただくと、えもいわれぬ美味しさでした。大阪にも明石焼きの店がありますが、全く違う味でした。やはり本場でいただかないとね。ということで、充実した一日でした。





スノーデン [外国映画]

 スノーデンの名前が今けっこうニュースでも話題になってますよね。トランプ大統領がロシアのプーチンさんにスノーデンをアメリカに引き渡せと言っているとか、怖いですね~!


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 この有名な事件をオリバー・ストーン監督が映画化、ジョセフ・ゴードン=レヴィットが主演を務めた。NSA(米国国家安全保障局)の職員、エドワード・スノーデンは、アメリカを愛する平凡な若者だったが、仕事をしていく上で、色々な秘密がわかり危機感を募らせたあげく、世界最強の情報機関に反旗を翻す決意を固めていく。


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 香港の高級ホテル、ドキュメンタリー作家のローラ・ポイトラス、ガーディアン紙の記者グレン・グリーンウォルドのいる一室に、一人の青年がやってくる。彼の名はエドワード・スノーデン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。アメリカ国家安全保障局(NSA)職員であるスノーデンは、ホテルに集まった面々に機密資料を提供し、アメリカ政府が秘密裏に構築した国際的な監視プログラムの存在を告発した。国を愛するごく平凡な若者だった彼は、CIAやNSAで勤務するうちに、その恐るべき実態に直面。テロリスト、民間企業、さらには個人までも対象にアメリカ国内のみならず全世界のメールや携帯電話での通話を監視する体制に危機感を募らせ、キャリアも幸せな生活も捨ててまでリークを決意する。


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 ジョセフ・ゴードン=レヴィット&リンゼイ・ミルズ

 とにかく怖い映画だと思った。自分の生活が誰かに監視されていると思うと、精神的に参ってしまいそうだ。果たしてスノーデンの告発したことは本当なのだろうか。映画を観る限りでは、スノーデンの立場から色々なことを言っているので、スノーデンが正しいように思える。


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 けれどもTV番組で専門家が言っていたのだが、テロリスト側が傍受対策を強化して、通信の暗号化など、アナログな方法で連絡しあうようになったので、テロリストの動きが捉えにくくなった一面もあるとか。真実はわかりませんが。


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 ストーリーはサスペンスフルで、恋人シェイリーン・ウッドリー(リンゼイ・ミルズ)との人間関係がかなり細やかに描かれるのが良かったと思う。そしてジョセフ・ゴードン=レヴィットが、最後のほうに登場する本物のスノーデンと感じがすごく似ているのが驚きだった。というのか、ジョセフの創り方が上手かったんでしょう。もともと彼は好きな俳優なのだが、いい主演作を得たと思う。これからさらに魅力的な俳優に飛躍して行ってほしいものだ。面白い映画なので、お勧めです。


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 本物のスノーデン氏です。似てるでしょう?

原題:SNOWDEN 監督:オリヴァー・ストーン 出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、
シェイリーン・ウッドリー、 メリッサ・レオ、 トム・ウイルキンソン、 ニコラス・ケイジ
2016年 アメリカ 



皆様へ、コメントの反映について

皆さま、いつも「ココのつぶやき」にお越し下さりありがとうございます。[わーい(嬉しい顔)]

昨年ウインドウズ10に変えてから、時々コメントを付けてしばらくして再度記事をみると
私のコメントが消えていたということが、何度かありました。
それは、ブログ友の皆様のお部屋へ付けた記事にもそういうことがあります。[がく~(落胆した顔)]

パソコン自体には問題がないので、ウインドウズ10の影響だと思っています。[猫]

そのためレスポンスが遅いなと思われることもあるかもしれません。私もチェックして
消えているときはもう一度書くようにしておりますので、何卒ご了承くださいませ。
ご迷惑をおかけしますが、これからもよろしくお願いします。
                            ココより。[ぴかぴか(新しい)][ハートたち(複数ハート)]



この世界の片隅に

 先週金曜日、テアトル梅田へ観に行ってきました。小さい映画館でいつもそんなに混んではいないのに、立見まで出ていました。すごいですね。


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 1944年(昭和19年)2月、18歳の少女・すず(声:のん=能年玲奈)は生まれ故郷の広島市江波を離れ、日本海軍の根拠地で日本一の軍港のある街・呉に嫁いできた。夫の北條周作は海軍で働く文官で優しい男だった。北條家の人々にも温かく迎えられ、すずは段々と家族に馴染み、嫁として一生懸命働いていた。この場面は美しい田舎の風景と畑仕事の様子がよく描かれていた。


