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ブレード・ランナー2049 [外国映画]

 待望の「ブレード・ランナー」の続編ということで、観に行ってきました。前作(35年前)の予習なしでしたので、ちょっとわかりにくいところがありましたが、なかなか凝った仕上がりだったと思います。


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 2049年、カリフォルニアは貧困と病気が蔓延していた。労働力として人間と見分けのつかないレプリカント(人造人間)が製造され、人間社会に溶け込む中、人類への反乱を目論み社会に紛れ込んでいる違法な旧レプリカントは、ブレードランナーと呼ばれる捜査官が取り締まり、2つの社会の均衡と秩序を守っていた。
 人造人間レプリカントは、本来は宇宙開拓の最前線で人類に代わって過酷な奴隷労働に従事する存在だった。しかしある日、人間を殺して逃亡したレプリカントが現れたことから、ブレードランナーとレプリカントの追跡劇が繰り広げられていく。


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 LA市警のブレードランナー・K(ライアン・ゴズリング)はある事件の捜査中に、レプリカント開発に力を注ぐ科学者ウォレス(ジャレッド・レト)の巨大な陰謀を知ると共に、その闇を暴く鍵となる男、かつて優秀なブレードランナーとして活躍していたが、ある女性レプリカントと共に忽然と姿を消し、30年間行方不明になっていたデッガード(ハリソン・フォード)にたどり着く。


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 前作の主人公デッカード(ハリソン・フォード)は、レプリカント(アンドロイド)を「引退」させることが役目の特別捜査官「ブレードランナー」だった。デッカード自らがレプリカントであることが示唆されていて、また、リドリー・スコット自身もデッカード=レプリカントだと何度か公言している。
 ただ、劇中で登場する前作のレプリカント「ネクサス6」は寿命が4年しかもたないため、『ブレードランナー』の時代設定である2019年から続編『ブレードランナー 2049』の時代設定である2049年までの30年間は到底生きながらえることはできない。デッカードがより進化したタイプの「ネクサス7」や「ネクサス8」である可能性もある。


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 今作のドゥニ・ビルヌーブ監督は、「デッカードはレプリカントか?」という質問に「必ずしもそうではない」と答えている。長らく「デッカードは人間か? レプリカントか?」の論争が続いた『ブレードランナー』だが、インタビューでビルヌーブ監督は、『ブレードランナー 2049』でも最初の『ブレードランナー』にあったようなミステリーと緊張感を保ちたいとも語っていることからも、デッカードの正体は(今のところは)わざと曖昧にしておきたいのだろう。

 と、ここまで書いてきて、果たしてこのブログを読んでくださっている方は理解できただろうかと思います。映画を観ていても謎が多いです。


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 新作の監督ドゥニ・ビルヌーブは映像に凝る人で、映画のセットはグリーンバック(CG)を使わずに、現実的なセットで撮影したとのこと。そうすることで俳優たちのやる気を引き出すことができたそうだ。映像に関してはまず文句のつけようがないくらいすばらしかった。

 けれどもストーリーのほうはどうだろうか。最後に謎が残る展開になっている。まだ続編ができそうだなという感じがした。こういう映画は観客の好き嫌いが二分されるような気がする。私はこの映画の終わり方があまり好きではない。私はハピーエンドがすきなので。


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 俳優陣はとてもよかったです。主演のライアン・ゴズリングをはじめ、彼の恋人ジョイ役のアナ・デ・アルマス、もちろんデッカード役のハリソン・フォードもね。ハリソンは昔出演した映画に再出演が多いですね。

 この作品は監督のこだわりが凄かったと思います。これを面白いとみるか、長すぎる(163分)と感じるかは観てのお楽しみですよ。

原題:BLADE RUNNER  監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ  製作総指揮:リドリー・スコット
出演:ライアン・ゴズリング、 ハリソン・フォード、 アナ・デ・アルマス、 
シルヴィ・ワークス、 レニー・ジェームス
2017年 アメリカ


 

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miniなできごと22 ジョニー・デップのDior-Sauvage [外国映画]

 こんなの見つけました!皆さんはご存知でしたか?ジョニー・デップのDiorのコマーシャルです。
こんなカッコイイCM、私見逃していたのかしら? ダメですね。

https://www.youtube.com/watch?v=LnoumTpLMfk

 「シザーハンズ」以来のジョニデファンで、ほとんどの作品を観ています。ジョニー・デップへの好きな気持ちは全く変わりません。男優の中でダントツ1位です。彼のたくさんの作品の中から、自分の好きな作品を選ぶには時間がかかりますので、それはまたの機会にします。

