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地震の影響

皆さま

今回の大阪の地震、まともに影響を受けました。
マンションが壊れたり家具が倒れたりはなかったんですが、食器が大量に割れたり、家の納戸のなかの物が落ちて、めちゃくちゃになってます。食器は一日で片付けましたが、都市ガスも止まってしまって。明日からしばらく姉の家にいきますので、やむを得ず、ブログを休ませていただきます。

大阪方面の方、お大事になさってくださいね。

ではまた再開のときを待っていてくださいませ。

            coco030705より




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ファントム・スレッド [外国映画]

 ダニエル・デイ=ルイスが引退するとは! この「ファントム・スレッド」が最後の作品となるのだそうです。ちょっと信じられない気持ち。やはり「立つ鳥跡を濁さず」の心境なのでしょうか。



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 以下、レビューはあらすじを書いていますので、映画を見たい方は先にご覧になって、お読みくださいませ。






 1950年代のロンドン。ファッション界の中心に君臨する天才的仕立屋レイノルズ・ウッドコック(ダニエル・デイ=ルイス)は、徹底した完璧主義の男だった。彼はある日、別荘のある田舎のレストランで、ウェイトレスのアルマ(ヴィッキー・クリープス)を見初める。


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 そして、自身のドレスにあう完璧な体型を持った彼女をミューズに迎えるのだった。


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 (ダニエル・デイ=ルイスの裁縫のシーンは完ぺきだった。それもそのはず、彼はこの映画のために、ニューヨークのオートクチュールデザイナーの工房で、1年間修行して服作りをマスターし、卒業制作作品として、奥さんのためにグレーのイブニングドレスをつくったとのこと。) 


 最初は、裕福な男性が身分の低い女性と出会い、女性を花開かせるラブストーリーなのかと思っていた。しかし、レイノルズがアルマに求めたのは、彼女の体型だけ。恋愛感情はなく、アルマはまるで道具のように扱われるのだった。しかしアルマは、彼のドレスを身にまとい美しさと輝きを備えていく。


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 彼女は甘いロマンスを期待していたのに、そういうものに見向きもせず、自分の厳格な規則を守り続けるレイノルズに大きな不満を持つ。そしてアルマはあることを計画する。それは、レイノルズのために料理をつくって、その料理の中にキノコからとったわずかな毒を混ぜ、それを彼に食べさせるというものだった。

 
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 おりしも大事な顧客の、ある国の王女様のウェディングドレスが、もう一息で完成するというときに、レイノルズはアルマの料理で体調に異変が起こり、そのウェディングドレスを汚してしまうのだ。


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 ドレスをつくり直すお針子さん達のシーンも、すごいものがあった。レイノルズの工房で働く職人役には、実際の仕立て職人を起用したのだそうだ。すごく手が早いので、びっくりした。


 アルマは、レイノルズを心を込めて介抱する。そしてさすがの、頑固一徹で完璧主義なエゴイストの男も心を動かされ、ついにアルマにプロポーズする。


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 けれども結婚してみると、やはり年齢差は歴然としてあり、アルマがパーティーに行きたいと言っても、レイノルズは疲れているので、静かにしていたいという。喧嘩になって、アルマは1人でパーティーに出向くのだった。

 やはり心配になったレイノルズはアルマを迎えに行く。そして、レイノルズの心を虜にしたアルマは、彼を優しく支配するのである。それは、食事に例のものを加減して混ぜ込むことによって……。


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 オートクチュールのすばらしいドレスの数々に目を奪われた。アカデミー賞の衣装デザイン賞を受賞したマーク・ブリッジスの手によるものだ。彼は衣装の裁断や縫製にはかなり気を使ったとのことだった。こんな美しい衣装を着ることができるのは、女優冥利につきるというものでしょうね。

 さて、この作品はなかなか怖いストーリーだと思う。最初はアルマがレイノルズに夢中になるのだが、一向に振り向いてくれない彼を振り向かせるために、キノコの毒を使うとは。女性は怖いというべきか。そしてその毒によって体調不良になった彼を、献身的に介抱して、惚れさせるというのは、何とも恐ろしい話ではないだろうか。

 これはラブストーリーなのか、それとも女性が男性を支配する物語なのか。最初はレイノルズが、アルマの気持ちを思い測ることなく、彼女をドレスを作るためにマネキンのように扱ったことに問題があったと思う。けれど、彼女がキノコの毒を使ってレイノルズの心を自分に向かせたのが、アルマの怖いところだ。これからもアルマは、レイノルズを支配し続けるのだろうか。女性の念というのはすごいものだ。

