So-net無料ブログ作成
外国映画 ブログトップ
前の10件 | -

さよなら、僕のマンハッタン(The Only Living Boy in New York) [外国映画]

 ある青年が色々な人と出会い、様々なことを経験し、そして大人たちの愛情を感じることによって、青春の迷いから抜け出していくというストーリーです。いい映画でした。「(500)日のサマー」でジョセフ・ゴードン=レビット(今回は出演していません)を見出した、マーク・ウェブ監督作品です。サイモン&ガーファンクルの「ニューヨークの少年(The Only Living Boy in New York)」をはじめ、色々な名曲が作品中に流れます。


ま10.jpg


 5代目ジェームズ・ボンドのピアーズ・ブロスナン、 ジェフ・ブリッジス、 ケイト・ベッキンセイル、 シンシア・ニクソン(「エミリ・ディキンスン」主演)というそうそうたるベテラン俳優が出演しています。彼らの演技を観るだけでも面白いです。

 主演はカラム・ターナー、「アサシン・クリード」に出演した英国人の若手俳優です。主人公のトーマスはかなり繊細な青年で、大学卒業後、なかなか自分の進む道が見つからず思い悩む。まさに誰もが歩んできた青春の1ページを振り返ることができるかもしれません。この年代の青年の、頼りなさや揺れ動く心を、カラム ・ターナーは等身大で演じていたのかと思うくらい、役に合っていると感じました。


ま11.jpg


 大学を卒業して、大きくて快適な実家からアパートに移ったトーマスは、隣室に越してきた、初老のちょっと変わった、W・F・ジェラルドと名乗る不思議な男性(ジェフ・ブリッジス)と親しくなり、自分が困ったとき、アドバイスを受けるようになる。


m2.jpg
 カラム・ターナーとジェフ・ブリッジス

 ある日トーマスは、ガールフレンド(カーシー・クレモンズ)と出かけたレストランで、父親のイーサン(ピアーズ・ブロスナン)が美人の女性(ケイト・ベッキンセイル)と逢引しているのを見かける。そして、隣人のジェラルドの言葉に従って、父の愛人ジョハンナに近づく。


ま1.jpg
 ケイト・ベッキンセイルとカラム・ターナー
 
 その後、トーマスはジョハンナの大人の魅力にハマっていくのだった。

ま5.jpg

 彼には年相応のガールフレンド、ミミ(カーシー・クレモンズ)がいたが、彼女は別に付き合っている男性がいて、なかなか思うようにならない。


ま8.jpg


 こんな風に何をやっても上手くいかない時って、若い時は結構ありましたよね。トーマスの場合、母親(シンシア・ニクソン)が精神が不安定なんです。とてもきれいな人なんですけど。その理由は、最後になって明かされ、そうだったのかと思います。


ま6.jpg
 シンシア・ニクソンとカーシー・クレモンズ 

 私はやはりピアーズ・ブロスナンが気になりました。かのジェームス・ボンドがどんな風になっているのか。確かに顔にしわが増えましたが、父親役もよかったです。年齢を重ねても、魅力的でした。


ま3.jpg
 ピアーズ・ブロスナンとカラム・ターナー(ロケ地:グランドセントラル・オイスターバー&レストラン) 

 トーマスを巡って、ジェラルド(ジェフ・ブリッジス)と父親イーサン(ピアーズ・ブロスナン)が彼に注いでくれる愛情が、トーマスの窮地を救います。そこがとても感動的でした。

 観終わった後、暖かい印象が残る作品でした。時が解決してくれることってあるし、人間自分の気持ちに正直に生きるのが一番なのだと思いました。

 音楽がとてもすばらしいです。サイモン&ガーファンクルをはじめ、ボブ・ディラン「ジョアンナのヴィジョン」、ルー・リード「Perfect Day」、ビル・エヴァンス「Peace Piece」、ザ・ヘッド・アンド・ザ・ハート「All We Ever Knew」etc.