Johnny DeppのPhotoes イッキ載せ!

j10.jpgj2.jpgj1.jpgj2.pngパブリック・エネミーズ1.jpg
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 女優さんも好きな人はいっぱいいるんですが、今一番好きなのは、ナタリー・ポートマンです。けれども、女優さんはその時々で、好きな人が変わっていきます。2位以下はほとんど横並びですね。

 このDiorのCM、ジョニー・デップ、ナタリー・ポートマン、シャーリーズ・セロンそしてクリスティン・ステュワート(シャネル)のを観ていて、やはり美男美女のモデルを起用しているものとは、ぜんぜんインパクトが違うと感じました。それはセリフが違うということだと思います。俳優はその役になりきって、ストーリーを演じますので、印象が強いですよね。また、俳優そのものの存在感や魅力もありますから。
 演じるというより、体当たりで役になりきることが、私達にうったえかけてくるのかな、なんて。また色々な俳優さんがCMに出演してくれることを心待ちにしています。






 

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ドリーム [外国映画]

 わかりやすく興味深い映画だった。1960年頃優秀な黒人女性3人が、人種差別が当然のように行われていたアメリカで、NASAの宇宙開発チームで計算手として働き、多大な貢献をするというストーリーである。


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 メアリー、 キャサリン、 ドロシーの仲良し3人組み

 1961年、東西冷戦下のアメリカとソ連は熾烈な宇宙開発競争を繰り広げていた。ヴァージニア州ハンプトンのNASAラングレー研究所では、優秀な黒人女性たちが計算手として西計算グループで働いていた。


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 幼いころから数学の天才少女と呼ばれていたキャサリン(タラジ・P・ヘンソン)は黒人女性として初のハリソン(ケヴィン・コスナー)率いる宇宙特別研究本部に配属されるが、白人男性ばかりの職場の雰囲気はとげとげしく、そのビルには有色人種用のトイレもなかった。

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 そんな職場の空気の中、家庭を持ち、子供もいるが夫に先立たれたキャサリンは頑張って働いていていた。そして国家の威信をかけたマーキュリー計画に貢献しようと奮闘した。

 1961年4月12日、ソ連はユーリ・ガガーリンを乗せたボストーク1号で史上初の有人宇宙飛行を成功させる。ソ連に先を越されたNASAへの猛烈なプレッシャーのなか、キャサリンはロケットの打ち上げに欠かせない複雑な計算や解析に取り組み、その実力をハリソンに認められ、宇宙特別研究本部で中心的な役割を任される。
 そのときに、ハリソンがキャサリン用のトイレが本部ビルのなかにないことに気づき、斧で「白人専用」と書かれたトイレの看板を、皆の目の前ではずしてくれた。


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  キャサリンの友人の、計算手チームのリーダーだった黒人女性ドロシーは、新たに導入されたIBMのコンピュータを使ったデータ処理の担当に指名され、同じくメアリーは裁判所への請願が実り、白人専用だった学校で技術者養成プログラムを受けるチャンスを得る。


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 3人の子供をひとりで育てていたキャサリンは、教会で出会ったジム・ジョンソン中佐(マハーシャラ・アリ)のプロポーズを受ける。


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 1962年2月20日、宇宙飛行士ジョン・グレンがアメリカ初の地球周回軌道飛行に挑む日。打ち上げ直前に想定外のトラブルが発生し、すでに職務を終えて宇宙特別研究本部を離れていたキャサリンに、コンピュータには任せられない重大な計算が託される……。

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 宇宙飛行士ジョン・グレイン(グレン・パウエル)は黒人女性を差別せず、その働きに礼を言う。それにしても、宇宙飛行士って本当に危ない仕事ですね。その勇気に敬服します。 


NASAで黒人女性がこんなにも活躍していたとは、全く知りませんでした。米国の黒人差別はすごかったんですね。(今もすごい?)キング牧師も人権運動している様子が、ちらと映像で出てきます。黒人の主役のキャサリンことタラジ・P・ヘンソンを初め、ドロシー役のオクタヴィア・スペンサー、メアリー役のジャネール・モネイも上手かったですよ。
 差別の場面は日本人からしたら考えられないことですが、これが当然のようにおこなわれていたんだなとびっくりしました。ドロシーの上司役でキルスティン・ダンストも出ていましたが、にこりともしない役で怖かったです。(-_-;)
 ケヴィン・コスナーは若い時よりは少し恰幅がよくなったものの、落ち着いた正義感の強い上司役がピッタリでした。やはりカッコいですね。(^.^)
 でも世界的な競争に勝とうと思ったら、人種差別している場合ではなく能力主義で行かないと勝てませんね。どの分野でもそうでしょう。
 ストーリーの方は、明るく面白いですよ。暗い一面も、3人の女性の明るさで吹っ飛ぶ感じです。観て楽しいし、色々学ぶところありの作品だと思います。ハリウッドの良さが存分に出ている映画です。

