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miniなできごと10 [日記・雑感]

 今日は長唄のお稽古に行くべく、いつもの私鉄に乗ったら、二駅目(ふたえきめ)で電車が止まって「他の駅で人身事故発生のためしばらく停車します」とアナウンスがありました。そのまま約25分間も車中で待たされました。それからJRに振替輸送され大阪駅へ。こんなことは初めての経験でした。結局お稽古はキャンセルせざるを得ませんでした。

 お稽古の後で宮沢りえの「湯を沸かすほどの熱い愛」を観る予定だったので、かなり時間をつぶさなくてはならず、阪急うめだのアフタヌーンティーというカフェでランチしました。焼き野菜とチキンと温泉卵のプレートにパンと紅茶(10種類くらいからチョイス)で1600円ほど。おいしかったです。それから、各階をのブティックやアクセサリーショップをひやかして、かなり時間がつぶれたので映画館へ。

 「湯を沸かすほどの熱い愛」はなかなか面白かったです。宮沢りえはある家の母で主。夫は蒸発、娘二人は血のつながりがなく複雑な家庭です。それを持ち前の明るさで、乗り切っていくのですが、ある日アルバイト先で倒れ、入院した時に健康診断を受けます。そうしたら、自分が末期がんであることがわかりました。それからどうやって彼女は生きて行ったのか、何をやり、どんな最後だったのか。いいドラマでした。人はどのように生きるべきかはよく議論されるけれども、どのように死ぬべきかはあまり議論されないのでは、と思いました。今日の電車事故のことを思い起こし、やはりどんな理由があっても、人に迷惑をかけるような最後は送るまいと思った次第です。

 最後は阪急うめだのクリスマスイルミネーションです。ちょっと早いですが、きれいなので写真をアップします。大阪にお住まいの方は、阪急うめだ本店9階祝祭広場へ行ってみてください。



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ベトナム旅行1 [日記・雑感]

 先日ベトナムへ行って来ました。ハノイ・ホーチミン5日間のツアーで、すごい過密スケジュールの旅でした。同行の友人が英語ペラペラの人だったので、安心でした。
 関空から直行便でハノイへ。(約5時間)空港にガイドさんが迎えに来ていてホテルへ。ここはフランスの植民地だったため、建物や道路の標識などもフランス風。けれどもバイクや車の数がすごくて、交通渋滞に巻き込まれました。

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 ホテルで荷物を降ろして先ずは「水上人形劇」鑑賞です。これは人形の動きが素早く結構迫力があって面白かったです。音楽は中国風ですが、劇は農家の日常生活や、龍や獅子が登場する伝承物語などです。


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 ベトナムの伝統的な人形芝居約400から選出された、14の人形芝居でストーリーの繋がりはなかったようです。一つ一つが面白かったです。これを5人ほどの男女が操っていました。最後の写真は、演奏者たちです。

 この後「セン・サン」というレストランでベトナム料理を食べました。生春巻き、菜っ葉の炒め物、チャーハンやフォーなど。けれども全部が冷めていて、ちょっと興ざめ。ベトナムの人って熱いものが嫌いなのかと思いましたが、そうじゃなかったみたい。ツアーの料理って概してこんな感じですよね。

 宿泊は、ニッコーハノイでいいホテルでした。お部屋も良いしアメニティーもOK。それに厚みのあるバスローブもついていたので、嬉しかったです。朝はベトナム料理と日本食のバイキングで、たくさんのお料理があり、作り立てのオムレツやパンケーキ、それに温かいフォーもいただき大満足のお食事でした。

 それからガイドさんが車で迎えに来て、世界遺産のハロン湾という所へ行きました。これが片道休憩を入れて約3時間という長丁場。それに道路が狭くて車やバイクも多いし、怖かったでんですよ。ようやくたどり着き、クルーズのはじまり~!

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 ランチは船上での新鮮なシーフード料理。これは本当に素材が新鮮だったし船の上で料理してくれたので、熱々ですごくおいしかったです。

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 海老の蒸し物。とても甘くて美味。このほか色々な料理がでました。満足、満足。

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 これは鶏が二羽キスしているように見える岩で、この湾で一番有名な岩だそうです。

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 このような奇岩がぐるりと湾を取り巻いていて壮観です。約2000もの岩があるとのこと。途中で下船して、鍾乳洞も見学しました。この船の上で、真珠(たぶん貝真珠)を売りに来たので、友達はピアス、私はペンダントを買いました。ディスカウントしてもらいました。ハロン湾はかなり肌寒く、コートが手放せませんでした。ハロンは漢字では「下龍」と書き、龍が舞い降りたところという意味なのだそうです。確かにこの奇岩を全部つなげたら、一匹の龍になりそうな感じがします。