 多分もう上映しているところはないかもしれませんが、DVDでご覧になったら楽しめると思います。

原題:The Only Living Boy in New York 監督:マーク・ウェブ 出演:カラム・ターナー、
ジェフ・ブリッジス、 ピアーズ・ブロスナン、 ケイト・ベッキンセイル、 
シンシア・ニクソン、 カーシー・クレモンズetc.
2017年 アメリカ

nice!(2)  コメント(1) 
共通テーマ:映画

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス [外国映画]

 サリー・ホーキンスは今までも、色々な映画の脇役として、上手い役者さんだと思っていましたが、それほど魅力を感じたことはなかったんです。けれども「シェイプ・オブ・ウォーター」を観て、これはすごい人だと改めて思い、また女性としても素敵だと気付きました。


しあわせ1.jpg


 「しあわせの絵の具」はカナダでもっとも愛されたフォークアート画家モード・ルイスの夫婦愛の物語をサリー・ホーキンスとイーサン・ホークの共演で映画化した作品。
 リウマチのために手足が不自由で孤独な人生を送っていたモード(サリー・ホーキンス)が、粗野で無愛想な男性エベレット(イーサン・ホーク)と出会い、絵を描くことで二人して幸せな夫婦生活を築いていく様子が描かれる。


しあわせ3.jpg
 イーサン・ホーク(ちょっと顔がコワイ?)とサリー・ホーキンス


 カナダ東部のノバスコシア州。子供のころから重度のリウマチで手足が不自由だったモード・ルイスは、叔母と暮らしていたが、家の中が汚れるという理由で、叔母から絵を描くことを禁じられる。そのことがモードに独り立ちすることを決心させる。そして彼女はある店で家政婦募集のビラを目にし、住み込みで働く決心をする。


しあわせ5.jpg

 
 募集先の家へ行ってみると、そこは町はずれの小さな家で、独り暮らしのエベレット(イーサン・ホーク)が住んでいた。孤児院育ちで無骨な彼は、やさしい言葉ひとつかけないが、モードはようやく叔母の束縛から逃れられたので、ここで働くことを決心する。そして家事の合間に、家の中に絵を描き始める。


しあわせ2.jpg


 紆余曲折はあったものの、エベレットもモードの優しさに段々惹かれていき、二人は結婚式をあげるのだった。


しあわせ4.jpg


 エベレットは魚の行商を営んでいたが、ある日顧客のサンドラ(カリ・マチェット)という女性が、頼んでいた魚が届かないとクレームを言いにモードとエベレットの家を訪ねてくる。サンドラは美術関係の仕事をしている人だった。そこで彼女はモードが家中に描いた絵を観て、彼女の才能を見出し絵の制作を依頼するのだった。


しあわせ6.jpg
 モード・ルイスご本人と二人の家


 そしてモードの絵は少しづつ売れ始めるが、二人は小さな家に住み続けた。そのころにはエベレットが家事をするようになる。こうして二人は夫婦仲良くつつましく暮らしていくのだった。

 モードは全く正規の美術教育を受けたこともなく絵の描き方を学んだこともなかった。作風は素朴で、彼女が愛した土地の風景、動物、植物が描かれている。住んでいた家全体が、モードの作品で、扉、雨戸、壁、外壁、ティーポットなどに描かれた絵がすばらしい。作品や二人の家は、現在はノバスコシア美術館に展示されているとのことだ。次の2枚は彼女の作品。

しあわせ7.jpg

しあわせ8.jpg

 最後にモードとエベレットの実写フィルムがほんの少し見られるが、二人とも笑顔で楽しそうに家の中にいた。

 モード・ルイスは不幸な人生を歩みながらも、心の美しさ、優しさを失わなかった人なのだと思う。そしてそれが主人のエベレットも幸福にしていったのだ。二人とも世間的には貧しい暮らしながら、夫婦として仲良く幸せに暮らした。愛情こそが、最も大事なものだということ教えられた気がした。

 サリー・ホーキンスとイーサン・ホークという名優二人によっていい作品ができあがったとおもう。本物のモード・ルイスの映像を観たとき、サリーの演じたモードとあまりにも似ていたので驚いた。やはりサリー・ホーキンスの演技は職人芸といってもいいようなものだと思いました。すごい女優さんです。これからは彼女の過去の作品を観てみたいと思っています。


しあわせ9.jpg
 ノバスコシア美術館に展示されているモードとエベレットの家


原題:MAUDIE  監督:アシュリング・ウォルシュ  出演:サリー・ホーキンス、 
イーサン・ホーク、 カリ・マチェット、 ガブリエル・ローズ
2016年 カナダ・アイルランド




nice!(27)  コメント(34) 
共通テーマ:映画

空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎 [外国映画]