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 衣装のデザイン画

 実をいうと、私がダニエル・デイ・ルイスをカッコいいと思ったのは、「ラスト・オブ・モヒカン」を観たときです。あのときは、彼も若かった。これからはダニエルの新作を観られないのが、とても残念です。


原題:PHANTOM THREAD 監督:ポール・トーマス・アンダーソン 
出演:ダニエル・デイ=ルイス、 ヴィッキー・クリープス、 レスリー・マンヴィルetc.
2017年 アメリカ




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さよなら、僕のマンハッタン(The Only Living Boy in New York) [外国映画]

 ある青年が色々な人と出会い、様々なことを経験し、そして大人たちの愛情を感じることによって、青春の迷いから抜け出していくというストーリーです。いい映画でした。「(500)日のサマー」でジョセフ・ゴードン=レビット(今回は出演していません)を見出した、マーク・ウェブ監督作品です。サイモン&ガーファンクルの「ニューヨークの少年(The Only Living Boy in New York)」をはじめ、色々な名曲が作品中に流れます。


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 5代目ジェームズ・ボンドのピアーズ・ブロスナン、 ジェフ・ブリッジス、 ケイト・ベッキンセイル、 シンシア・ニクソン(「エミリ・ディキンスン」主演)というそうそうたるベテラン俳優が出演しています。彼らの演技を観るだけでも面白いです。

 主演はカラム・ターナー、「アサシン・クリード」に出演した英国人の若手俳優です。主人公のトーマスはかなり繊細な青年で、大学卒業後、なかなか自分の進む道が見つからず思い悩む。まさに誰もが歩んできた青春の1ページを振り返ることができるかもしれません。この年代の青年の、頼りなさや揺れ動く心を、カラム ・ターナーは等身大で演じていたのかと思うくらい、役に合っていると感じました。


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 大学を卒業して、大きくて快適な実家からアパートに移ったトーマスは、隣室に越してきた、初老のちょっと変わった、W・F・ジェラルドと名乗る不思議な男性(ジェフ・ブリッジス)と親しくなり、自分が困ったとき、アドバイスを受けるようになる。


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 カラム・ターナーとジェフ・ブリッジス

 ある日トーマスは、ガールフレンド(カーシー・クレモンズ)と出かけたレストランで、父親のイーサン(ピアーズ・ブロスナン)が美人の女性(ケイト・ベッキンセイル)と逢引しているのを見かける。そして、隣人のジェラルドの言葉に従って、父の愛人ジョハンナに近づく。


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 ケイト・ベッキンセイルとカラム・ターナー
 
 その後、トーマスはジョハンナの大人の魅力にハマっていくのだった。

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 彼には年相応のガールフレンド、ミミ(カーシー・クレモンズ)がいたが、彼女は別に付き合っている男性がいて、なかなか思うようにならない。


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 こんな風に何をやっても上手くいかない時って、若い時は結構ありましたよね。トーマスの場合、母親(シンシア・ニクソン)が精神が不安定なんです。とてもきれいな人なんですけど。その理由は、最後になって明かされ、そうだったのかと思います。


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 シンシア・ニクソンとカーシー・クレモンズ 

 私はやはりピアーズ・ブロスナンが気になりました。かのジェームス・ボンドがどんな風になっているのか。確かに顔にしわが増えましたが、父親役もよかったです。年齢を重ねても、魅力的でした。


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 ピアーズ・ブロスナンとカラム・ターナー(ロケ地:グランドセントラル・オイスターバー&レストラン) 

 トーマスを巡って、ジェラルド(ジェフ・ブリッジス)と父親イーサン(ピアーズ・ブロスナン)が彼に注いでくれる愛情が、トーマスの窮地を救います。そこがとても感動的でした。

 観終わった後、暖かい印象が残る作品でした。時が解決してくれることってあるし、人間自分の気持ちに正直に生きるのが一番なのだと思いました。

 音楽がとてもすばらしいです。サイモン&ガーファンクルをはじめ、ボブ・ディラン「ジョハンナのヴィジョン」、ルー・リード「Perfect Day」、ビル・エヴァンス「Peace Piece」、ザ・ヘッド・アンド・ザ・ハート「All We Ever Knew」etc.

