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ターシャ・テューダー 静かな水の物語 [日本&アジア映画]

 ずいぶん前になりますが、友達がターシャ・テューダーのクリスマスカードをくれたので、彼女がコーギー犬が大好きな絵本作家で、アメリカのバーモント州でスローライフを実践している人だということを知りました。その後、NHKのドキュメンタリー番組でターシャ・テューダーの生活を取りあげたものが何度か放映され、とても興味深いと思いました。私はボランティアで子供図書室活動をしていて、ターシャの絵本を子供たちに読んだりすることもあります。
 今回の映画はそのNHKのドキュメンタリーシリーズを手がけた松谷満江監督が、新たにターシャの生活に密着して追加撮影した映像を、元のものに加えて完成した映画です。


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 ターシャ・テューダーは1915年ボストンの名家に生まれた。父は飛行機、ヨット、帆船などの設計技師、母は肖像画家だった。9歳の時両親が離婚し、コネチカット州の両親の親友の家に預けられその家の型破りな気風に影響を受けた。 


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 19世紀の農村の暮らしにあこがれていたターシャを、母は名家の娘として社交界にデビューさせようとしていた。けれども娘は母親の想いを振り切って、22歳の時、農業をすることに同じ思いを持っていたトマス・L・マクリーディと結婚。数年後二人はニューハンプシャー州に広大な農場を購入した。そして農業を中心として、花壇を作ったり、年中行事を大事にすることなどを通して4人の子供を育てあげた。


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 結婚した後、夫の姪を主人公にした手作り絵本が出版社に受け入れられ、絵本作家としてデビューする。子供や身の回りの動物たちを題材にした、リアルで優しい筆致の絵が一般に好まれ、ターシャの絵本はアメリカの絵本界の最高の賞(コールデコット賞)を受けるまでになる。
 けれども、夫は次第に農業に興味を失い二人は離婚。ターシャは絵本、挿絵、グリーティングカードなどの作成により、収入を得子供たち4人を育てたのだった。


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 ターシャが仕事(絵を描く作業)をしているところ/ターシャと最後に飼ったコーギー犬メギー

 56歳のとき、バーモント州の山の中に森に囲まれた荒れ地を購入し、長男で家具職人のセスに家を建ててもらう。それを「コーギーコテージ」と名付け、荒れ地を何年もかけて自らの手で花でいっぱいの美しいガーデンに創りあげる。そしてスローライフを実践していくのだった。


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 ターシャとその家族

 いくら家族がよく訪問し、コーギー犬のメギーや他の動物がいて、没頭できる仕事があるとはいえ、山の中の一軒家で暮らすというのは、本当に精神的に強くなければできないことだろう。

 ターシャは色々な言葉を残している。
 「一生は短いんですもの、やりたくないことに時間を費やすなんてもったいないわ」

 「人生はたくさんの小さい選択の積み重ね。誰に会って誰に合わないか、それは大事なこと」

 「心は1人ひとり違います。その意味では、人はいつも”ひとり”なのよ」

 「近道を探そうとしないこと。価値ある良いことはみんな、時間も手間もかかるものです」
  などなど。

 農業で鍛えた丈夫な体と精神をもって、ひたすら自分の人生を創りあげてきた偉大な人だと思います。2008年に天国に召されましたが、思い残すことのない人生だったことでしょう。少しでも近づくことができたらと思いました。では最後に「ターシャの庭」をお楽しみくださいませ。

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監督:松谷光絵 出演:ターシャ・テューダー、 その家族と友人たちと動物たち




喜びの泉ターシャ・テューダーと言葉の花束

喜びの泉ターシャ・テューダーと言葉の花束

  • 作者: ターシャ テューダー
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
  • 発売日: 1999/11/17
  • メディア: 単行本





ターシャテューダー クリスマスのまえのばん

ターシャテューダー クリスマスのまえのばん

  • 作者: クレメント・クラーク ムア
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2000/11/27
  • メディア: 単行本



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湯を沸かすほどの熱い愛 [日本&アジア映画]

 宮沢りえが肝っ玉母さん的な女性を演じています。りえさんのイメージからして、こんな役柄を演じられるとは思ってなかったのですが、すごくよかったと思います。


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 双葉(宮沢りえ)の家族は、銭湯・幸の湯を営んでいたがが、1年前、父・一浩(オダギリ ジョー)がふらっと出奔してから休業していた。双葉は持ち前の明るさと強さで、パートをしながら娘・安澄(杉咲花)を育てている。
 りえさんが演じると、すごく痩せていてるので、最初はその元気さとは裏腹に痛々しい気がしたのだが。