 この映画の原題は、「妖猫傳」(LEGEND OF THE DEMON CAT)です。空海と白楽天と楊貴妃の物語ですが、そこに黒い猫が絡んできます。CGで作った猫なんですが、怖いんですよ。魔の猫なんです。なぜ猫が魔物になってしまったのか、それも楊貴妃の死の謎と大いに関係があるのです。


k5.jpg


 7世紀の唐の都・長安。そこは活気にあふれ、人々は生き生きと生活していた。そこに、遣唐使として日本から苦難の船旅を経てやってきた、若き日の空海(染谷将太)がいた。彼は密教の教えを全て会得しようとしていた。そんなおり、彼は白楽天(ホアン・シュアン)と出会う。そして彼らは時の権力者が次々と何者かに殺されるという事件に遭遇し、そのなぞ解きに乗り出すのだった。


k3.jpg
  白楽天(ホアン・シュアン)と空海(染谷将太)


 二人が調べを進めると、黒い妖猫に出会う。そしてその猫は、かつて玄宗皇帝(チャン・ルーイー)の寵愛を一身に受けた絶世の美女・楊貴妃(チャン・ロンロン)と関係があることがわかってくる。
 

k4.jpg
 楊貴妃(チャン・ロンロン) 美しいですね。


 昔、玄宗皇帝は楊貴妃のために、豪華絢爛な宴を催した。そこには色々な要人が招待され、その中に楊貴妃を恋い慕う阿倍仲麻呂(阿部寛)の姿があった。そして幾多の芸人が様々な踊りや芸や妖術を披露するのだった。
 

k2.jpg
 阿倍仲麻呂(阿部寛) 映画の中では、阿倍仲麻呂が楊貴妃に恋をしたため、日本に帰れなくなったということになっています。
 

 妖術によって、その宴の幻影を観た空海と白楽天は、その屋敷跡を訪ねるが、そこは廃墟と化していた。


k1.jpg


 さて、楊貴妃はなぜ死んだのか。そして、その死の真相はいかに……。

 とにかく唐の都長安のセットがすごかったです。セットからセットへは車でないと移動できないほどだったそう。それから、中国人俳優さん達の踊りや曲芸は目を見張るほどでした。

 でも、演技はやはり日本人俳優がすばらしかったように思います。白楽天は大詩人なのだから、いくら若くても詩人らしい陰があったらなと思いました。特に染谷将太の空海がよかったです。この人は若いけれども今までに色々な賞を取っているのですね。私はあまり若者の映画を観ないので、今まで知りませんでした。これからは日本映画の若い俳優さんにも注目していきたいです。

 それから、阿部寛、火野正平、松坂慶子もベテランらしく、いい味を出していました。

 ファンタジーとしては大成功でしょうね。なかなか面白い映画でした。VFXもすばらしかったです。スクリーンで観るのが楽しいと思います。


原題:妖猫傳(LEGEND OF THE DEMON CAT) 監督:チェン・カイコー「さらば、わが愛/覇王別姫」  原作:夢枕獏「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」
VFXスーパーバイザー:石井教雄

出演:染谷将太、 ホアン・シュアン、 チャン・ロンロン、 日野正平、 松坂慶子、 阿部寛
チャン・ルーイーetc.
2018年 日本/中国



nice!(17)  コメント(21) 
共通テーマ:映画

シェイプ・オブ・ウォーター [外国映画]

 久々の映画は「シェイプ・オブ・ウォーター」、ギレルモ・デル・トロ監督です。第90回アカデミー賞監督賞と作品賞のダブル受賞はすごいですね。快挙です!これに先立ち、ベネチア国際映画祭でも金獅子賞を受賞しています。


s7.jpg


 政府の極秘研究所で掃除婦をしているイライザ(サリー・ホーキンス)は、ある日掃除をしているときに、水槽に居たアマゾンの奥地から運ばれた“クリーチャー”(半魚人)に出会う。言葉を話せないイライザは、一目で気に入ったクリーチャーに食料を運んだり、音楽をきかせたりしているうちに心が通じ合う。しかし、冷酷な軍人ストリックランド(マイケル・シャノン)は容赦なく“彼”を虐待し、果ては生体解剖を提案する。一方で、背後では熾烈な宇宙開発競争でアメリカと争うソ連がのスパイが動く。イライザは無謀にも“彼”を救出すると心に決めるのだが……。


s1.jpg
 イライザ(サリー・ホーキンス)とゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)