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 しかし戦争は進み、配給物資が不足していく中、すずは畑の野菜を中心に、工夫をこらして食事を作っていく。つつましいが家族の優しさを感じながら、すずはなんとか戦時下の日々を乗り越えていくが、だんだんと戦争は激しさを増す。のんびりした田舎町の空にたくさんの米軍機の来襲があり、畑で仕事をしている人々も集中砲火をあびた。


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 すずは絵を描くのが好きで、日本海軍の根拠地呉の軍港に浮かぶ戦艦大和や武蔵を描いたいたのだが、それも米軍によって沈没させられる運命だった。


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 海軍で働く小学校の同級生が、すずの家に1泊の憩いを求めてやってきたとき、夫周作の計らいで、すずと同級生は二人だけで懐かしい学生時代の思い出を語り合った。また、配給物資をもらいに行ったとき、すずは道に迷って遊郭のある所に迷い込み、そこで働く女の人に帰り道を教えてもらったお礼に、得意のスケッチで彼女の思い出の食べ物などを描いてやる。そういうすずの優しい心がこの物語をいいものにしていた。


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 しかし戦争の残酷さは日に日に増していく。すずは離婚して戻ってきた周作の姉の子供と道を歩いていたとき米軍機に襲撃され、自分は右手を失くし子どもは死んでしまった。それから姉との間がぎくしゃくするようになった。すずは我慢できなくなって広島の実家に戻ることにする。しかしあることで、また呉に戻りしばらくしたとき、広島に原爆が落とされるのだった……。


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 この作品は残酷な場面や悲惨な場面はほとんど出てこない。だいたいはすずを中心とした家族や友人関係の物語で、日常生活が戦争によってどのように変えられるか、そして住んでいた町や軍港が攻撃され破壊される様子を描いている。それよりも大事なのはすずの性格で、のんびりとした優しい女性である。彼女の持ち味によってこの映画は戦争映画でありながら、温かい家族物語ともなっている。その中で夫婦の細やかな愛情や家族同士の助け合い、人と人との心の交流が丁寧に描かれている。だからこそ、こんなにも人の心をつかむことができるのではないだろうか。
 戦争映画はともすれば、その残虐性がクローズアップして描かれるが、それとは別の描き方でこれだけ観客を集めることができたのは、すばらしいことだと思う。今後も人間味のある作品で戦争の悲劇を描くものが、たくさん出てくるのを祈っている。


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監督:片渕須直  アニメーション制作:MAPPA  原作:こうの史代
主題歌:コトリンゴ「悲しくてやりきれない」



miniなできごと12 [日記・雑感]

 今年も雪が降って寒い寒い1月となりましたね。皆さまお変わりないですか。この寒いのに、私がしてしまったドジなこととは……。それは、寝室のエアコンがですね、気が付いてみると冷房に変わっていたこと。夜中にえらく寒いなぁと思って目が覚めてしまったのでわかったのですが、リモコンの電池が切れていたんですよ。スイッチを入れるときになんかおかしいなとは思ったのですが、一応エアコンが点いたので、そのまますぐに眠り込んでしまいました!その後寒さで目が覚めたというわけです。すぐに電池を入れ替えて、暖房にしましたが、そのせいでやっぱり体調が悪くなったのかな。(-。-)y-゜゜゜新年早々ドジな私です。

 では恒例のダイエット体操をどうぞ


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 今年も美しく健康に過ごしましょう。[ぴかぴか(新しい)][黒ハート][バー]



2016年度の好きな映画10本 

 今年もあっという間にもう1月半ばを過ぎました。では昨年の好きな映画10本をご紹介します。順位はなくて、観た順番です。 

*ブリッジ・オブ・スパイ

 スパイ映画もあまり怖いのは苦手だが、これはトム・ハンクス主演、スティーブン・スピルバーグ監督なので、観るべし!と思って。実話で捕虜交換の物語です。全体として1957年代の古い雰囲気がよくでている。そして作品自体、サスペンスフルであるものの、ストーリー展開も早くとても観やすい感じだった。クライマックスの橋での捕虜交換のシーンもドキドキするような面白さだった。そしてアベル(マーク・ライラインス)からドノヴァン(トム・ハンクス)へ最後に渡されるプレゼントが、二人の気持ちの通じ合いを物語っていた。