 多分もう上映しているところはないかもしれませんが、DVDでご覧になったら楽しめると思います。

原題:The Only Living Boy in New York 監督:マーク・ウェブ 出演:カラム・ターナー、
ジェフ・ブリッジス、 ピアーズ・ブロスナン、 ケイト・ベッキンセイル、 
シンシア・ニクソン、 カーシー・クレモンズetc.
2017年 アメリカ




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ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男

 ゲイリー・オールドマンがとうとうアカデミー賞主演男優賞をとりましたね。すごく嬉しいです。映画はとてもおもしろくて、展開も早いし全く時間の立つのを忘れて観ていました。ウィンストン・チャーチルの人間味のあるところや、英国首相としての引率力などがよく描かれていたと思います。


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 かなり話題にも上っていましたが、ゲイリー・オールドマンをすごい技術でチャーチルへと変身させた特殊メーキャップ・アーティスト辻一弘さんはアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞!日本人として誇らしかったです。

 
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 この作品は戦時内閣の閣議記録を基に、チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの27日間を描いたものです。


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 チャーチルとジョージ6世

 1940年5月、第二次世界大戦初期。独裁者ヒトラー率いるナチス・ドイツの前にフランスは陥落寸前で、英国にも侵略の脅威が迫る中、紆余曲折のすえ新首相に就任した前海軍大臣のウィンストン・チャーチル。国民には人気があったものの、度重なる失策で党内はもちろん国王ジョージ6世(ベン・メンデルソーン)からも信頼を得られず、弱音を吐く彼を妻のクレメンティーン(クリスティン・スコット・トーマス)は優しく叱咤する。


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 クリスティン・スコット・トーマスとゲイリー・オールドマン

 就任直後の演説では勝利を目指して徹底抗戦を誓うも、戦況は悪化の一途を辿っていく。そしてドイツ軍に追い込まれた英国軍が、ついにフランス・ダンケルクの海岸で絶体絶命の状況を迎える。英国への上陸もいよいよ現実の脅威となる中、犠牲を回避すべくドイツとの和平交渉を主張する外相ハリファックス(スティヴン・ディレイン)の必死の説得を受けるチャーチルだった。
 ヒトラーとの和平交渉か、あるいは徹底抗戦か思い悩むチャーチルに、ジョージ6世は街へ出て庶民の声を聴けとアドバイスする。そして、チャーチルはロンドンのアンダーグラウンド(地下鉄)に乗り込み、乗客に語り掛けるのだった。


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 そして、国民の多くの声をつかんだチャーチルは、迷いを捨てて徹底抗戦を開始するのだった。


 この映画は、新任秘書エリザベス(リリー・ジェームズ)の視点を物語の案内役とし、彼女の目を通してチャーチルの仕事ぶりや家族との関わりを描くことで、老政治家の人間臭い側面や最後の決断までの苦悩を間近にみている気分になる。


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 エリザベスことリリー・ジェイムス

 チャーチルは6万冊以上の蔵書を愛読し、生涯に43冊を著した文筆家でもあり、回顧録ではノーベル文学賞まで受賞しているのだ。さらに大戦勃発前にヒトラーの自伝を読み、存在を危険視していたということだ。読書こそ、チャーチルの判断力の源だった。

 このチャーチルを、私は今まで葉巻、Vサイン、激情家としてしか理解していなかったのだが、この映画をみて、よりチャーチルに興味を持った。Wikipediaに詳しくチャーチルのことが載っているで、興味のある方はお読みください。


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 ベン・メンデルソーン&クリスティン・スコット・トーマス&ゲイリー・オールドマン 


 これは映画としてもすごく面白く創られていて、キャステイング、脚本とも申し分のない出来である。
 ゲイリー・オールドマンは、まさにチャーチルが乗り移ったかのように、チャーチルそのものだった。ベン・メンデルソーンのジョージ6世は、品があり堂々として魅力的な国王だった。クリスティン・スコット・トーマスは、とてもきれいで上手に年齢を経ている女性だと思った。できればこんな風に年をとりたいものだ。その他のキャストも適材適所でよかったと思う。
 これを見逃したら本当に残念なこと。まことにアカデミー賞にふさわしいすばらしい作品だった。ぜひご覧ください。


原題:DARKEST HOURS  監督:ジョー・ライト 出演:ゲイリー・オールドマン、
クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、 ベン・メンデルソーン、
スティヴン・ディレイン、ロナルド・ピックアップetc. 
2017年 イギリス