 口のきけないイライザは、お隣のゲイで売れない画家ジャイルズ(リチャード・ジェンキンス)と親しくしている。一方黒人の同僚ゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)もイライザの通訳係のような存在で、いつも上司にイライザの手話を翻訳して伝えるのだ。この3人の演技の上手さは小気味よいぐらいだった。オクタヴィア・スペンサーは「ドリーム」にも出演してましたね。


s3.jpg


 さて、イライザはなぜ、プールのふちにゆで卵をたくさん並べているのでしょうか。それはグロテスクともいえるクリーチャーを気に入ってしまったから、彼に食べ物をあげているのだ。というのもクリーチャーはかなり知性があり、彼女の言いたいことや「卵」という言葉も理解する。彼女は話せない人間なので、クリーチャーと心と心で通じ合ったのである。


s4.jpg


 デル・トロは小さいころ「大アマゾンの半魚人」(54)をみて、映画はもとより、奇怪でユーモラスなギルマン(半魚人)の形姿をとても気に入ったそうだ。それがこの映画に生かされたのだろろうと評論家は分析している。

 この作品の原題は「水の形態」(THE SHAPE OF WATER)で、この映画のすばらしい魅力もいくつかの水中撮影シーンだと思う。クリーチャーを助け出し、自宅の浴槽にかくまうイライザは、ますます"彼"に心惹かれていく。そして浴槽のある部屋全体を、ドアの下の隙間にタオルをギューギュー詰めにして水で満たし、彼(クリーチャー)とに抱き合うシーンは幻想的でとても美しい。


s2.jpg
   ストリックランドとイライザとゼルダ 


 だが、残忍きわまりない狂気に満ちた軍人ストリックランド(マイケル・シャノン)がとうとうイライザの家を突き止め、捜しに来る。この男はこの時代の典型的は中産階級で、家には美人の奥さんとかわいい子供たちがいる。それにキャデラックに乗っている。(彼がキャデラックを買いに行く場面は、すばらしいレトロなキャデラックがたくさん観られる)それなのに、自分の出世のためには人間や生き物を痛めつけても何とも思わない男なのだ。まるでナチの将校のようである。

 ストリックランドはイライザとジャイルズがクリーチャーを海に逃がしにいったことに感づいて後を追い、あげくの果てに海までやってくる。愛し合うイライザとクリーチャーの運命は……。


s6.jpg


 サリー・ホーキンス(42歳)の演技の上手さとヌードの美しさに驚いた。かなりの年をとっても、役柄によりこうして自分の裸体をさらすのが女優なんだなと思った。スタイルを維持するのは、並大抵の努力ではできないことだ。彼女にアカデミー賞主演女優賞をあげたかった。

 デル・トロの描くファンタジーはいつも残酷さがつきものだ。(「パンズラビリンス」しかり)この「悪」の存在ゆえに、良きもの美しい心がとても際立って、観客の心を虜にするのではないかと思った。やはり観る価値のある作品ではないだろうか。

原題:THE SHAPE OF WATER 監督:ギレルモ・デル・トロ 出演:サリー・ホーキンス
マイケル・シャノン、 リチャード・ジェンキンス、 オクタヴィア・スペンサー、
ダグ・ジョーンズ(クリーチャー)
2017年 アメリカ






nice!(26)  コメント(38) 
共通テーマ:映画

ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男 [外国映画]

 ドリス・ヴァン・ノッテンの存在やファッションは全く知らなかったのですが、予告編を観て、いっぺんに好きになり、映画館へ行きました。広告を一切出さず、自己資金だけで活動する孤高のファッション・デザイナー“ドリス・ヴァン・ノッテン”のドキュメンタリーです。


ド1.jpg
 このポスターの下の写真は、世界中に特注した生地のサンプルが、整然と並べられたアトリエ。

 2014年9月にパリのグラン・パレで開催された“2015春夏レディース・コレクション”の舞台裏から、2016年1月に念願のオペラ座で行われた“2016/17秋冬メンズ・コレクション”までの1年間に密着したフィルムで、とてもシンプルに彼の仕事ぶりや、何人かの業界関係者のインタビュー、自宅での生活などが描かれている。よくある裏舞台のスキャンダラスなところはまったくなし。


do3.jpgド2.jpg
 右がドリス・ヴァン・ノッテンです。左はモデル。

 オバマ前大統領夫人、ニコール・キッドマン、そしてアイリス・アプフェルなどのセレブリティをはじめ、世界中で愛される彼の服の魅力をその仕事の過程などから明らかしていく。
 彼のデザインを生み出していくインスピレーションの源は、自宅で手入れしている花々を愛で、自家栽培の野菜で料理することである。完全にリラックスして、パートナーでかつ会社のブレーンでもあるパトリック・ファンヘルーヴァ(男性)と過ごす時間なのだ。