原題:HIDDEN FIGURES  監督:セオドア・メルフィ  出演:タラジ・P・ヘンソン、 
オクダヴィア・スペンサー、 ジャネール・モネイ、 ケヴィン・コスナー、
キルスティン・ダンストetc.
2016年 アメリカ





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プラネタリウム [外国映画]

 このような作品はどう感想を書いたらよいのか難しいですね。端的にいえば、降霊術ショーを開いている美人姉妹に魅せられた映画プロデューサーが、霊というものを映像化しようと、二人を使って映画を撮るというお話です。


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 1930年代。ローラ(ナタリー・ポートマン)とケイト(リリー=ローズ・デップ)のバロウズ姉妹は、各地で死者を呼び寄せる降霊術ショーを開き、話題のアメリカ人の美人スピリチュアリスト姉妹として活躍していた。ショーを仕切る野心家の姉ローラと、純粋で自分の世界に閉じこもりがちな妹ケイト。花の都パリへ向かった二人は、彼女たちの才能に魅せられた映画プロデユーサーのコルベン(エマニュエル・サランジェ)から、世界初となる心霊映画の撮影を持ちかけられる。映画制作に向け動き出す中、姉妹の運命が狂い始める……。


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 ナタリー・ポートマンはやり手の姉らしく、眼鏡をかけてますね。リリー=ローズ・デップの可愛さが、すごい。
 
 ローラ役のナタリー・ポートマンは美しかった。ローラの演出で、観客を舞台に上げ、ショーとして妹に降霊術を披露させ、皆の興味を引き付ける。降霊術を体験した観客は亡くなった家族と会えたと涙を流す。そのスピリチュアリストのケイト役が、かのジョニー・デップの娘、リリー=ローズ・デップ。なんとなくジョニデと似ているような感じだ。お肌が透き通るようで、雰囲気のある美少女である。


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 リリー=ローズ・デップの可愛い美しさが、キラキラ[ぴかぴか(新しい)]。こんなかわいい子、映画界の荒波の中で大丈夫かしら、なんてママのような感情が湧いてきます。


 この二人に目を付けた映画プロデューサーのコルベン(エマニュエル・サランジェ)は自ら降霊術を受ける。そして亡くなった父親に会ったと確信するのであった。彼は早速二人を自宅に住まわせ、映画撮影の準備に入る。リリーは繊細な子で姉と離れたことがなかったので、寂しくなってロケ地まで姉に会いに行く。
 
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 ナタリー、リリー=ローズ、そしてエマニュエル・サランジェ。彼は有名なフランス人俳優だそうです。とてもいい感じの人でした。ソフトで何とも言えない優しさがあるわ。フランス人特有の雰囲気でしょうか。 


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 この写真の顔が、ジョニー・デップにちょっと似ているような気がします。


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 ナタリーの美しさと細さに脱帽。


 ローズは共演者の男優から、コルベンの屋敷に住んでいるが彼とは「同棲なの、それとも同居なの?」と聞かれて「同棲よ」と答える。
 コルベンは映画の中に、ケイトが呼び寄せた「霊」を映像としてとらえようとして、実験しそれを映像に収める。コルベンにはその霊がみえたのだが、試写室で映画会社の部下たちにみせても何も映っていないといわれる。

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 結局コルベンは会社の地位を追われ、フランス国籍をはく奪され、ポーランドへ送り返されてしまう。ユダヤ人であった彼は本当に悲惨な運命をたどることになる。ケイトも病気のため命を落とし、ローズは1人本国のアメリカへ戻るのだった。


 監督のズロトヴスキは、実在したスピリチュアリズムの先駆者“フォックス姉妹”と、フランスの伝説の映画プロデューサー、ベルナール・ナタンをモデルに、この映画を創ったそうだ。けれども実際には姉妹とプロデューサーは会っていないとのこと。すべてはズロトヴスキが創作した作品だ。

 作品中で霊が出て来る場面というのはなく、コルベンの回想の中で父親の映像というのはあるが、スピリチュアリズムに焦点を当てているわけではない。かといって、ローズとコルベンの恋愛が描かれているのでもない。主題の焦点がちょっとよくわからない映画だった。ローズのナタリー・ポートマンとケイトのリリー=ローズ・デップは申し分なく素敵だったが。この作品は評価が難しいと思った。