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 ある日双葉は、アルバイト先のパン屋で接客中に倒れ、病院で検査診断を受けた結果末期がんで余命はわずかであるという宣告を受ける。それまでは、子どものために一生懸命働いているお母さんという感じだったのだが、ここから双葉の新しい人生が始まったと言っても過言ではない展開だった。


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 それから双葉は、絶対にやっておくべきことを決め、実行していく。まずは探偵に頼んで家出した夫(オダギリジョー)を連れ帰り家業の銭湯を再開させる。気が優しくて学校でいじめにあってる娘を立ち直らせるために、無理にも学校へ行かせようとする。そして娘をある大事な人に会わせる算段をするのだ。双葉の行動によって、家族の秘密はなくなり、彼らはぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく。


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 オダギリジョー

 オダギリジョーのダメなお父さんがとても雰囲気がでていてよかった。でもこのお父さんも双葉母さんにはっぱをかけられて、お風呂屋さんを立派にやっていく。そこに風来坊の拓海(松坂桃李)がひょんなことから双葉に拾われて、幸の湯の風呂焚き番として雇われる。


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 松坂桃李

 こうして双葉はやるべきことを全部やり、命をまっとうする。命が消えていくシーンはかなりリアルに描かれていたので、観るのがつらかった。
 それから、一つの家族となった幸の湯の面々が双葉のお葬式を営むのだが、そこが奇想天外であった。家族は、究極の愛を込めて母・双葉を弔ったのであった。最後があっといわせるのだが、この映画はやはり宮沢りえさんの求心力というのか、そういうものが役者たちの心を一つにした感があった。

 あの18歳で出した衝撃のヌード写真集「Santa Fe」以来、常に芸能界で、私生活のことで話題になる人だった。波乱万丈の人生といえるだろう。そして2002年の「たそがれ清兵衛」で各映画賞を総なめにして以来、2004年の「父と暮らせば」、2007年の「オリヲン座からの招待状」、2014年の「紙の月」と色々な主演女優賞に輝き、名実ともに大女優になったのだと思う。舞台での活躍も著しい。
 りえさんはとても感覚的な人で、計算して何かをするタイプではない。それが非常に魅力的で、女優らしい女優さんだと私はいつも興味を持ってみているのだ。これからも様々な作品で輝いてほしいと願っている。

監督:中野量太  出演:宮沢りえ、 杉咲花、 オダギリジョー、 松坂桃李、 篠原ゆき子etc.
2016年 日本



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海よりもまだ深く [日本&アジア映画]

 少し前に「エヴェレスト神々の山巓」を観て、阿部寛の魅力を知り、この作品もぜひ見たいと思って観てきた。


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 樹木希林演じる篠田良多(阿部寛)の母淑子は、夫を突然の病で亡くしてからは団地で独り暮らしをしている。長男良多(阿部寛)は、15年前に文学賞を一度獲った売れない作家である。“小説のための取材”だと周囲にも自分にも言い訳しながら、今は探偵事務所に勤めている。しかもギャンブル好きで給料も使い込んでしまうことから、嫁の響子(真木よう子)は良多に愛想を尽かして離婚した。


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 真木よう子

 良多は11歳の息子、真悟(吉澤太陽)の養育費も満足に払えない。でも真悟のことを大切に思っているし、妻にも未練がある。探偵の仕事の要領で響子を張り込みし、彼女に新しい恋人ができたことを知ってショックを受ける。ある日、たまたま良多と響子と真悟が母淑子の家に集まる。すると台風のため翌朝まで帰れなくなり、4人は一つ屋根の下で一晩過ごすことになるが……。


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 阿部寛&吉澤太陽

 是枝組の上手い俳優が集結して、なかなか味のある人間ドラマが出来上がったとおもう。やはり樹木希林のあの自然な演技には驚かされた。一つひとつのセリフがなぜあんなに普通に言えるのか、すごい人だ。阿部寛もよかった。ダメ男なので、歩き方からしておかしいのだ。彼はモデル出身だから普段はカッコいいから自分で変えたのだろうけど、主人公良多の人物像をよく表現していると感心した。良多の不甲斐なさ加減が伝わる演技だった。

 ストーリーのほうは、母親はダメ息子をどこまでも許してしまう。けれども真木よう子演じる妻はサッサと離婚してしまった。これが母親と妻の違い、でしょうか。血がつながってるかどうかの違いかしらと思った。あれだけダメな男だったら、愛想つかされてもしかたないだろうけれど。