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*ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります

 ニューヨークのブルックリンの街を一望できるアパートメントの最上階5階に、画家のアレックス・カーヴァー(モーガン・フリーマン)と元教師の妻ルース(ダイアン・キートン)が40年住んでいた。しかし、エレベーターが無い住居が日々の生活に影響する年齢になった。それで二人は、エレベーターのある住居へ引っ越そうと、その家を売ることに……。
 ダイアン・キートンとモーガン・フリーマンの円熟した上手い演技によって、ユーモラスで温かみのある映画が出来上がったと思う。最後のシーンは黄昏時のようなちょっとセピアがかったマンハッタンの全景が映し出され、そこに流れる歌が最高のマッチングだった。大人が楽しめる素敵な映画である。

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*エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)

「山をやらないなら死んだも同じだ」と語る孤高のクライマー羽生(ハブ=阿部寛)は、エヴェレスト登山のルートに史上初の挑戦をすると宣言する。標高8848m、氷点下50℃の場所で、これまで誰も成し得なかった過酷な登攀に単身挑む羽生。その挑戦をカメラに収めるべく深町(岡田准一)は羽生とともにエヴェレストに登る。
 なぜ男たちは人間の限界を超えてただひたすら世界最高峰の頂を目指すのだろうか。この作品を観て、人間とは体力と気力(精神力)でできている生き物であり、山へ登ることはその人の生きている証なのかもしれないと思った。どの映画でもそうだが、状況は違っても俳優さんたちの演技に賭ける情熱というのは、すごいものがあるなとつくづく感じたのだった。それが映画を面白くする根源に違いない。

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*ブルックリン

 1950年代のアイルランド。小さな町に住むエイリシュ(シアーシャ・ローナン)は、姉とは対照的に大人しく目立たない存在だった。しかし彼女の将来を案じた姉の勧めでエイリシュはニューヨークへ渡米することを決める。ニューヨークでエイリシュはトニーという青年に出会い、結婚する。しかし、アイルランドの姉の急死によりエイリシュはアイルランドに帰り、礼儀正しいハンサムな青年に誘われ付き合うことになる。さて、彼女はどちらの男性を選ぶのだろうか。答えは夢を語れる男のほうである。恋愛には情熱と夢が必要なのだと納得させられる映画。シアーシャ演じるエイリシュが、活き活きと自分の人生を切り開いていくのが楽しい作品だった。

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*シング・ストリート  未来へのうた

 80年代のアイルランドを舞台に、14歳の少年コナー(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)が、女の子に恋をして彼女を振り向かせようとバンドを組み、音楽を通して仲間たちとの友情を深めていく。作品中、デュラン・デュラン、ホール&オーツ、a-ha、ザ・キュアーetc.など80年代のブリティッシュミュージックの名曲が聴けるのも楽しい。
 ストーリーもよくて、学校でのいじめや両親の不和もストーリーに陰影を与え、バンド結成に奔走する少年の姿が爽やかに描かれていた。これから何が起こるかわからない、しかし未来に向かっていくという若者たちの輝きが観ている人の心に、自身の青春を思い起こさせる。若い人はもちろん、80年代の音楽を愛する大人も十分に楽しめる作品だ。少年バンドが演奏する音楽はプロバンドのオリジナル曲で、聴きごたえありです。

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*ハドソン川の奇跡

 7年前ハドソン川に不時着した航空機事故がどんなものだったかは忘れていたのだが、映画を観てこんなにすごいことだったのかと、改めてこの出来事がまさに「奇跡」だったのだと思った。
 この機長を演じたトム・ハンクスはとても魅力的だった。クリント・イーストウッドの描き方が上手く、臨場感あふれる現場の様子が観客によく伝わってきたと思う。やはりこの映画と、この事故の主役は、映画の原題にもあるように「SULLY」ことサリー・サレンバーガー機長なのだ。
 エンドロールで本物のニュース映像に登場する機長と奥さん、そして乗客たちのインタビューがでてくるが、こういう九死に一生を得る事故を経験した人たちの心の絆というものは、非常に強いものなのだと実感した。つくづく奇跡が起こってよかったと思わずにいられなかった。クリント・イーストウッドには命の続く限り撮り続けてほしいと願っている。