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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス [外国映画]

 サリー・ホーキンスは今までも、色々な映画の脇役として、上手い役者さんだと思っていましたが、それほど魅力を感じたことはなかったんです。けれども「シェイプ・オブ・ウォーター」を観て、これはすごい人だと改めて思い、また女性としても素敵だと気付きました。


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 「しあわせの絵の具」はカナダでもっとも愛されたフォークアート画家モード・ルイスの夫婦愛の物語をサリー・ホーキンスとイーサン・ホークの共演で映画化した作品。
 リウマチのために手足が不自由で孤独な人生を送っていたモード(サリー・ホーキンス)が、粗野で無愛想な男性エベレット(イーサン・ホーク)と出会い、絵を描くことで二人して幸せな夫婦生活を築いていく様子が描かれる。


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 イーサン・ホーク(ちょっと顔がコワイ?)とサリー・ホーキンス


 カナダ東部のノバスコシア州。子供のころから重度のリウマチで手足が不自由だったモード・ルイスは、叔母と暮らしていたが、家の中が汚れるという理由で、叔母から絵を描くことを禁じられる。そのことがモードに独り立ちすることを決心させる。そして彼女はある店で家政婦募集のビラを目にし、住み込みで働く決心をする。


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 募集先の家へ行ってみると、そこは町はずれの小さな家で、独り暮らしのエベレット(イーサン・ホーク)が住んでいた。孤児院育ちで無骨な彼は、やさしい言葉ひとつかけないが、モードはようやく叔母の束縛から逃れられたので、ここで働くことを決心する。そして家事の合間に、家の中に絵を描き始める。


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 紆余曲折はあったものの、エベレットもモードの優しさに段々惹かれていき、二人は結婚式をあげるのだった。


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 エベレットは魚の行商を営んでいたが、ある日顧客のサンドラ(カリ・マチェット)という女性が、頼んでいた魚が届かないとクレームを言いにモードとエベレットの家を訪ねてくる。サンドラは美術関係の仕事をしている人だった。そこで彼女はモードが家中に描いた絵を観て、彼女の才能を見出し絵の制作を依頼するのだった。


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 モード・ルイスご本人と二人の家


 そしてモードの絵は少しづつ売れ始めるが、二人は小さな家に住み続けた。そのころにはエベレットが家事をするようになる。こうして二人は夫婦仲良くつつましく暮らしていくのだった。

 モードは全く正規の美術教育を受けたこともなく絵の描き方を学んだこともなかった。作風は素朴で、彼女が愛した土地の風景、動物、植物が描かれている。住んでいた家全体が、モードの作品で、扉、雨戸、壁、外壁、ティーポットなどに描かれた絵がすばらしい。作品や二人の家は、現在はノバスコシア美術館に展示されているとのことだ。次の2枚は彼女の作品。

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 最後にモードとエベレットの実写フィルムがほんの少し見られるが、二人とも笑顔で楽しそうに家の中にいた。

 モード・ルイスは不幸な人生を歩みながらも、心の美しさ、優しさを失わなかった人なのだと思う。そしてそれが主人のエベレットも幸福にしていったのだ。二人とも世間的には貧しい暮らしながら、夫婦として仲良く幸せに暮らした。愛情こそが、最も大事なものだということ教えられた気がした。

 サリー・ホーキンスとイーサン・ホークという名優二人によっていい作品ができあがったとおもう。本物のモード・ルイスの映像を観たとき、サリーの演じたモードとあまりにも似ていたので驚いた。やはりサリー・ホーキンスの演技は職人芸といってもいいようなものだと思いました。すごい女優さんです。これからは彼女の過去の作品を観てみたいと思っています。


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 ノバスコシア美術館に展示されているモードとエベレットの家


原題:MAUDIE  監督:アシュリング・ウォルシュ  出演:サリー・ホーキンス、 
イーサン・ホーク、 カリ・マチェット、 ガブリエル・ローズ
2016年 カナダ・アイルランド




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空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎 [外国映画]

 この映画の原題は、「妖猫傳」(LEGEND OF THE DEMON CAT)です。空海と白楽天と楊貴妃の物語ですが、そこに黒い猫が絡んできます。CGで作った猫なんですが、怖いんですよ。魔の猫なんです。なぜ猫が魔物になってしまったのか、それも楊貴妃の死の謎と大いに関係があるのです。