 最後のところで台風の夜に帰れなくなって、母親の家に3人で泊まるのだが良多が息子の真悟(吉澤太陽)を誘って台風の中、夜の公園へ誘い出すシーンがある。あれはやっぱり父親と息子でなくちゃやれないことかもしれない。後で母親の響子(真木よう子)が二人を探しに来て、偶然にも元親子3人が公園の遊具の中で雨宿りするシーンが、なんでこんなことになったんだろうと考えさせられる。

 良多がなじみの質屋にお金を借りに行ったとき、そこの主人(ミッキー・カーチス)が親父さんから、あんたの初版本をもらったので、墨でサインしてくれという。「親父さんは、息子は今に大作家になるから、この本も値打ちがでるよといってた」と主人に言われて、阿部寛がサインをするために墨を磨るシーンの顔は、今までのダメ男の顔ではなく、何かを心の中で決心したようないい顔だった。


うみ5.jpgうみ6.jpg 是枝監督


 良多の姉の小林聡美、探偵社の上司のリリー・フランキー、同僚の町田建斗、母親淑子のご近所の紳士が橋爪功とこれだけの役者をそろえたら、面白い作品はおのずと出来上がるのかも。

 是枝さんはいつもキャスティングが秀逸です。そして人の気持ちをよくわかっていて、人に対する優しさがある監督だと感じます。これからも頑張っていい作品を産み出してほしいと期待しています。

監督:是枝裕和 出演:阿部寛、 樹木希林、 真木よう子、 小林聡美、 リリー・フランキー
池松荘亮、 橋爪功、 吉沢太陽
2016年 日本 
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あやしい彼女 [日本&アジア映画]

 主演の多部未華子がとてもキュートで歌も上手くて驚きました。彼女は向こうっ気の強い大鳥節子という女性を明るく魅力的に演じて素敵でした。


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 東京の下町、瀬山カツ(倍賞美津子)は73歳で、いつも商店街を踊りながら歩いている。服装はなんとも趣味の悪い花柄の洋服を着て、頭はもじゃもじゃで、商店街の各店で嫌味をいうので、皆から煙たがられていた。


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 カツは女手一つで娘・幸恵(小林聡美)を育て、望むような人生を生きることができなかったと思っていて、そのことである日、二人は喧嘩しカツは家を飛び出してしまう。商店街を何をするともなくブラブラと歩いていたとき、夜中にもかかわらずこうこうと明かりが灯っている写真館を見つけ、カツはすうッとそこに入ってしまった。
 まともな写真がほんとどないので「私がこのカメラでお姫様にしてあげますよ」と言う店主の言葉に喜び、写真を撮ってもらう。そして店を出るとそこにいた彼女はなんと20歳に戻っていた!
 20歳のカツ(多部未華子)は、もじゃもじゃヘアーをショートに変え、洋服を変え、そして名前を大鳥節子と変え、失われた青春を取り戻すために新しい生活をスタートさせる。


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 そして節子(=カツ)はひょんなことから商店街で開催されたのど自慢大会に出て、得意の昭和歌謡を熱唱。その歌に会場中が万雷の拍手を送った。その場で新人を探していた音楽プロデューサー・小林拓人(要潤)にスカウトされた節子は、自分の孫の翼(北村匠海)が率いるバンドでボーカルとしてデビューする。
 そして歌が縁で、長年カツ(倍賞美津子)に想いを寄せる街の銭湯のおやじで幼馴染の中田次郎(志賀廣太郎)に気に入られ、節子はお風呂屋さんの2階にやっかいになることになる。奇跡のような日々は長く続くと思われたが……。


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 とにかく多部未華子=節子がとても魅力的でキラキラしていた。それにカツ(倍賞美津子)の若いころという設定なので、口が悪くて威勢がよくて男勝りなのだ。それがとても面白かった。そしてプロデューサーの小林にあこがれたり、孫の翼に惚れられたり、色々なことが起こる。
 実際は73歳なので、節子の言うことは人生経験上の言葉だから、説得力があるのが面白かった。しかも若い節子がそんな人生訓の様な事を言っても、ちっとも嫌味じゃないところも楽しかった。

 多部未華子はレトロなファッションがとてもよく似合っていてかわいい。そして映画の中で歌われる昭和歌謡がとても魅力的。たくさんの曲を歌ったが、私はフォーククルセダーズの「悲しくてやりきれない」が心に沁みた。この人は歌える女優さんとしてもこれから活躍の場が広がることだろう。


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 そして脇役陣が実力派ばかりで、倍賞美津子さんはかなり個性的でよかったし、歌の上手いおばさん役の金井克子さんもスタイルがよく、すごくきれいだった。小林聡美さんは真面目な役で抑えた演技だったがさすがの上手さ。志賀廣太郎さん(次郎役)もよかった。要潤はやっぱりハンサムですね。あまり知らない役者さんもたくさん出てきたのだが、皆がはまり役でそちらでも楽しませてもらった。