ド3.jpgdo5.jpg


 その確かな才能はもちろんことだが、彼の人柄がすばらしく、スタッフにとても優しい感じだった。そして広告は一切せず、自己資金だけで活動し、手軽な小物やアクセサリーはいっさいつくらない。洋服だけで勝負する潔さが素敵だと思った。


 do4.jpg


 彼は25年間一度も休むことなく、メンズとレディースのコレクションを年4回発表してきた。根っからの職人気質の人なんだろう。そして、インドのコルタカに刺繍工房を構え、駐在員を置いて質の安定化をはかる徹底した完璧主義者でもある。シーズンごとに刺繍を取り入れることで、高い技術を持つ職人を保護したいのだそうだ。これらの考え方からも彼の人物像が浮かび上がってくると思う。ドリスの創作への情熱と信念に迫った監督は、「マグナム・フォト 世界を変える写真家たち」のライナー・ホルツェマー。

 私は今まで自分の感覚だけ服を選び、デザイナーがどんな人物であれ関心がなかったが、ドリス・ヴァン・ノッテンの人物像には心から惚れこんでしまった。そして彼の創る服を着てみたいと思った。
 以下に彼のコレクションから、私の好みの服をアップしておくので、どうぞお楽しみください。


do18.jpgdo6.jpg
do7.jpgdo16.jpg
do8.jpgdo13.jpg
do10.jpgdo15.jpg
do12.jpgdo14.jpg
do19.jpgdo20.jpg

原題:DRIES  監督:ライナー・ホルツェマー 出演:ドリス・ヴァン・ノッテン、
パトリック・ファンヘルーヴァ、 アイリス・アプフェルetc.
2016年 ドイツ/ベルギー




nice!(23)  コメント(30) 
共通テーマ:映画

スターウォーズ/最後のジェダイ [外国映画]

 ついに観てきました!かなり出遅れましたが、シリーズ第8作、すごく面白かったです!ルーク・スカイウォーカーもレイア姫も年をとりましたが、ルーク(マーク・ハミル)はそれなりに味が出て、貫禄すら感じました。レイア姫(キャリー・フィッシャー)も美しくお年を召しましたね。生身の俳優としては、これが最後の出演となったのが何とも残念です。


SW1.jpgSW2.jpg


 SF映画の金字塔「スター・ウォーズ」サーガの新3部作の幕開けとして2015年に公開された「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のその後を描く続編。ついにフォースを覚醒させ、伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーと出会ったレイ(デイジー・リドリー)を待ち受ける驚愕の運命と、ファースト・オーダーとレジスタンスの戦いの行方を描く。


SW15.jpg


 レイア将軍(キャリー・フィッシャー)率いるレジスタンスはファースト・オーダーの猛攻に晒され、基地を手放し決死の脱出を図る。その頃、レイ(デイジー・リドリー)は伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)を連れ戻そうと説得を試みていた。あるトラウマから心を閉ざし、ジェダイの訓練を請うレイに対しても頑なな態度を崩そうとしないルークだったが…。


SW9.jpg
 デイジー・リドリー

 レイア姫やルーク・スカイウォーカーが登場すると、なんだか安心します。第一作からの登場人物なので、なじみが深いですからね。今回はレイア将軍ですが、とても魅力的な感じでしたよ。一方ルークは、惑星オクトーで隠遁生活を送っているのですが、髭面がよく似合っていて、貫禄すら感じました。


SW12.jpg
 マーク・ハミル

 ところで、そのルークの住んでいるオクトー星に生息するキャラクター、「ポーグ」が登場。この鳥のようなクリーチャーは小柄なサイズに丸みを帯びたボディ、フサフサの毛並み、さらにまん丸でつぶらな瞳という最高の可愛さを持ったキャラです。この子は最後の方で「ミレニアム・ファルコン号」にチューバッカと一緒に乗り込むんですよ。今作ではそれほど目立つ活躍はなかったんですが、次作で何かやりそうな予感が!楽しみです。


SW14.jpg
 新キャラクター「ポーグ」


 それから、特筆すべきはカイロ・レンことアダム・ドライヴァーがいままでよりも、カッコよかったこと。悪の塊の役ですが、迫力がありそのワルぶりは凄かったですよ。


 SW17.jpg
 アダム・ドライヴァー


 役者も出演作によって成長するのだなぁと感慨深かったです。とにかくあまり色々書くよりも、まだの方は、映画をご覧ください。みるっきゃない!ですよ。

SW6.jpg

原題:STER WARS: THE LAST JEDI 監督:ライアン・ジョンソン 出演:マーク・ハミル、
キャリー・フィッシャー、 アダム・ドライバー、 デイジー・リドリー、
ジョン・ボイエガetc.
2017年 アメリカ






 
nice!(23)  コメント(33) 
共通テーマ:映画

プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード [外国映画]