原題:PLANETARIUM 監督:レベッカ・ズロトヴスキ  出演:ナタリー・ポートマン、
リリー=ローズ・デップ、 エマニュエル・サランジェ、 ルイ・ガレetc.
2016年 フランス/ベルギー




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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ [外国映画]

 飼い主とハイタッチする猫。その野良猫ボブを相棒として、ホームレスで薬物依存症の青年が立ち直っていく物語。実話をもとに創られた映画です。本物の猫のボブがすばらしい演技をしていますよ。


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 ロンドンでプロのミュージシャンを目指していたジェームズ(ルーク・トラッダウェイ)は、夢破れ、家族にも見放されて、今はホームレスとなっていた。


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 ファンからもらった首輪をしているボブ

 ある日、彼のもとに、足にケガをした一匹の野良猫が迷い込んでくる。ジェームズはその猫をボブと名付け、有り金をはたいてボブを獣医にみせて助ける。それ以来、ジェームスとボブはどこに行くにも一緒に行動する。1人でストリートミュージシャンをしていたときは、無視され続けていたが、猫のボブの可愛さが功を奏して、次第にジェームスとボブを取り囲む人々が増え、世間の注目を集めるようになる。


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 ボブとジェームスのハイタッチ


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 ボブは子供たちにも大人気


 ジェームスはもう一つ、薬物依存症という問題を抱えていた。薬物依存から抜け出すために、公的な機関の手助けを受けるが、なかなかうまくいかない。しかし、同じ薬物中毒の仲間がある日、過剰摂取で亡くなってしまう。それをきっかけに、彼は薬物依存からの脱出を図るのだった。

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 薬物を断ち切るには、禁断症状と闘わなければならない。ベッドの上でのたうち回るジェームスを
じっと見守るボブ。猫という動物は、人間が苦しんでいるときは、必ずそばにいてくれる。決して人を見捨てるようなことはしないのだ。そしてジェームスはようやく薬物と手を切ることができた。

 それからはマスコミにとりあげられ、その半生を本にして出版し、上向きの人生をおくることになった。同じアパートに住む女性と友達になり、敬遠されていた父親とも再び関係が良くなっていく。

 この映画の主役は誰だろうか。ジェームスなのか、ボブなのか。私は猫好きなので、ボブにばかり目が行っていた。猫の果たした役割は本当に大きいものだと思う。猫と言葉で話すことはできないが、目と目やその鳴き声で通じ合える。人を傷つけることもなく人と寄り添ってくれる猫という生き物が、私は好きでたまらない。

原題:A STREET CAT NAMED BOB 監督:ロジャー・スポティスウッド
出演:ルーク・トレッダウェイ、 ルタ・ゲドミンタス、 ジョアンヌ・フロガット、
アンソニー・ヘッドetc.
2016年 イギリス


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静かなる情熱 エミリ・ディキンスン [外国映画]

 エミリ・ディキンスンという詩人の名を聞いたことがあるだろうか。私は名前だけは知っていたのだが、どんな人物かそして作品がどんなものなのかも知らなかった。しかしこの作品を観て、ストーリーのあいだに、はさみ込まれるエミリ・ディキンスンの詩の朗読を聞いているうちに、心の中に感動が広がってきた。


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 19世紀半ば、北米マサチューセッツの小さな町アマスト。白いドレスに身を包み、緑豊かな屋敷にこもる一人の女性がいた。彼女の名前はエミリ・ディキンスン(シンシア・ニクソン)。


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 マサチューセッツ州のアメリカで最初の女子大、マウント・ホリヨーク女子専門学校に通っていたエミリ・ディキンスンは、学校の福音主義的教えを無条件に受け入れることができず、やがて同校を退学し、アマストの自宅へと戻る。そこで両親や兄オースティン(ダンカン・デフ)、妹ヴィニー(ジェニファー・イーリー)らと過ごしながら詩作の日々を送る。


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 そんな中、父の口添えで地元の新聞に初めて自身の詩が掲載されるも、編集長から“女には不朽の名作は書けない”と辛辣な言葉を浴びるエミリだった。
 やがて彼女は、妹のヴィニーに資産家の娘、ヴライリング・バッファム(キャサリン・ベイリー)を紹介される。バッファムは快活でユーモアをまじえながら何事も本音で語る進歩的な女性だった。
エミリは彼女に影響されていく。