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 この映画の主題歌は「アンダーラスト」(越野アンナと西塚真吾のユニット)の演奏で、曲名は「帰り道」。ボーカルの浅野アンナは最後に多部未華子といっしょに歌う。

 多部未華子の出演作はあまり観たことがないのだが、先日TVの鶴瓶のトークショーに出演していたのを見て、面白い女優さんだなと思い「あやしい彼女」を観に行くことになった。これから多方面で活躍して、いい女優として成長していってほしい人だ。今後も彼女の作品はぜひ観たいと思っている。


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 最初はこの映画をDVDで観ようと思っていたのですが、やはりスクリーンで観てよかったと思います。音楽の音がいいし、衣装もかわいくて柄などがよくわかるし、俳優さんたちの表情もつぶさに見れるので映画館で観た方がいいと感じました。ストーリーもほろっとさせるところがあり、設定も面白くエンドロールのあとにもう一度多部未華子の歌うシーンが出るので、得したような気分で映画館を後にしました。

監督:水田伸生  出演:多部未華子、 倍賞美津子、 要潤、 北村匠海、 金井克子、 
志賀廣太郎、 小林聡美
2016年 日本

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エヴェレスト 神々の山嶺(いただき) [日本&アジア映画]

 先日、書籍通販のhontoのサイトで、この映画の原作コミック(電子版)が期間限定で無料配信されていました。早速ゲットしたのまではよかったんですが、結局半分まで読んでちょっと放っておいたら、期間が過ぎちゃって、最後までは読めませんでした。ドジでしょう?[猫]でも面白かったので、映画も観に行って来ました。


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 1993年、ネパールの首都カトマンドゥで山岳カメラマンの深町誠(ふかまち まこと=岡田准一)は、日本のエヴェレスト遠征隊のカメラマンとして、その成功を写真に収め写真集を出す予定だった。しかし遠征隊は2人の犠牲者を出し、アタックは中止に追い込まれ写真集の出版も夢と消えた。深町はどうすることもできず、ただカトマンドゥの街をうろついているときに、ふと立ち寄った骨董屋で古いカメラを見つける。それが、1924年にエヴェレスト初登頂に挑んだイギリス人登山家ジョン・マロリーが、遠征に持って行ったものとまったく同じ型のカメラだった。


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 エヴェレスト


 深町がそのカメラを買おうとしたとき2人の男が現われ、そのカメラは自分たちから盗まれたものだと主張し持って行ってしまうが、2人組の片方は数年前に消息を絶った天才クライマー羽生丈二(はぶ じょうじ=阿部寛)だった。深町は帰国後、羽生の過去を調べ始め、やがて羽生との登山中に命を落とした岸文太郎(風間文太郎)の妹・涼子(尾野真千子)と出会う。
 文太郎の死をきっかけに羽生と涼子は付き合い始めるが、羽生は突然姿を消してしまったという。羽生を愛し続ける涼子は深町が、羽生がネパールにいる目的を突き止めるため再度カトマンドゥへと向かうと聞いて、同行すると告げる。


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 「山をやらないなら死んだも同じだ」と語る孤高のクライマー羽生は、エヴェレスト登山のルートに史上初の挑戦をすると宣言する。標高8848m、氷点下50℃、呼吸すら困難な極限の世界、垂直の壁が待ち受けるその場所で、これまで誰も成し得なかった過酷な登攀に単身挑む羽生。その挑戦をカメラに収めるべく深町は涼子をテントに残して羽生とともにエヴェレストに登る。なぜ男たちは人間の限界を超えてただひたすら世界最高峰の頂を目指すのだろうか。


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 以前家族の者が、大学山岳部で日本の様々な山に登っていたことがあって、「登山」というものの話はよく聴いていたので、装備の名称は耳なじみがあった。しかし阿部寛演じる羽生の登山の場面、いわゆる氷壁を足にアイゼンを付け、それで足場を確保しながらピッケルを氷壁に打ち立てて自力だけだ登って行くことのすさまじさは、想像を絶するものがあった。それだけ阿部寛が本気で取り組んだ撮影だったのだなと思った。阿倍さんの演技というのか本気度のすばらしさに感動した。
 一方岡田准一も、自分のカメラを撮影に持ち込むなど、思い入れは深かったようだ。彼も中堅俳優として着実に地位をかためている。岡田さんは芸能界山岳クラブなるものをつくって、常に山登りをして身体を鍛えているということだ。努力家なのだろう。