 音楽家アマデウス・モーツァルトの生誕260年を記念して製作されたヒューマンドラマ。1787年、モーツァルトがプラハで『ドン・ジョヴァンニ』を作曲したという史実に着想を得て、彼と新進女性オペラ歌手の恋愛、そしてそれにからむ人間関係を描いています。今回のモーツァルトは先の映画「アマデウス」のときの奇異な人物とは違い、人間的な魅力にあふれたハンサムな人物像です。アナイリン・バーナードが演じています。


puraha1.jpg


 1787年、プラハではモーツァルト(アナイリン・バーナード)のオペラ『フィガロの結婚』が大ヒットしていた。そこで地元の名士たちはモーツァルトをプラハへと招き、新作オペラの作曲を依頼することにした。折しもモーツァルトはウィーンで三男を病で亡くし、失意のどん底にいた。そこで彼はこの招きに応じ、プラハの友人ヨゼファ夫人(サマンサ・パークス)の邸宅に逗留し、『フィガロの結婚』のリハーサルと新作『ドン・ジョヴァンニ』の作曲に取りかかる。


puraha3.jpg
 スザンナとモーツァルト

 そんな中、モーツァルトは『フィガロの結婚』のケルビーノ役に抜擢された若手オペラ歌手スザンナ(モーフィッド・クラーク)と出会い、心奪われるモーツァルト。しかしスザンナのことは、オペラのパトロンであるサロカ男爵(ジェームス・ピアフォイ)も狙っていたのだった。


puraha5.jpg


 このサロカ男爵というのが、悪い男で権力を笠に着て次々と女性を我ものにして行くのだ。そしてスザンナもその犠牲に……。


puraha4.jpg
 仮面舞踏会のモーツァルト

 モーツァルトもスザンナを助けようとしたが、彼女の両親がサロカ男爵と娘スザンナの結婚に賛成で、サロカ男爵がどんなに恐ろしい男か、まったく見極めず、スザンナの訴えにも耳を傾けることがなかったので、どうしようもなかったのである。こうしてモーツァルトは、サロカ男爵をイメージにして「ドン・ジョヴァンニ」を創りあげていく。
 そしてオペラ「ドン・ジョバンニ」は大成功をおさめ、モーツァルトは舞台の上にスザンナの幻をみるのだった。

 この作品はストーリーがラブロマンスで、悪者のサロカ男爵が登場するのでかなりはっきりとわかりやすい物語になっており、面白く観ることができた。映画の中のオペラがすばらしく、人間の声というものが、こんなにも美しいものかと感激した。

 子供を亡くして保養地で療養していた妻がモーツァルトのもとに戻ってくる。彼はスザンナ亡きあと消耗していたが、妻の手厚い看護と采配のお蔭で立ち直るのであった。やはり男の人には奥さんが一番なのでしょうね。(笑)

 この頃映画でオペラを観ることができるので、そのうち観てみたいと思っています。

原題:INTERLUDE IN PRAGUE 監督:ジョン・スティーヴンソン
出演:アナイリン・バーナード、 ジェームス・ピュアフォイ、 サマンサ・パークス、
モーフィッド・クラーク
2017年 イギリス/チェコ


 


 

nice!(21)  コメント(26) 
共通テーマ:映画

オリエント急行殺人事件 [外国映画]

 アガサ・クリスティーの名作ミステリーをジョニー・デップ、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルズ、ウィレム・デフォーをはじめとする一流キャストの豪華共演で映画化。監督はケネス・ブラナーでポアロ役も演じています。どうです、次の写真のキャスティングの豪華なこと!やはりケネス・ブラナーだからこそ、集めることができた俳優陣といえるでしょうね。


オリ2.jpg


  最初の場面はエルサレムで、ここの教会で遺物が盗まれそれを見事に解決したのが、名探偵のエルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)だった。彼は他の事件解決を依頼され、イスタンブールでの休暇のを切り上げ、急遽、豪華寝台列車オリエント急行に乗車する。


オリ4.jpg


 そして、乗客の一人アメリカ人富豪ラチェット(ジョニー・デップ)から、脅迫を受けているからと身辺警護の依頼を受けるが、彼の横柄な態度にこれをあっさりと断る。ところが深夜、雪崩で脱線し立ち往生してしまったオリエント急行の車内でそのラチェットが何者かに殺害される。


オリ1.jpg


 鉄道会社から調査を依頼されたポアロは、列車は雪に閉ざされており、犯人は乗客の中にいると確信、一人ひとりへの聞き込みを開始する。しかしやがて、乗客全員にアリバイがあることが明らかになるのだったが…。