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 7世紀の唐の都・長安。そこは活気にあふれ、人々は生き生きと生活していた。そこに、遣唐使として日本から苦難の船旅を経てやってきた、若き日の空海(染谷将太)がいた。彼は密教の教えを全て会得しようとしていた。そんなおり、彼は白楽天(ホアン・シュアン)と出会う。そして彼らは時の権力者が次々と何者かに殺されるという事件に遭遇し、そのなぞ解きに乗り出すのだった。


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  白楽天(ホアン・シュアン)と空海(染谷将太)


 二人が調べを進めると、黒い妖猫に出会う。そしてその猫は、かつて玄宗皇帝(チャン・ルーイー)の寵愛を一身に受けた絶世の美女・楊貴妃(チャン・ロンロン)と関係があることがわかってくる。
 

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 楊貴妃(チャン・ロンロン) 美しいですね。


 昔、玄宗皇帝は楊貴妃のために、豪華絢爛な宴を催した。そこには色々な要人が招待され、その中に楊貴妃を恋い慕う阿倍仲麻呂(阿部寛)の姿があった。そして幾多の芸人が様々な踊りや芸や妖術を披露するのだった。
 

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 阿倍仲麻呂(阿部寛) 映画の中では、阿倍仲麻呂が楊貴妃に恋をしたため、日本に帰れなくなったということになっています。
 

 妖術によって、その宴の幻影を観た空海と白楽天は、その屋敷跡を訪ねるが、そこは廃墟と化していた。


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 さて、楊貴妃はなぜ死んだのか。そして、その死の真相はいかに……。

 とにかく唐の都長安のセットがすごかったです。セットからセットへは車でないと移動できないほどだったそう。それから、中国人俳優さん達の踊りや曲芸は目を見張るほどでした。

 でも、演技はやはり日本人俳優がすばらしかったように思います。白楽天は大詩人なのだから、いくら若くても詩人らしい陰があったらなと思いました。特に染谷将太の空海がよかったです。この人は若いけれども今までに色々な賞を取っているのですね。私はあまり若者の映画を観ないので、今まで知りませんでした。これからは日本映画の若い俳優さんにも注目していきたいです。

 それから、阿部寛、火野正平、松坂慶子もベテランらしく、いい味を出していました。

 ファンタジーとしては大成功でしょうね。なかなか面白い映画でした。VFXもすばらしかったです。スクリーンで観るのが楽しいと思います。


原題:妖猫傳(LEGEND OF THE DEMON CAT) 監督:チェン・カイコー「さらば、わが愛/覇王別姫」  原作:夢枕獏「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」
VFXスーパーバイザー:石井教雄

出演:染谷将太、 ホアン・シュアン、 チャン・ロンロン、 日野正平、 松坂慶子、 阿部寛
チャン・ルーイーetc.
2018年 日本/中国



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東京旅行2 ビュールレ・コレクション(国立新美術館) [アート・カルチャー]

 次の日は国立新美術館の「ビュールレ・コレクション」を観に行ってきました。今回は地下鉄千代田線乃木坂駅から行ってみたら、すぐでした! 

 スイスの大実業家エミール・ゲオルク・ビュールレ(1890-1956年)は、主に17世紀オランダ絵画から20世紀の近代絵画に至る作品を集めました。中でも印象派・ポスト印象派の作品は傑作が揃い、そのコレクションの質の高さゆえ世界中の美術ファンから注目されています。彼は武器商人として財を成し、それを絵画のコレクションに注ぎ込みました。(チラシ&サイトより)


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 コレクションはチューリヒ湖そばにある瀟酒なビュールレの自邸に飾られていました。彼の死後遺族が、長年暮らしたチューリヒに財団を設立し、作品を自邸の隣の邸宅に移し、1960年から個人美術館としてオープンさせました。ところが、盗難事件があり、今度新館が建てられるチューリヒ美術館に移管されることになったということです。それが完成するまでのあいだ、このコレクションは各国に貸し出される予定とのことです。この展覧会がすごいのは、コレクションの約半数は日本初公開の作品だからです。


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 ルノワール 「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」
 絵画史上最も有名な少女像ともいわれる作品です。いつまでも観ていたい、という人が多いので、すごい人だかりでした。


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 セザンヌ 「赤いチョッキの少年」
 セザンヌの肖像画の中で一番有名な絵だそうです。