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 ハーバード大学に通っていた兄のオースティン(ダンカン・ダフ)が、父と一緒に弁護士の仕事をすることになる。兄は嫁のスーザン(ジョディ・メイ)と一緒に隣に住むことになり、一家を喜ばせる。エミリにとって、生家以外のすばらしい場所は考えられなかった。
 時代は南北戦争のときで、兄も戦争に行きたいという意思をもっていたが、父が参戦を禁じたので、意思に反して自宅にとどまった。


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 エミリ・ディキンスンとワズワース牧師

 彼女が唯一心を動かされた男性はワズワース牧師で、彼の説教に感動したエミリは、彼とその妻をお茶に招待する。そして牧師と自宅の庭を散歩しながら自作の詩を渡す。牧師から賞賛の言葉をもらったエミリは、自分の作品が後世に残ってほしいと本心を語るのだった。


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 親友のバッファムが結婚し遠くへ行き、牧師のワズワースもサンフランシスコへ旅立っていった。さらに父親が亡くなり、エミリはそのショックゆえに心を閉ざすようになり、白い服を着て自宅の部屋に閉じこもる。当時は黒い服が喪服だったが、白い服はエミリなりの喪服だったそうだ。

 エミリの詩を掲載した新聞社のボウルズが自宅に来た時、エミリは自分の詩に手を加えたことを激しく非難する。その腹いせにボウルズは新聞に、女性の書き手に対する彼の批判的な文章を掲載する。

 一方エミリの詩を称賛する若い美青年のエモンズが訪問するが、「彼の美貌に私は釣り合わない」とエミリは考え、部屋からは出ようとしなかった。

 エミリの最後は、ブライト病という不治の病にかかり、全身のけいれんに苦しむ。そして病状が悪化して、55歳で家族に見守られながら遂に帰らぬ人となったのだった。


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エミリ・ディキンソンの肖像

 エミリ・ディキンスンは、生前わずか10篇の詩を発表したのみで評価されることはほぼなかったが、死後、彼女の部屋の引き出しから約1800篇の詩が発見され、その繊細な感性と深い思索から生まれた詩は各方面に多大な影響を与えた。日本では武満徹が詩に着想をえて「そしてそれが風であることを知った」を作曲し、サイモン&ガーファンクルは彼女にまつわる歌「エミリー、エミリー」「夢の中の世界」をアルバムに収めた。そしてターシャ・テューダーはエミリの詩集「まぶしい庭へ」で挿絵を手がけた。

 この作品は彼女の本当の生家で撮影された。こんなに狭い一角で暮らすことがディキンスンにとっては幸せだったんだなと感慨深かった。生活範囲が狭いだけ、内面に深く入り込むことができたのだろうか。ディキンスンは「詩を作るのは私の日常。それは救いのない者への唯一の救いなの」といっている。

 どちらかというと地味な映画だと思うが、主演のシンシア・ニクソンの演技力、そしてベテランの俳優たちが周りを固め、125分を全く退屈せずにみせてくれた。佳作である。

 最後に「まぶしい庭へ」という詩集(ターシャ・テューダー絵)から私の好きな詩を一篇、書き留めておこうと思う。

          月は 金のあごだった、
          一日、二日まえには。
          いま 月は 完全な顔を
          下界に 向けている。

          ひたいには たっぷりと金髪、
          頬は エメラルドの色、
          視線を 夏の夜露に落としている。
          わたしの いちばん好きな 月のすがた。

          By Emily Dickinson


原作:A QUIET PASSION 監督:テレンス・ディヴィス 出演:シンシア・ニクソン、 
ジェニファー・イーリー、 キース・キャラダイン、 ダンカン・デフetc.
2016年 イギリス/ベルギー    
2016年度ゲント国際映画祭グランプリ受賞作品(ベルギー)



まぶしい庭へ

まぶしい庭へ

  • 作者: エミリー・ディキンスン
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
  • 発売日: 2014/07/04
  • メディア: 単行本



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パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊 [外国映画]

 ついに行って来ました!ジョニー・デップ、やはりカッコいいです。年齢をあまり感じさせませんでした。おなじみのキャストに加えて、若者が二人大活躍します。それにしても、ハビエル・バルデムのメイクがかなり怖かったです!いつものことながら、芸達者ですね。


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 この作品も第5弾となったんですね。すべてを観たわけではないので、どうもストーリーが把握しきれないところがあります。とりあえず、スト-リーは以下の通りです。