オリ3.jpg
 ミシェル・ファイファー


 ケネス・ブラナー演じるエルキュール・ポアロのあごのところにちょっとついているヒゲが気になってしかたなかったのだが、ストーリーが進むにつれて、気にならなくなった。やはりケネス・ブラナーは上手いなと思った。彼は若い時、面白いミニシアター系の作品をたくさん作っていたのでファンだった。今や大御所ですね。

 それからジョニー・デップはやはりカッコよかった。憎々しい感じの大金持ちを演じていたのだが、出番が少なくても印象に残る役者だ。今も頑張って面白い作品に出続けているからでしょう。

 ぺネロべ・クルズは本当に美しかった。とても魅力的な女優さんだと思う。ミシェル・ファイファーも久しぶりに観たが、上手くていい感じだった。

 オリエント急行が雪崩で急停車するところなど、ちょっと怖い感じだったが、これはSFXなのだろうか。よくできていた。

 ストーリーはおなじみの物なのに、面白かった。出演者が観客に馴染のベテランが多く、しかもそれをケネス監督が上手く各々を生かすよう演出していたので、そのお蔭でいい作品になっていたと思う。ケネスのベテラン俳優に対するオマージュだろう。改めてケネス・ブラナーの力量を感じた。最後に事件を解決したポアロのもとにまた仕事の依頼がきていたので、続編も創られるようだ。とても楽しみです。付け加えると、エンドロールに流れる女性ボーカルの歌がすばらしく、調べてみたらミシェル・ファイファーらしいです。このCDが欲しいと思っています。


原題:MUDER ON THE ORIENT EXPRESS  監督:ケネス・ブラナー  
出演:ケネス・ブラナー、ジョニー・デップ、ペネロペ・クルズ、ウィレム・デフォー、
ジュディ・デンチ、ジョシュ・ギャッド、ミシェル・ファイファー、デレク・ジャコビ、
セルゲイ・ポルーニンetc.
2017年 アメリカ



 


 
nice!(20)  コメント(26) 
共通テーマ:映画

猫が教えてくれたこと [外国映画]

 猫の街として知られるトルコの古都、イスタンブールで暮らす猫たちの自由きままな生活ぶりや人々との暖かい関係性を捉えたドキュメンタリーです。

neko5.jpg

 地上から10センチメートルしか離れていない地面すれすれのカメラを使い、猫の目線でイスタンブールの街並みを映し出す。色々な国でヒットを記録した作品。

 ヨーロッパとアジアをつなぐ地として、数千年に渡って、反映してきたトルコの古都イスタンブール。そこでは住民たちが外猫(そとねこ:一定の住居に定住しない猫)に食料や寝床を与える文化があった。

 
neko3.jpgneko4.jpg
 サリ:子どもにエサを運ぶために、人間に食べ物をせがんだり、盗んだり、あさったりする。
 ブティックのオーナーがサリのサポーター。



neko1.jpgneko7.jpg
 デュマン:高級レストランの経営者と仲が良く、ちょっと太り気味なので、ダイエットさせられた。決して店に入らず、店の窓から中をのぞき、ガラスをカリカリやって食べ物を要求。けれども、ごみ箱をあさったりもして、野良猫であることを証明する。



neko12.jpg 
 ペンギュ:灰色のトラ猫ペギュンは、工場地帯で暮らしていて、金属やチェーン、ロープに囲まれている。硬くて冷たいものと対照的な猫は働く男たちの心を捉え、行く先々でゴロゴロとのどを鳴らして、皆を元気にして人間の生活に溶け込んでいるのだ。



neko10.jpg
 アスラン・パーチャシ:ボスボラス海峡のアジア側の海岸に位置する魚料理のレストランには、守護神のアスランがいる。彼は「小さなライオン」と呼ばれていて、ネズミを追い払うという大事な仕事を担っているのだ。アスランがいるだけで、ネズミは遠ざかる。



neko8.jpg
 ガムシズ:個性的なアーティストが多く住む猫天国、ジハンギルを根城にしている賢い猫。多くの人に可愛がられているが、特にパン屋と女優からは特別扱いを受けている。