 撮影は1ヶ月近くカトマンドゥとエヴェレストで撮ったのだそうだ。そして標高5200mまで10日間かけて登っている。そして帰国して、日本で強大な冷凍倉庫のなかで本物の氷と雪でできた氷壁を登るシーンを撮影したとのこと。このシーンの撮影が一番大変だったそうだ。ちなみに、この撮影には人形は一切使用されていない。


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 コミック「エヴェレスト 神々の山嶺」 夢枕獏 原作、 谷口ジロー 画

 この作品を観て、人間とは体力と気力(精神力)でできている生き物なのだということがよくわかった。けれども人間はなぜ山へ登るのか、どうして命を懸けてまで山を征服しようとするのだろうか。
 山へ登ることはその人の生きている証なのかもしれない。山は厳しく恐ろしい存在だ。だからこそ、それに打ち勝つことが大きな喜びであり、自分が生きている証拠なのだ。そして下界にはない山の美しい景色が、人々の心をつかんで離さないと想像したのである。

 どの映画でもそうだが、状況は違っても俳優さんたちの演技に賭ける情熱というのは、すごいものがあるなとつくづく思ったのだった。それが映画を面白くする根源なのです。

原作:夢枕 獏 「神々の山嶺」  監督:平山秀幸   出演:阿部寛、 岡田准一、 尾野真千子、 
ピエール瀧、 佐々木蔵之助、 風間俊介etc.
2016年 日本




 

 
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イニシエーション・ラブ [日本&アジア映画]

 前田敦子がほんとにかわいくて、こんな女の子に言い寄られたら、男の子はだれでもまいっちゃうわよね~と思いながら観てました。


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 前田敦子vs松田翔太

 
 巧みな叙述トリックで評判を呼んだ乾くるみの同名ベストセラーを「20世紀少年」「SPEC」の堤幸彦監督が、“映像化不可能”と言われた原作とは異なるエンディングで映画化したラブ・ミステリー。出演は松田翔太、前田敦子、木村文乃。【Side-A】バブル最盛期の1987年、静岡。就職活動中の大学生・鈴木は、気乗りしないまま参加した合コンで、歯科助手のマユと運命的な出会いを果たす。鈴木はマユに釣り合う男になりたいと自分を磨いていくが…。【Side-B】就職した鈴木は東京本社へ転勤となり、マユとは遠距離恋愛に。やがて東京本社の同僚・美弥子に心惹かれていく鈴木だったが…。(allcinema ONLINE)


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 アッちゃんの着ているワンピースは80年代のアンティーク。よく似合っています。


 なるほど~、と最後で観客は納得させられる。なかなかの面白い映画だった。↑の解説を読んでもあまりピンとこないでしょうね。詳しくは書けないのです。あ、【Side-A】、【Side-B】というのはカセットテープのA面とB面のこと。カセットテープを知っている人がいるのかとおもいながら・・・。
 とにかく80年代のアイテムがたくさん登場するので、それが楽しかった。それらのアイテムは、黒電話、公衆電話ボックス、テレホンカード、ハイレグ水着、ブーツ型ジョッキ、ソバージュヘア、エア・ジョーダンのシューズetc.
 シチュエーションとしては、居酒屋などでタバコを吸うのが当たり前、クリスマスイブにはカップルで高級ホテルに泊まるなど(これはほんとに異常だった)。
 車はスターレット、ミラクオーレ、JOGなどが出てきます。松田将太君と前田敦子ちゃんが乗ってたりします。

 映画の中でもたくさんの80年代ミュージックが使われます。冒頭は小椋佳の「揺れるまなざし」です。いい曲ですねェ。それから森川由加里「SHOW ME」、1986 OMEGATRIBE「君は1000%」、太田裕美「木綿のハンカチーフ」、研ナオコ「夏をあきらめて」、中村雅俊「心の色」、松崎しげる「愛のメモリー」、寺尾聰「ルビーの指環」(この曲に合わせてアンティークのルビーの指環がアイテムとして登場)、その他3曲ぐらいあります。

 若い俳優さんばかりの映画なので、どうかしらと思っていたんですが想像していた以上に楽しめました。最後の前田アッちゃんの笑顔こそ、すごいですよ。(映画を観てのお楽しみ)真面目に考えるタイプの人にはちょっとお勧めできにくいかも。けれどもこの作品を後でDVDで見たらいいと思っていても、その頃には色々なことがわかりすぎていて、観ようと思うかどうかは?でしょうね。これは旬のある映画といえると思います。

監督:堤幸彦  出演:松田翔太、 前田敦子、 木村文乃、 三浦貴大、 木梨憲武、 手塚里美、
片岡鶴太郎etc.
2015年 日本






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繕い裁つ人 [日本&アジア映画]