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 かつてジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)にハメられ、海の地獄“魔の三角海域”に幽閉されていた“海の死神”サラザール(ハビエル。バルデム)が解き放たれ、残忍な手下を率いて海賊の絶滅とジャックへの復讐へと動き出す。そんなサラザールの脅威からジャックが逃れる唯一の道は、どんな呪いも解くことができる“ポセイドンの槍”を手に入れること。


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一方、かつてジャックと冒険を共にしたウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)の息子ヘンリー(ブレントン・スウィイツ)もまた、呪いをかけられた父を助けるために“ポセイドンの槍”を探していた。すると彼の前に、“槍”の謎を解く鍵を握る天文学者カリーナ(カヤ・スコデラーリオ)が現われる。ジャックはそんな2人と合流し、3人で“ポセイドンの槍”を求めて危険な航海へと繰り出すのだったが…。


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 今回はオーランド・ブルームとキーラ・ナイトレイは最後の最後にチラと出て来るだけだ。そのかわりに、彼の息子ヘンリー・ターナー役として、ブレントン・スウェイツが登場。そしてキーラ・ナイトレイの役どころは、新しい女優カヤ・スコアラーリオが天文学者カリーナ・ターナーとして登場し、大活躍する。


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 もちろんジャック・スパロウことジョニー・デップもかなりのアクションを披露。あの何ともいえないおとぼけ感、飄々とした感じがやはりいいと思った。


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 それから、“アン王女の復讐号”の船長バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)も絡んできてすごい戦いになる。ジェフリー・ラッシュは今回重要な役どころを演じる。

 海の死神”サラザールことハビエル。バルデムの迫力はやはりすごかった。強くて怖い死神だ。一体だれが勝つのか、よくわからない展開だった。

 それにしても、海の中の戦いのCG映像は凄いものがあった。「十戒」という映画をご存じだろうか、海が割れる聖書のおはなし。それと同じように海が割れ、ジャック・スパロウ、サラザール、バルボッサの三つ巴の戦いが繰り広げられるのだ。それが迫力があったしドキドキして面白かったのだ。海の中の様子も、皆が追い求める“ポセイドンの槍”も美しかった。

 最後誰が勝つかはもうお分かりとは思うが、これで終わりかと思いきや、エンドロールの最後の場面で続きを思わせる映像が流れた。またジャック・スパロウに会えるのを楽しみにしていよう。


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原題:PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MEN TELL NO TALES
監督:ヨハイム・ローニング、 エスペン・サンドベリ  製作総指揮:ジェリー・ブラッカイマー 出演:ジョニー・デップ、ハビエル・バルデム、ブレントン・スウィイツ、 カヤ・スコデラーリオ、
ジェフリー・ラッシュ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイetc.
2017年 アメリカ

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メッセージ [外国映画]

 SF映画なのだが、とても印象的な作品で、観終わった後心に残る映画だと思う。エイミー・アダムスがルイーズという言語学者として宇宙人とのやりとりに奔走する。


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 言語学者のルイーズ・バンクス(エイミー・アダムス)は湖畔の家に独りで住み、今はいない娘ハンナとの何気ない日常を時おり思い出す。ある日、地球各地に大きな宇宙船のような物体が出現する。


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 ルイーズは、宇宙船から発せられる音や波動から彼らの言語を解明し、何らかの手段でこちらのメッセージを彼らに伝えるよう、国家から協力を要請される。スタッフのなかには、物理学の見地から取り組むよう招集されたイアン(ジェレミー・レナー)もいた。ウェバー大佐(フォレスト・ウィテカー)に急かされながら、スタッフは少しずつ相手との距離を縮めていく。ルイーズは忙しくなるほど、ハンナの思い出が色濃く蘇る。


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 しびれを切らした中国は核攻撃をしようとしていた。ルイーズは自分を指して「人類」というところからコミュニケートの端緒を掴む。彼らにはタコの足に似たものがあったため、彼らをヘプタポッドと呼ぶようにした。彼らはその先端から図形を吐き出す。刻々と変化する図形の規則性を見出すと、それらをコンピュータに打ち込んで会話ができるようになる。ルイーズとイアンはそれらの2体の宇宙人を、アボットとコステロと名付ける。


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 政府や軍はヘプタポッドが地球を攻めようとしているのではと相変わらず疑っていたが、そんなとき、ヘプタポッドの時間の概念は自分たちと大きく違っていることに気付く。彼らはアインシュタインの相対性理論の進化形の如く、驚くべき真実をルイーズたちに伝える。それは、3000年後の地球も現在と同じ座標軸にあるというものだった。


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 ルイーズは彼らの言語を研究し理解するにつれ、自分の人生における経年も今までの時間軸の概念を超越したものになることを知る。ルイーズは彼らからの影響に混乱するが、過去が未来にやってくることが分かっても、愛することをやめないと確信する。ついに最終決断を下した中国の行動を止めるため、ルイーズはイアンを使って思い切った賭けに出る。彼女の行動は、地球を、そして彼女自身を救うことができるのか?