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 モネ 「睡蓮の池、緑の反映」
 モネの大回顧展がチューリヒで開催されたときに、ビュールレがモネの遺族から購入したのだそうです。スイス国外に初めて貸し出されることになった4メートルを超えるモネ晩年の睡蓮の大作。撮影OKでしたので、自分でも撮ってみました。

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 アングル 「アングル夫人の肖像」(日本初)
 アングルの奥様、なんてきれいな人なんでしょう。見惚れますね。


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 ルノワール 「アルフレッド・シスレーの肖像」(日本初)
 ルノワールによるシスレーの肖像というだけですごいと思いました。


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 アントーニオ・カナール(カナレット)「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂」(ヴェネツィア)
 明るく輝く水と細かい描写が美しいです。


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 モネ 「陽を浴びるウオータールー橋」(ロンドン)(日本初)
 モネはターナーの作品に感銘を受けたそうです。光にあふれていますが、霧がかっているところがロンドンですね。


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 ドラクロワ 「モロッコのスルタン」(日本初)
 1832年 ドラクロワはフランスの使節団によるモロッコ訪問に随行し、同国のスルタンに謁見したそうです。異国情緒漂う絵です。いい絵ですね。


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 ピサロ 「ル-ヴシエンヌの雪道」(日本初)
 普仏戦争前の平和な日常風景。こういう景色は実際にはもう見られないでしょうね。


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 シスレー 「ハンプトン・コートのレガッタ」(日本初)
 夏場のボート遊び。いかにもイギリスという風景。


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 モネ 「ジヴェルニーのモネの庭」
 モネは、なくなるまでの43年間ジヴェルニーに住み続けました。


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 マネ 「ベルヴェの庭の隅」(日本初)
 モネとマネの絵はかなりタッチがちうがうのが、2枚を比べてみてよくわかりました。


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 ドガ 「リュドヴィック・ルピック伯爵とその娘たち」


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 ルノワール 「泉」 (日本初)
 65歳のルノワールの作品で、リウマチで苦しんでいたとは思えないみずみずしさですね。


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 セザンヌ 「自画像」 (日本初)


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 セザンヌ 「庭師ヴァリエ(老庭師)」 (日本初)
 ヴァリエは最後のモデルで、この絵は未完だそうです。


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 ゴッホ 「花咲くマロニエの枝」
 なんてきれいな色なんでしょう。それに背景のブルーが細かく絵がかれ、白い花が印象的に見えます。


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 ゴッホ 「日没に種まく人」
 構図といい、すばらしいの一言です。


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 ゴーギャン 「贈りもの」 (日本初)
 

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 ロートレック 「コンフェッティ」 (日本初)
 コンフェッティはカーニバルの時に使用される紙吹雪のことだそうです。


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 ブラック 「ヴァイオリニスト」
 なるほど、ブラックの目を通すと、ヴァイオリニストはこんな風にみえるのですね。


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 ピカソ 「花とレモンのある静物」 (日本初)
 いい絵ですね。レモンの黄色が鮮やかで、絵を引き立てていると思います。


 この後美術館のB1にある「カフェテリア カレ」でお食事しました。

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 この日はかなりの寒さだったせいか、人が少なかったので、お料理も大盛りで出てきたので、びっくりしました。(*_*; これはドラクロアが最も大きな影響をうけた「モロッコ」の名物料理だそうです。クスクスと牛肉の煮込みがよく合って、とっても美味でした。@1200円です。




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シェイプ・オブ・ウォーター [外国映画]

 久々の映画は「シェイプ・オブ・ウォーター」、ギレルモ・デル・トロ監督です。第90回アカデミー賞監督賞と作品賞のダブル受賞はすごいですね。快挙です!これに先立ち、ベネチア国際映画祭でも金獅子賞を受賞しています。


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 政府の極秘研究所で掃除婦をしているイライザ(サリー・ホーキンス)は、ある日掃除をしているときに、水槽に居たアマゾンの奥地から運ばれた“クリーチャー”(半魚人)に出会う。言葉を話せないイライザは、一目で気に入ったクリーチャーに食料を運んだり、音楽をきかせたりしているうちに心が通じ合う。しかし、冷酷な軍人ストリックランド(マイケル・シャノン)は容赦なく“彼”を虐待し、果ては生体解剖を提案する。一方で、背後では熾烈な宇宙開発競争でアメリカと争うソ連がのスパイが動く。イライザは無謀にも“彼”を救出すると心に決めるのだが……。