 中谷美紀が頑固に生きる洋装店の美しい仕立て職人を好演。魅力的な神戸のロケ地も楽しめるいい映画である。


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 市江(中谷美紀)が仕事場にいる様子

 神戸の街が見渡せる坂の上に小さな仕立て屋「南洋裁店」があった。店主の市江(中谷美紀)は洋装店を祖母から受け継ぎ、贔屓客だけを相手に、一点ものの洋服を何度も手直しし、一生着れるように補修することと、祖母のデザインを流用した洋服を少しだけつくって友人の牧(片桐はいり)の経営する店に卸していた。その評判を聞き、神戸大丸の社員藤井(三浦貴大)が市江のもとに足繁く通いだし、市江を説得して洋服をブランド化して売り出すことを提案する。しかし、市江はその提案を断固拒否するのだった。


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 南洋装店(実際は川西市の旧平賀邸)

 市江と藤井の関係がなかなかおもしろく、藤井は最初は商売根性で市江の説得にあたるのだが、だんだんと「頑固じじい」のような市江の生き方そのものに惹かれて行く。


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 牧(片桐はいり)の雑貨店NAIFS(ナイーフ)神戸に実在のお店 
 
 市江は年に一度、「夜会」を催す。それは山の上の庭園で開かれるダンスパーティーで、招待客は全員先代の祖母の顧客であり現在は市江のお客様だった。皆が着るドレスは祖母の作品のドレスやスーツ。それを市江が手直しして何年もの間皆は大切に着ているのだった。その夜会に、藤井も特別に給仕として参加させてもらった。しかし藤井は市江が、祖母のドレスに手を入れることで一生終えるのではなく、市江自身のオリジナルデザインを発表したいはずだと信じていた。けれども藤井は市江の考えを理解し、彼女は今のままでいいのかもしれないと、会社からの移動命令を受けて東京へと転勤していく。


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 藤井(三浦貴大)と市江(中谷美紀)


 藤井が去ってしばらくして、市江は町で偶然車椅子の女性を助ける。その人は、はからずも藤井の妹の葉子(黒木華)だった。そして市江は葉子から、藤井の市江に対する気持ちを聞き動揺する。
 葉子は結婚の予定があり、彼女のウェディングドレスを市江に依頼する。それを受けて市江は自分のオリジナルデザインでドレスを創る決心をするのだった。市江はついに自分自身を表現し始めたのである。


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 藤井の妹、葉子役の黒木華


 この映画では、中谷美紀の気骨のある仕立て職人がとても存在感があってすばらしかった。その丁寧な仕事ぶりも細かく描かれていたので、市江という人物像が観客にも容易に理解できた。藤井役の三浦貴大もその若さが市江を想う純情さと相まって、藤井の人物像をうまく表現していたと思う。黒木華は「小さいおうち」で観たときよりも、若々しく楽しそうで等身大の女性という感じだった。ただし、障害のある人というのが黒木の演じる所以なのかもしれない。その他、伊武雅刀の老舗紳士服店の仕立て屋、余貴美子の市江の母、中尾ミエの市江の恩師、片桐はいりのブティックのオーナーもそれぞれの個性がいきてよかったと思う。各々の役者が着ていた衣装も、役にぴったりだった。

 一生着続ける洋服、それは本当にすばらしい一着で宝物のようなものかもしれない。着る人の人生と一緒に歩んで行く服、そんな洋服を持ちたいと思わせる映画だった。

原作:池辺葵  監督:三島有紀子  出演:中谷美紀、 三浦貴大、 片桐はいり、 黒木華、
中尾ミエ、 伊武雅刀、 余貴美子etc.
2014年 日本


  

 
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小さいおうち [日本&アジア映画]

 これはTVで観ました。さすが山田監督、感動的なストーリーでした。


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 大学生の健史(妻夫木聡)は、亡くなった大伯母・布宮タキ(倍賞千恵子)から彼女が遺した自叙伝を託される。そこには、健史が知らない戦前の人々の暮らしと若かりしタキ(黒木華)が女中として働いた家族の小さな秘密が綴られていた――。昭和初期、山形から東京へと女中奉公に出たタキは、小説家の屋敷に1年仕えた後、東京郊外の平井家に奉公することに。その家は、赤い三角屋根が目を引く小さくもモダンな文化住宅。そこに、玩具会社の重役・雅樹(片岡孝太郎)とその若い妻・時子(松たか子)、そして幼い一人息子の恭一が暮らしていた。3人ともタキに良くしてくれ、タキはそんな平井家のためにと女中仕事に精を出し、とりわけ美しくお洒落な時子に尽くすことに喜びを感じていく。ある年の正月。平井家に集った雅樹の部下たちの中に、周囲から浮いた存在の青年・板倉正治(吉岡秀隆)がいた。美術学校出身の心優しい板倉に子供の恭一がすぐに懐き、時子も妙にウマが合って急速に距離を縮めていくが…。(allcinema ONLINE)