 ストーリーがわかっても、理解できないところが多いと思うが、これは他生物への愛、親子の愛、そして夫婦の愛の物語である。前半はエイリアンが何者かわからないので、観客も不安感に包まれる。そして軍隊の出動の中、緊急事態の慌ただしく少し怖い感じが迫ってくる。しかし後半はアッという展開になり、面白い場面が次々に表れ感動に包まれる。異色のSFだが、とても質のいい作品だと思った。

原題:ARRIVAL  監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ  出演:エイミー・アダムス、
ジェレミー・レナー、 フォレスト・ウィテカー、 、マイケル・スタールバーグ
2016年 アメリカ
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メットガラ ドレスをまとった美術館 [外国映画]

 あの「プラダを着た悪魔」のモデルとなったVOGUE編集長アナ・ウィンターが、ニューヨークのメトロポリタン美術館で開いたファッションイベント”メットガラ”の舞台裏を描いたドキュメンタリーです。
 アナ・ウィンターはメトロポリタンの理事も務めているそうです。そしてメットの服飾部門の資金集めに始めたのがメットガラと呼ばれるレセプションであり壮大なパーティーです。毎年5月の第1月曜日に開かれます。


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 メトロポリタン美術館とアナ・ウィンター(いつもスタバのコーヒーを飲んでます。)
 
 2015年5月2日、NYメトロポリタン美術館(MET)。伝説のファッション・イベント“メットガラ”が華やかに幕を開けた。2015年のテーマは「China: Through the Looking Glass」(鏡の中の中国)。中国の服飾や陶器だけでなく、欧米のそうそうたるデザイナーが中国のアートに刺激を受けてデザインしたドレスも展示される。フランスの一流メゾンの鮮やかなオートクチュールの数々、豪華セレブリティがレッドカーペットを彩るガラパーティー……。企画展示を担当した革新的キュレーターのアンドリュー・ボルトンと、主催者である“プラダを着た悪魔”ことVOGUE編集長アナ・ウィンターにカメラが密着。ゴージャスな一夜を生み出すまでの8か月を追う。


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 メットの大階段と カップルで登場のジョージクルーニー


 いやはや、こんなにゴージャスなパーティーは観たことがない。セレブたちのドレスは全てオートクチュールがお金をだしている。しかもこのパーティーの席料は1人当たり25000ドル(約285万円)で600席が瞬時に満席になるのだそうだ。この収益金は、メットの服飾部門の1年間の活動資金に充てられるとのこと。
 
 たくさんのスターやセレブやオートクチュールデザイナーが次々登場する中、最も目を引いたのは若きポップスター、リアーナだった。彼女のドレスは中国人デザイナーのグオ・ペイが担当したものだ。

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 日本のCMで有名なジャスティン・ビーバーも参加していたが、終始テンションが高く同行の友人とふざけていた。

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 この壮大な展覧会の準備に奔走するのは、メット服飾部門の革新的キュレーター、アンドリュー・ボルトンである。とても感じのいい人だった。

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 ドレスの展示に余念がないアンドリュー・ボルトン 


 そして服飾部門の裏方の人達は、有名やブランドデザイナーから借りた服を慎重に扱い、それらのほころびを修復し、シワをのばしていた。非常に念の入った神経を使う作業だろう。

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 アナ・ウィンターが、ギャラのための、パーティーの席順を決めるのに苦慮しているところと、彼女の私宅での様子。やはりどこにいても忙しさに変わりはないようだ。アナいわく、こういう企画を成功させるには「アートと商業的な才能がどちらも必要」とのこと。

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 その他、ウォン・カーウァイを芸術監督に迎え、デザイナーたちに影響を与えた映画を会場で上映した。キュレーターのボルトンいわく、ウォンは他の人とは思考のプロセスが全く違う、詩人のような人物で、準備中は彼の詩のような言葉を理解する喜びを味わったとのことだった。

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 展示の一部。このほか、陶器でできたドレスなど面白いものがたくさんあった。