 ホテルに帰って、夕食はついていなかったので、フロントの女の子においしいベトナム料理の店を教えてもらって行ったら、なんとその日は予約で満席でした。ガイドさんがその店なら予約はいらないといったので、予約しなかったのが裏目に。でもほかの店も知らないし、戻ってホテルで食べようということになって、ホテルに帰って中華料理の店へ行きました。これが大正解!鳥のオイル焼き、ほうれん草と豚ミンチ肉のスープ、焼きそば、杏仁豆腐を頼みました。〆て一人2000円ちょっと。このレストランには3組のお客がいましたが、全員日本人でした。ベトナムの人にとっては高いんでしょうね。
 この中の一組がビジネスマン3人で食事してたんですが、一人が声が大きくてしかもつまらないビジネストークをとうとうとしゃべっているんですよ。なんだか私のほうが(店の人に対して)恥ずかしくなりました。続きの記事もすぐアップしますね。[猫]


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miniなできごと9 [日記・雑感]

 今日、大学病院の歯科に、定期検査に行きました。診察台が平らになり楽だったんですが、治療が終わった後、ふと胸元を見たら、朝してきたペンダントがない!それですぐ引き返して先生に「ペンダント落ちてませんでしたか?」と聞きました。先生は「落ちてないけど……。もしかして、後ろに回ってるんじゃないの?!」と言って首のところから手をまわして探ってくださったら、ナント先生のおっしゃる通り、鎖とともに後ろに回ってました!病院の受付の人もいっしょについてきてくださってたので、メチャクチャ恥ずかしかったです。先生は女医さんでとても感じのいい方。皆に笑われてしまいましたとさ。
(チャンチャン)(^-^;

 大学の紅葉がきれいだったので、ちょっとお写真貼っておきます。

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ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ [外国映画]

 コリン・ファースとジュード・ロウの顔合わせなら、絶対見なくちゃと思って観に行きました。二人は対照的な性格の天才を演じて、とても観ごたえがあり、感動しました。


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 1920年代のニューヨーク。アーネスト・ヘミングウェイ(ドミニク・ウェスト)の「老人と海」やスコット・F・フィッツジェラルド(ガイ・ピアース)の「グレート・ギャツビー」などの名作を手がけた編集者マックス・パーキンズ(コリン・ファース)の元に、無名の作家トマス・ウルフ(ジュード・ロウ)の原稿が持ち込まれる。
 編集者という仕事は大変だ。私もプロの作家の先生にエッセイの生原稿をみせてもらったことがあるが、この映画であったように、原稿は線を引いて文章が消され、そこに編集者の人が別の文を加えていた。それが容赦なく、といった感じだったのでびっくりしたことがある。この映画の編集者パーキンズはトマス・ウルフの原稿をほぼ半分になるまでに削るのだった。


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 ジュウド・ロウ&ニコール・キッドマン

 パーキンズはトマス・ウルフの才能にほれ込み、彼が感情のままにペンを走らせ、際限なく文章を生み出すのを精神的に支える。ウルフは天才だが、性格はまるで子供のようにわがままで傷つきやすい青年だったからだ。


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 ウルフの処女作「天使よ故郷を見よ」が、パーキンズの導きでベストセラーに輝くと、二人は更なる大作に取りかかる。ウルフは昼夜を問わず執筆に没頭し、パーキンズは妻ルイーズ(ローラ・リニー)や家庭を犠牲にし、ウルフの愛人アリーン(ニコール・キッドマン)は二人の関係に嫉妬する。


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 ニコール・キッドマンは好きな女優さんの一人。美しくて、子どものようなウルフを金銭面でも際限なく援助し、ウルフのわがままもがまんする愛人アリーンを好演している。ウルフによって翻弄されるが、彼を突き放すことができないのだった。


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 やがて第二作が完成すると、ウルフは「この本をパーキンズに捧げる」と献辞を付け足し、ヨーロッパへ旅立ってしまう。というのも「ウルフはパーキンズなしでは書けない」という世間の風評に傷ついて、一人でも書けると証明したかったからだ。

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 ガイ・ピアース演じるフィッツジェラルド

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 ドミニク・ウェスト演じるヘミングウェイ 

 しかしウルフはヘミングウェイやフィッツジェラルドなどを訪ね歩くが、だれもパーキンズの悪口をいわなかった。この二人に扮したドミニク・ウェストとガイ・ピアースが、まさにこの作家たちが本当にこうだったに違いないと想像させるような、はまり役だった。(余談ですが、私はこの間バーでヘミングウェイの好きなお酒パパダイキリを飲んだのですが、甘くなくとてもおいしいカクテルでした。)