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 イライザ(サリー・ホーキンス)とゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)

 口のきけないイライザは、お隣のゲイで売れない画家ジャイルズ(リチャード・ジェンキンス)と親しくしている。一方黒人の同僚ゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)もイライザの通訳係のような存在で、いつも上司にイライザの手話を翻訳して伝えるのだ。この3人の演技の上手さは小気味よいぐらいだった。オクタヴィア・スペンサーは「ドリーム」にも出演してましたね。


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 さて、イライザはなぜ、プールのふちにゆで卵をたくさん並べているのでしょうか。それはグロテスクともいえるクリーチャーを気に入ってしまったから、彼に食べ物をあげているのだ。というのもクリーチャーはかなり知性があり、彼女の言いたいことや「卵」という言葉も理解する。彼女は話せない人間なので、クリーチャーと心と心で通じ合ったのである。


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 デル・トロは小さいころ「大アマゾンの半魚人」(54)をみて、映画はもとより、奇怪でユーモラスなギルマン(半魚人)の形姿をとても気に入ったそうだ。それがこの映画に生かされたのだろろうと評論家は分析している。

 この作品の原題は「水の形態」(THE SHAPE OF WATER)で、この映画のすばらしい魅力もいくつかの水中撮影シーンだと思う。クリーチャーを助け出し、自宅の浴槽にかくまうイライザは、ますます"彼"に心惹かれていく。そして浴槽のある部屋全体を、ドアの下の隙間にタオルをギューギュー詰めにして水で満たし、彼(クリーチャー)とに抱き合うシーンは幻想的でとても美しい。


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   ストリックランドとイライザとゼルダ 


 だが、残忍きわまりない狂気に満ちた軍人ストリックランド(マイケル・シャノン)がとうとうイライザの家を突き止め、捜しに来る。この男はこの時代の典型的は中産階級で、家には美人の奥さんとかわいい子供たちがいる。それにキャデラックに乗っている。(彼がキャデラックを買いに行く場面は、すばらしいレトロなキャデラックがたくさん観られる)それなのに、自分の出世のためには人間や生き物を痛めつけても何とも思わない男なのだ。まるでナチの将校のようである。

 ストリックランドはイライザとジャイルズがクリーチャーを海に逃がしにいったことに感づいて後を追い、あげくの果てに海までやってくる。愛し合うイライザとクリーチャーの運命は……。


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 サリー・ホーキンス(42歳)の演技の上手さとヌードの美しさに驚いた。かなりの年をとっても、役柄によりこうして自分の裸体をさらすのが女優なんだなと思った。スタイルを維持するのは、並大抵の努力ではできないことだ。彼女にアカデミー賞主演女優賞をあげたかった。

 デル・トロの描くファンタジーはいつも残酷さがつきものだ。(「パンズラビリンス」しかり)この「悪」の存在ゆえに、良きもの美しい心がとても際立って、観客の心を虜にするのではないかと思った。やはり観る価値のある作品ではないだろうか。

原題:THE SHAPE OF WATER 監督:ギレルモ・デル・トロ 出演:サリー・ホーキンス
マイケル・シャノン、 リチャード・ジェンキンス、 オクタヴィア・スペンサー、
ダグ・ジョーンズ(クリーチャー)
2017年 アメリカ






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東京旅行1(2018.3月) [日記・雑感]

 2月17日夜中頃から熱が出てきて、朝には38.8℃まであがったので、休日救急診療所へ行きました。インフルエンザと診断されて、タミフルと解熱剤で1日で熱は下がりました。私は子供のころかかったきりだったので、自分はかからないと思い込んでたんです。甘かったです。5日間外出禁止で、ずっと家に居いました。が、やることはたくさんあるので、それを片付けたり平昌オリンピックをみたりして、まったく退屈しませんでした。[わーい(嬉しい顔)]

 やっと元気になったので、ちょっと東京へ……。[電車][ぴかぴか(新しい)]
 まずは東京国立博物館の「仁和寺と御室派のみほとけ展」へ行きました。もうすぐ展覧会が終わるからかすごい行列で3、40分も待ちました。でも仏像がすばらしいものばかりで、待った甲斐がありました。


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 ポスターにもなっていますが、大阪藤井寺の千手観音の精緻なつくりとバランスのよさにはびっくりしました。実際に数えると千本以上の手があるのだそうです。