 松たか子がとてもきれいで、着物がよく似合って素敵だった。黒木華は昔の女中さんの雰囲気をよく出していてうまい女優さんだと思う。第64回ベルリン映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞したのは記憶に新しいところだ。


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 黒木華と松たか子


 片岡孝太郎は歌舞伎役者で女形なので、お芝居とは全く違う雰囲気だ。会社の重役で、人は良いがあまり面白味のない夫という役をうまく創りあげていたと思う。


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 平井時子(松たか子)と平井雅樹(片岡孝太郎)

 

 吉岡秀隆は松たか子の恋人役なのだが、初めに登場したときはなんか松たか子とお似合いじゃないなぁなどと思ってしまった。けれども観ているうちにだんだん吉岡君がよく思えてきて、最後は彼の役が魅力的に思えた。やはり吉岡君は実力派なんですね。それに女性はどこか気の弱いところのある男性が好きなので、彼の役は松たか子の演じる奥さんが惹かれるのも無理はないと感じた。


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 松たか子と吉岡秀隆


 板倉正治(吉岡秀隆)と時子(松たか子)の仲は女中のタキ(黒木華)によって阻まれる。タキは家庭の平安が第一と思っていたからだ。板倉が出征するとき、時子は彼宛の手紙をタキに出すようにことづける。しかしタキはそれを出さずに、未開封のまま自分で保管しておく。そのことがタキにとっては一生の気がかりとなる。そして彼女が年老いて亡くなってしまった後、甥の建夫(妻夫木聡)によってそれが時子の長男(米倉斉加年)に届けられる。そこでようやく手紙は日の目を見ることとなる。その内容は出征の前日に板倉にぜひ会いたいという時子の切なる願いだった。


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 タキの甥、建夫(妻夫木聡)と年老いたタキ(倍賞千恵子)


 板倉は九死に一生を得て戦争から帰還する。そして時子が夫とともに防空壕で亡くなったことを知る。その後彼は名の知れた画家となり、時子一家が住んでいた家や時子の肖像を絵で残していた。板倉にとって時子は最愛の人であり、時子にとってもまた板倉は最も大切な人だったことがわかる。こうして二人の愛は単なる不倫ではなく昇華されてすばらしい恋愛ドラマとなったのである。

原作:中島京子「小さいおうち」  監督:山田洋二   出演: 松たか子、 黒木華、 片岡孝太郎、
吉岡秀隆、 妻夫木聡、 倍賞千恵子、 橋爪功、 吉行和子
2013年 日本


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ふしぎな岬の物語 [日本&アジア映画]

 吉永小百合さんが自身初となる企画を手がけた映画である。俳優さんそれぞれの個性が出ていて、よかったと思う。豪華なキャスティングだ。サユリストって本当に多いんだなと感心してしまった。


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 みさきカフェと吉永さん


 そこは、穏やかな時間が流れる岬村。その岬の先端に静かに佇む“岬カフェ”は、店主・柏木悦子(吉永小百合)が淹れる美味しいコーヒーが評判の小さな店。カフェの隣で“何でも屋”を営む甥の浩司(阿部寛)は、たびたびトラブルを起こす問題児ながら、悦子を守ることが自分の使命と信じ、彼女の役に立とうと心から尽くしていた。そんな2人を優しく見守るのが常連客のタニ(笑福亭鶴瓶)さん。悦子への淡い恋心をひた隠し、岬カフェに30年間も通い続けていた。もう一人の常連客は漁師の徳さん(笹野高史)。ある日、反対を押し切って結婚した娘のみどり(竹内結子)が、離婚して久々に戻ってきた。互いに素直になれない徳さんとみどりだったが…。(allcinema ONLINE)


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 吉永さんと笑福亭鶴瓶


 悦子(吉永小百合)自身の人生にも色々な出来事があった。夫を亡くし、姉の子浩司(阿部寛)を引き取ったものの、彼は問題ばかり起こす子だった。根はやさしいのだが。それでも浩司は悦子のそばに住み、彼女を見守っていた。二人の関係はなかなかいい感じだった。そこへ笑福亭鶴瓶のタニさんがからんでくる。鶴瓶は独特の持ち味で笑わせてくれるし、何とも言えない温かみもある。面白い役者といえるだろう。
 笹野高史と竹内結子が親子で、笹野さんは相変わらず達者で、竹内結子はいつもより抑えた演技だったがかえってうまさが目立ったように思う。