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*レッド・タートル

 これは何とも不思議な物語である。美しいアニメーションでセリフがなく、映像と音楽のみの作品だ。アニメーションの力というものを感じることができた。
 とてもファンタスティックな物語なのだが、違和感なくその世界に浸ることができた。これはアニメーションが魅力的で優れた美術絵画のような画面だったからだろう。作品完成に8年の年月を要したのもうなずける。セリフがないので余計なことを考える必要がなく、映画の世界に浸りこんでいた。そしてそのストーリーは、男女の純粋な愛情と家族の物語。その清浄さが心を打つすばらしい物語だった。監督はマイケル・ドゥドク・ドゥ・ヴイット、プロデューサー鈴木敏夫、アーティスティックプロデューサー高畑勲。

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*ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring YEARS
 イギリス・リヴァプールのキャバーン・クラブで活動を始めたザ・ビートルズは、1961年から62年にかけてイギリスの音楽シーンに華々しく登場し、1963年の終わりにはヨーロッパ・ツアーを始める。そして1964年2月9日、アメリカの人気テレビ番組『エド・サリヴァン・ショー』への出演をきっかけに全世界的に人気を爆発させた。同年6月から初のワールド・ツアーをスタートさせると、以後2年間は過酷なスケジュールをこなし続け、ツアー活動を停止した1966年8月の時点でバンドは世界15カ国90都市166回のコンサートを行っていた。こうしたツアーに助長されて、ビートルマニア”と呼ばれる社会現象が誕生した。それは世界で初めて、文化のグローバル化が始まるきっかけとなった。ビートルスと同じ時代に生まれた幸せをかみしめた作品。

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*ベストセラー

 コリン・ファースとジュード・ロウの顔合わせで、二人は対照的な性格の天才を演じて、とても観ごたえがあり、感動した。コリン・ファースの演じる編集者パーキンズは仕事の鬼であるが、家庭ではよき父でありよき夫だった。対するジュウド・ロウのトマス・ウルフは天才でわがままで子供だが、とても魅力的な男だった。この二人の正反対の性格の男性像を二人の俳優が、余すところなく演じているのが面白くて、とても興味深い映画だったと思う。ちなみに、私がどちらが好きかと言われれば、ジュウド・ロウのトマス・ウルフかもしれない。

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*湯を沸かすほどの熱い愛

 双葉(宮沢りえ)はとてもしっかり者で、血のつながっていない子供を必死で育てている。しかしある日仕事中倒れて検査を受けた結果、末期がんに侵されていることがわかる。蒸発亭主(オダギリジョー)を連れ戻し、実家の銭湯「幸の湯」を再開し、彼女はやるべきことを全部やった後、命をまっとうする。それから、一つの家族となった幸の湯の面々が双葉のお葬式を営むのだが、そこが奇想天外であった。
 宮沢りえはヌード写真集「Santa Fe」(18歳)でブレイクしてから、常に芸能界で私生活のことで話題になる人だった。波乱万丈の人生といえるだろう。そして映画は2002年の「たそがれ清兵衛」以来順調そのもので、2014年の「紙の月」など色々な主演女優賞に輝き、名実ともに大女優になったのだと思う。舞台での活躍も著しい。りえさんはとても感覚的な人で、それが非常に魅力的で女優らしい女優さんだと思う。これからも様々な作品で輝いてほしいと願っている。

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 今年は仕事や体調不良で映画レビューが出遅れています。2月には元気に復帰する予定ですので、よろしくお願い致します。ココより[雪]




新年ご挨拶2017 [日記・雑感]

ブログ友の皆様、ご訪問者の方々へ

新年おめでとうございます。 今年もどうぞ宜しくお願い致します。
                      ココより


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 年頭に際し私、ココにピッタリの言葉を皆さんにもお贈りします。

 *隙があるから、好きになる。  by マリリン・モンロー(女優)

 *欠点の中には美点に結び付いているものがあり、矯正しないほうがよい欠点がある。
                 by ジョセフ・ジュベール(哲学者)

 *水清ければ大魚なし。 by 班超(古代中国の武将)

 いや~、私のことを見抜いているかのような言葉が並んでおります。いつも友達に「あんたはツッコミどころ満載や」と言われている私です。自分ではまったく自覚がございません。
 というわけで、今年も楽しくブログを書いていきたいと思いますので、なにとぞ宜しくお願い申し上げます。
                                    by ココ



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