 ほんの一部の猫しか紹介できなかったが、監督はイスタンブール出身の女性監督ジェイダ・トルン。幼少期から街の猫に親しんでおり、この作品を通して、映画を観た人が「猫を撫でたい、イスタンブールへ行きたいと感じてもらえればと願っています。」と言っている。原題の「Kedi」はトルコ語で猫を意味する。もちろん、私もイスタンブールという魅力的な街へ行ってみたいと強く思った。

neko9.jpgneko6.jpg

原題:KEDI   監督:チェイダ・トルン  出演:イスタンブールの猫と人々
2016年 トルコ/アメリカ






nice!(17)  コメント(23) 
共通テーマ:映画

ブレード・ランナー2049 [外国映画]

 待望の「ブレード・ランナー」の続編ということで、観に行ってきました。前作(35年前)の予習なしでしたので、ちょっとわかりにくいところがありましたが、なかなか凝った仕上がりだったと思います。


br1.jpg


 2049年、カリフォルニアは貧困と病気が蔓延していた。労働力として人間と見分けのつかないレプリカント(人造人間)が製造され、人間社会に溶け込む中、人類への反乱を目論み社会に紛れ込んでいる違法な旧レプリカントは、ブレードランナーと呼ばれる捜査官が取り締まり、2つの社会の均衡と秩序を守っていた。
 人造人間レプリカントは、本来は宇宙開拓の最前線で人類に代わって過酷な奴隷労働に従事する存在だった。しかしある日、人間を殺して逃亡したレプリカントが現れたことから、ブレードランナーとレプリカントの追跡劇が繰り広げられていく。


br2.jpg


 LA市警のブレードランナー・K(ライアン・ゴズリング)はある事件の捜査中に、レプリカント開発に力を注ぐ科学者ウォレス(ジャレッド・レト)の巨大な陰謀を知ると共に、その闇を暴く鍵となる男、かつて優秀なブレードランナーとして活躍していたが、ある女性レプリカントと共に忽然と姿を消し、30年間行方不明になっていたデッガード(ハリソン・フォード)にたどり着く。


br4.jpg


br7.jpg


 前作の主人公デッカード(ハリソン・フォード)は、レプリカント(アンドロイド)を「引退」させることが役目の特別捜査官「ブレードランナー」だった。デッカード自らがレプリカントであることが示唆されていて、また、リドリー・スコット自身もデッカード=レプリカントだと何度か公言している。
 ただ、劇中で登場する前作のレプリカント「ネクサス6」は寿命が4年しかもたないため、『ブレードランナー』の時代設定である2019年から続編『ブレードランナー 2049』の時代設定である2049年までの30年間は到底生きながらえることはできない。デッカードがより進化したタイプの「ネクサス7」や「ネクサス8」である可能性もある。


br8.jpg


 今作のドゥニ・ビルヌーブ監督は、「デッカードはレプリカントか?」という質問に「必ずしもそうではない」と答えている。長らく「デッカードは人間か? レプリカントか?」の論争が続いた『ブレードランナー』だが、インタビューでビルヌーブ監督は、『ブレードランナー 2049』でも最初の『ブレードランナー』にあったようなミステリーと緊張感を保ちたいとも語っていることからも、デッカードの正体は(今のところは)わざと曖昧にしておきたいのだろう。

 と、ここまで書いてきて、果たしてこのブログを読んでくださっている方は理解できただろうかと思います。映画を観ていても謎が多いです。


br3.jpg


 新作の監督ドゥニ・ビルヌーブは映像に凝る人で、映画のセットはグリーンバック(CG)を使わずに、現実的なセットで撮影したとのこと。そうすることで俳優たちのやる気を引き出すことができたそうだ。映像に関してはまず文句のつけようがないくらいすばらしかった。

 けれどもストーリーのほうはどうだろうか。最後に謎が残る展開になっている。まだ続編ができそうだなという感じがした。こういう映画は観客の好き嫌いが二分されるような気がする。私はこの映画の終わり方があまり好きではない。私はハピーエンドがすきなので。


br6.jpg


 俳優陣はとてもよかったです。主演のライアン・ゴズリングをはじめ、彼の恋人ジョイ役のアナ・デ・アルマス、もちろんデッカード役のハリソン・フォードもね。ハリソンは昔出演した映画に再出演が多いですね。

 この作品は監督のこだわりが凄かったと思います。これを面白いとみるか、長すぎる(163分)と感じるかは観てのお楽しみですよ。

原題:BLADE RUNNER  監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ  製作総指揮:リドリー・スコット
出演:ライアン・ゴズリング、 ハリソン・フォード、 アナ・デ・アルマス、 
シルヴィ・ワークス、 レニー・ジェームス
2017年 アメリカ


 

nice!(24)  コメント(30) 
共通テーマ:映画
前の10件 | - 外国映画 ブログトップ