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 竹内結子と阿部寛


 吉永さんはいつも彼女自身であり続ける女優さんだと思う。きれいでしっかりした印象だ。けれども男性が支えなくてはと思わせる女性らしさを表現するのもうまいと思う。だからサユリストが多いのだろうか。
 阿部寛もよかった。割合ワイルドな若者の役だったが、ユーモラスな感じもうまく表現していて阿部寛らしさがよく出ていた。
 その他、最後に5人のおじさんバンドが登場するのだが、そのメンバーが、杉田次郎、堀内孝雄、ばんばひろふみ、高山厳、因幡晃というそうそうたるミュージシャン連だった。すごいことだ。


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 5人のおじさんバンド


 ストーリーは人情劇といった感じで、誰が観ても楽しめる作品だ。映画の中で吉永さんが経営する「みさき」というカフェは、実際に房総半島の明鐘岬にある「音楽と珈琲の店 岬」をモチーフにしたのだそうだ。この店に、小説「虹の岬の喫茶店」の原作者森沢明夫さんが常連客として通い、小説のイメージをふくらませたということだ。こんなカフェが近くにあったら、私も常連客になるだろう。そういう店を自分で探したいなと思った。

 たまにはこういう人情にあふれた作品を観て、心を和ませるのもいいのかもしれない。

原作:森沢明夫「虹の岬の喫茶店」  監督:成島出  出演: 吉永小百合、 阿部寛、 竹内結子
笑福亭鶴瓶、 笹野高史、 井浦新、 小池栄子、 吉幾三、 石橋蓮司、 米倉斉加年etc.
2014年 日本
 


 


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思い出のマーニー [日本&アジア映画]

 杏奈とマーニーの出会いが、美しい自然を背景に描かれ、二人の不思議な関係が心温まる物語へとつながっていく。いつもながら背景の絵のすばらしさに心癒された。


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 杏奈

 
 北海道の札幌に暮らす中学1年生の杏奈。辛い生い立ちから心を閉ざし、誰とも打ち解けることなく孤独な日々を送っていた。そんな中、持病の喘息が悪化し、転地療養のために海辺の村でひと夏を過ごすことに。そこで杏奈は、入江に建つ誰も住んでいない古い屋敷を目にする。地元の人が湿っ地(しめっち)屋敷と呼ぶその建物に、なぜか懐かしさを覚え惹かれていく杏奈。その屋敷は杏奈の夢の中にも現われるようになり、必ずそこには金髪の少女の姿があった。ところがある晩、湿っ地屋敷へとやって来た杏奈の前に、夢で見た金髪の少女が現われる。少女はマーニーと名乗り、“わたしたちのことは2人だけの秘密よ”と語る。そんなマーニーにだけは心を開き、いつしかかけがえのない友情を育んでいく杏奈だったが…。(allcinema ONLINE)


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 湿っ地屋敷


 「借り暮らしのアリエッティ」も米林監督の作品で、とても好きだった。この映画も風景や建物や家の中の様子の描き方もすばらしく、とりたての野菜のみずみずしさがまるで実写のようだった。

 杏奈は不幸な境遇に育つが、後に周りの人の愛情を信じることによって閉ざしていた自分の心を開き、成長するのだ。マーニーとは果たして誰なのか。これがミステリーでおもしろい。


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 私は原作をかなり前に岩波少年文庫で読んでいたが、松野正子さんの訳がとてもすばらしかった。松野さんは高名な児童文学作家でいらっしゃる。今、文庫で違う人の訳がでているが、ぜひ松野訳でお読みになることをお勧めする。原作はイギリスが舞台だが、この映画はその原作を土台にしてうまく別の話に創りあげている。これはこれで良いのでは。

 北海道の美しい風景や湿っ地屋敷の描写が観客をファンタジーの世界にいざなってくれる。物語も不思議だし、登場する人物たちも素敵だ。昨今はニュースを観ても嫌になるような事件ばかり。そういう現実を少し忘れて、このファンタスティックで美しい世界に浸るのもよい暑気払いになると思う。ぜひご覧ください。

原作:「思い出のマーニー」ジョーン・C・ロビンソン作 松野正子訳(岩波少年文庫) 監督:米林宏昌  
製作:鈴木敏夫、 制作:スタジオ・ジブリ、 声の出演:高槻彩良(杏奈)、 有村架純(マーニー)、
松島奈々子(頼子)、 寺島進(大岩清正)、 根岸季衣(大岩セツ)、 森山良子、黒木瞳、杉咲花etc.
2014年 日本  
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