 ウルフはますます孤独に追い詰められ、ようやく自分にとってはパーキンズこそが最大の理解者であり、彼なしでは本は出版できないのだと悟る。そしてパーキンズに友情を込めて、もう一度会いたいと手紙をかくのだが……。


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 コリン・ファースの演じる編集者パーキンズは仕事の鬼であるが、家庭ではよき父でありよき夫だった。対するジュウド・ロウのトマス・ウルフは天才でわがままで子供だが、とても魅力的な男だった。この二人の正反対の性格の男性像を二人の俳優が、余すところなく演じているのが面白くて、とても興味深い映画だったと思う。ちなみに、私がどちらが好きかと言われれば、ジュウド・ロウのトマス・ウルフかもしれない。やはりこういう破滅型の男性に魅かれるところがある。原作も面白そうなので読んでみたいものだ。

原題:GENIUS 監督:マイケル・グランデージ 出演:コリン・ファース、 ジュウド・ロウ、
ニコール・キッドマン、 ローラ・リニー、 ガイ・ピアース、 ドミニク・ウェスト、etc.
2015年 イギリス


文庫 名編集者パーキンズ 上 (草思社文庫)

文庫 名編集者パーキンズ 上 (草思社文庫)

  • 作者: A.スコット バーグ
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2015/06/02
  • メディア: 文庫



文庫 名編集者パーキンズ 下 (草思社文庫)

文庫 名編集者パーキンズ 下 (草思社文庫)

  • 作者: A.スコット バーグ
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2015/06/02
  • メディア: 文庫



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miniなできごと8 [日記・雑感]

 今日、お友達のみどりさんと新しくできた施設を観に行って、そこの金沢の回転寿司屋さんで、白エビの軍艦巻きだの、甘えびだの、のどぐろ(これが最高!)の握りだの、蒸し大海老の握りその他色々を食べて大満足でした。(私が海老好きってわかりました?)

 それから彼女のお宅へおじゃまして、豆柴犬のテンちゃんと茶トラ猫のトラちゃんと一緒に遊びました。彼らに会ったのは初めてだったんですが、トラちゃんはちょっと人見知りであまり寄ってきてくれなくて、みどりお母さんのお膝で寝てました。
 テンちゃんは初めから私に興味を持ってくれて、撫でても嫌がらないし、黒いつぶらな瞳でじっと見つめてくれたんです。おやつを食べさせてあげました。それからゴロンとひっくり返ってお腹を上にして寝転んで、なでなでさせてくれました。動物がおなかを見せるのは、相手を信頼している証拠なんですね。嬉しかったです。
 あぁ、やっぱり動物と一緒にいると落ち着くわ。みどりさんも、また猫飼ったらって何度もすすめるんですよ。どうしようかなぁ~。
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 レオナール・フジタの猫
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ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring YEARS [外国映画]

 イギリス・リヴァプールのキャバーン・クラブで活動を始めたザ・ビートルズは、1961年から62年にかけてイギリスの音楽シーンに華々しく登場し、1963年の終わりにはヨーロッパ・ツアーを始める。そして1964年2月9日、アメリカの人気テレビ番組『エド・サリヴァン・ショー』への出演をきっかけに全世界的に人気を爆発させた。同年6月から初のワールド・ツアーをスタートさせると、以後2年間は過酷なスケジュールをこなし続け、ツアー活動を停止した1966年8月の時点でバンドは世界15カ国90都市166回のコンサートを行っていた。こうしたツアーに助長されて、ビートルマニア”と呼ばれる社会現象が誕生した。それは世界で初めて、文化のグローバル化が始まるきっかけとなった。


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 とにかく懐かしかった。でもこんなにすごいバンドだったとは、当時は知らなかったのだ。リヴァプールのキャバーン・クラブのシーンは本当に若い若い4人組だった。それからどんどんビッグになっていく様が当時のヒット曲とともに映像で流れる。


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 日本での武道館ライブでは、武道の殿堂でロックバンドのコンサートとは何事かという反対があったり、右翼の「ビートルズ来日排斥運動」などがあったため、彼らはホテルの部屋から出られなかったということもわかった。本当に大変だったんだなと思った。


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 ビートルズはどこへいっても、大群衆に囲まれて警備をする警官の数も半端じゃなかった。彼らが会場へ向かう車も遅々として進まないくらいだった。この4人組の知られざる姿を、彼らのライブ活動期に焦点を当て描き出している。


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 この中には、ポール、ジョン、リンゴ、ジョージの些細な会話やインタビューとともに、色々な著名人のインタビューが織り込んであり、それらは分析的で面白かった。日本人は浅井慎平さん(写真家)だった。

 彼らがツアーをしたのは、1963年から66年のわずか4年間だったとは信じられない。しかしその間世界中で、166回のライヴを行って、その他はスタジオに籠ってレコーディングの毎日。燃え尽きたのもわかる。