 この映画の中で議論されていたのは、「ファッション」はアートなのかどうかということ。そして美術館に飾られるべきなのかというのが最大の論点だった。
 シャネルのカール・ラガーフェルドは、ファッションはあくまでも顧客のもので、自分たちは服を作る職人に過ぎないとのこと。ディオールのジョン・ガリアーノにしても、ジャン・ポール・ゴルチエにしても、服は美しいものではあるがアートがどうかはわからないと言っていた。
 しかし、アンドリュー・ボルトンはファッションはアートの一つと信じていると断言していた。ファッションは私たちの価値観、先入観、限界に挑戦してくれるものだと。

 まぁそういう難しい議論はさておき、映画としては日常を離れた世界をたっぷり楽しめる映像が満載だ。ただストーリー的には、登場人物の仕事の大変さと神経の使い様はわかるが、人間的な内面には迫ってはいなかった。だから心に響くものがあるわけではない。そのことを承知で、非日常的な世界の舞台裏を見たい人や、ファッションというものに、興味のある人は楽しめる作品だと思う。
 
 この映画を観ていて、なんで中国なんだろう!と思っていたところ、2017年5月にはメットでコム・デ・ギャルソン展が催されたようです。すごいですね、川久保玲さん。
 
https://www.vogue.co.jp/lifestyle/culture/2017-05-03-cdg/related/2
 コム・デ・ギャルソン展

原題:THE FIRST MONDAY IN MAY  監督:アンドリュー・リコッシ
2016年 アメリカ


 

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ジャッキー/ファーストレディー最後の使命 [外国映画]

 1963年のあの伝説的な事件を、ジャクリーン・ケネディ元大統領夫人に焦点を当てて描いた作品です。何度となく繰り返され放映されたケネディ大統領暗殺のフィルム。そして犯人オズワルト逮捕後も、その当人が連行される途中に射殺されてしまったという、謎が謎を呼ぶ事件でした。真相は今もって藪の中です。

 その劇的な事件のヒロインであるジャクリーン・ケネディ元大統領夫人をナタリー・ポートマンが演じています。彼女の一人芝居という感じの作品で、演技が秀逸でした。
 ジャクリーン・ケネディは24歳でJ.F.ケネディと結婚し、31歳で夫と共にホワイトハウスに入り、34歳で未亡人となったのだそうです。その起伏の多い人生のなかでも、最も緊張感のある4日間を描いています。


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 ジャッキーの愛称で親しまれていたジャクリーン・ケネディ(ナタリー・ポートマン)は、夫ジョン・F・ケネディ大統領のテキサス州遊説に同行。1963 年 11 月 22 日、ダラスでのパレード中、隣りに座っていた夫が狙撃され、帰らぬ人となってしまう。


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 目の前で最愛の人を亡くした彼女には悲しむ間もなく、葬儀の準備、代わりに大統領となる副大統領の就任式への立ち会い、ホワイトハウスからの立ち退きなど、やらなければならないことが山のようにあった。この就任式で、ジャッキーは血だらけの服を着ているのだが、これは彼女の心を象徴的に表したもので、実際にこんなむごいことが行われたとは思えない。


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 さらに、事態を理解できない幼い子供たちにどう接したらいいか悩み、犯人に怒り、様々な感情が入り乱れるジャクリーン。とりわけ、事件直後から夫J.Fケネディーが過去の人として扱われることに憤り、夫が築いたものを単なる過去にはさせまいと決意する。そしてみんなが危険だからと止めるのも聞かず、子供たちの姿を民衆にみせ、自分は国葬の葬列に加わり教会まで棺とともに歩いていくと決心するのだった。


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 これほど毅然として誇り高い女性がいただろうか。普通の人なら気絶してもおかしくないような事態に、夫ジョン・F・ケネディを守るため最後まで戦ったのが、ジャクリーンだったのだと理解できた。それを巧みに表現したナタリー・ポートマンが本当にすばらしかったと思う。


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 ジャクリーンはのちに海運王オナシスと再婚するものの、オナシス亡き後は出版社に入社し、編集者として働きました。そして1994年に享年64歳で死去。”永遠の炎”が灯されたケネディのお墓の隣に埋葬されたのだそうです。映画になるほど数奇な運命を精一杯生きた女性だったのだなと感動しました。

 そして、ナタリー・ポートマンがとてもすばらしい女優さんに成長したのを目の当たりにして、嬉しく思いました。今後も大いに活躍してくれることが想像に難くないです。

原題:JACKIE 監督:パブロ・ラライン 制作:ダーレン・アロノフスキー 
出演:ナタリー・ポートマン、 ピーター・サースガード、 ビリー・クラダップ、 
ジョン・ハートetc.
2016年 アメリカ/チリ/フランス




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