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 最初の2枚の金色に輝くのが十一面観音菩薩/右の綿のようなものを首にかけているのが雷神
 (写真があまり良く写ってなくてすみません。[あせあせ(飛び散る汗)]

 仁和寺の本堂を再現し本物の仏像を並べた展示には息を飲みました。真ん中の十一面観音菩薩の美しさ、まわりを囲む仏像群の迫力に圧倒されました。その他の展示にもたくさんの国宝級のいい仏像がありました。さすが東博ですね!これだけの逸品を集めるとは、力があるのだなと感心します。

 この後銀座に出ました。東京ブックマークのツアーに、プレミアムチケットが付いていて、「GINZA SIX」のパイのお店で好きなパイとドリンクが無料でいただけました。なかなかおいしかったです。


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 草間彌生さんの作品が2階の吹き抜けに飾ってあったので観に行ってみました。写真のように提灯のような形のモビールかな?面白くて変わった作品です。草間さんらしいですね。時間がなくて「GINZA SIX」をほとんどみられなかったんですが、かなり高級指向みたいですね。次回はゆっくり見たいです。

 夜は玉三郎と仁左衛門の3月大歌舞伎公演。最初は「お染久松」でした。土手のお六と鬼門の喜兵衛の悪役同士で、上手いのですが、セットが貧乏長屋で美しくなかったのが残念でした。


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 「神田祭」はきれいな踊りでした。玉三郎は粋な芸者姿、仁左衛門はスッキリとした鳶頭、でも仁左衛門がかなり痩せていたので、どこか悪いのではと心配になりました。

 最後は泉鏡花の「滝の白糸」で、玉三郎演出、壱太郎が主演です。玉三郎は5回演じたそうです。
 水芸一座の太夫、滝の白糸(壱太郎)が貧乏だけれど優秀な法律家志望の欣也(松也)という男に、ある出来事があって惚れ込んで仕送りのためのお金を借金する。しかしそれが、だんだん白糸を窮地に追い込んで行くという悲劇です。水芸もほんとうにやってみせるので、それは面白かったんですが、ちょっと長くて途中退屈しました。最後は悲しいのですがなかなかよい幕切れでした。ストーリーが少し古すぎるような気はしましたけれど。
 これで公演は終わり、ホテルへ戻って東京の友人に電話しました。一日目終了です。次の日は美術館二カ所巡りです。





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ゴッホ展 巡りゆく日本の夢(京都国立近代美術館) [アート・カルチャー]

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 ファン・ゴッホ(1853-1890)と日本の関係に焦点をあてた展覧会。ファン・ゴッホが日本に関する文献や浮世絵を通して思い描いた理想郷としての〈日本〉と、日本の芸術家や知識人による聖地オーヴェール巡礼を通して築かれた〈ゴッホ〉という夢の交差をひも解き、今もなお絶大な人気を誇る画家の魅力を紹介します。(チラシの解説より)


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 「花魁」 1987年
 これは渓斎英泉の浮世絵をとても魅力的に模写しています。周囲の竹やガマ、蛙などは別の浮世絵からの引用だそうです。


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 「画家としての自画像」 1987年
 きれいな色ですね、真面目そうな表情、いい絵だと思います。


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 「雪景色」
 この風景は私はちょっと日本の冬景色のように感じたりして、好きな絵です。


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 「アイリスの咲くアルル風景」 1888年
 手前のアイリスが生命力あふれるタッチで描いてあって、真ん中は太い点描、その後ろにまた木がありすばらしいですね。本物の絵を観ると写真では感じられない迫力と力強さを感じました。


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 「夾竹桃と本のある静物」 1888年 (日本初公開)
 静物もゴッホらしさがあふれている絵だなと思います。力強い静物画ですね。


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 「ポプラ林の中の二人」 1890年 (日本初公開)
 林の中の静けさが伝わってきます。カップルの二人の会話を聴いてみたいです。

 
 あわせてコレクション・ギャラリーでは京都限定企画として、大阪を拠点に活躍する現代美術家・森村泰昌によるファン・ゴッホ関連作品や他の色々な画家のゴッホにちなんだ作品がありました。

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 「寝室」1888年
 この絵画をもとにつくった実物大のゴッホの寝室が展示されていておもしろかったです。森村泰昌さんの作品です。

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 「ファン・ゴッホ兄弟のお墓」

 テーマが面白くていい展覧会でした。改めてゴッホの絵画の魅力に気づくことができました。





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