 最後にアメリカ「シェア・スタジアム」でのライヴ録画がそのまま流される。音楽史上初のマンモス球場でのライヴで、5万6千人以上の観客を動員した。若い女の子たちが失神して次々に警備員に運び出される様子も映し出されていた。

 最後の最後に、4人のインタビューの録音が流れる。彼らが本当に好きだったのは「音楽を創るという作業」だったのだそうだ。


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 私は初期のアルバムよりも後半の音楽のほうが好きだ。私の好きなアルバムは「サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド」1967年英国、「Abby Road」1969年英国、「Let It Be」1970年英国、「Hey Jude」1970年米国の4枚だ。

 ビートルズと同じ世代に生きた幸運をかみしめた一日だった。

原題:THE BEATLES: EIGHT DAYS A WEEK ‐ THE TOURING YEARS   
監督:ロン・ハワード
2016年 イギリス


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miniなできごと7 [日記・雑感]

 夏頃、お肉を食べて代謝をあげて、ダイエット効果を高めようという試みを約1ヵ月やってみたところ、それまで野菜サラダを山のように食べていた時と、まったく体重が変わらなかったということを、ご報告しました。これは代謝が上がったと考えていいと思うのですが、脂肪値はやっぱりかなり上がってしまったのです。
 そこで今は、野菜(必ずしもサラダではなく)を先に食べて、お味噌汁やスープ、お肉やお魚、そして最後にご飯という感じでやっています。ちょっとは体重が減り、脂肪値がだいぶ下がりました。
 これに資生堂のBeauty&Co.のサイトで紹介している簡単なエクササイズを気の向くままにやっています。このサイトはとても面白いので、以下にURLを貼っておきますね。

URL: https://www.beauty-co.jp

例えばこんな簡単体操が載っていて、動画のあるものもあります。

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 このサイトはダイエットだけでなく、メイク、ヘヤスタイリング、ファッション、食事、占いなどのインフォメーションが満載で、楽しく読めますよ。=^_^=
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藤田嗣治展(兵庫県立美術館) [アート・カルチャー]

 7月~9月に神戸の兵庫県立美術館で開催していた藤田嗣治展(レオナ-ル・フジタ)展に行って来ました。フジタ生誕130年記念の展覧会です。

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 私は藤田の猫の絵が特に好きで、藤田の展覧会は必ず行ってます。今回も画家自身と猫、女性や少女と猫などの絵があり、人物も猫もよく描かれていました。藤田が最晩年になぜフランス国籍をとったのか疑問だったんですが、それは戦時中無理やり描かされた戦争画を終戦後、画壇から批判され、ひどく傷付いたことが理由とわかりました。とてもいい展覧会でした。

展覧会の構成
Ⅰ 模索の時代 1909~1918

 第一次世界大戦が勃発し、日本からの仕送りも途絶え、苦しいパリでの生活の中で、自分だけの表現を目指して試行錯誤の日々。

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 自画像

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 パリ近郊の風景画


Ⅱ パリ画壇の寵児 1919~1929

 サロン・ドートンヌで6点の作品が入選し、乳白色の裸婦像で注目を集める。そして日本人で初めて大きな成功を手に入れた・

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 猫と犬両方描かれているのが珍しいですね。


Ⅲ さまよう画家 1930~1937

 1930年代アメリカから中南米、中国そして日本と各地を転々としながら制作を続けた。作風も鮮烈な色彩で風俗的な主題を描いた。

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 カーナバルの後

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 客人(沖縄)


Ⅳ 戦争と国家 1938~1048
 
 藤田は第2次世界大戦勃発のため、帰国し国家の要請で戦争画を描き、それが当時の日本人に評価された。

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 アッツ島玉砕




Ⅴ フランスとの再会 1949~1963

 戦後日本の画壇から、戦争が制作の責任を問う議論の数々に傷ついた藤田は、1949年日本を離れパリに戻る。そして懐かしいパリの街並みや子供、優美な婦人像を頻繁に描くようになる。

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Ⅵ 平和の祈り 1952~1968

 カトリックの洗礼を受けた1959年以降、藤田はそれまであまり描くことのなかった宗教画を描きます。そしてランスの平和礼拝堂(通称フジタ・チャペル)の壁画制作に晩年をささげるのでした。
 藤田はフランス人3名と日本人2名の計5名の女性と恋愛したり結婚したりしています。でも最後は日本人の奥様でした。藤田はある意味不幸な人だと思います。日本では受け入れられなくて、戦争で傷付きフランスにしか居場所がなく、帰化したのですから。でもフランスでこそ、自分の才能を開花することができたのです。波乱万丈な人生でしたね。

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 最後に私の好きな藤田の猫の絵を何枚か載せておきます。(展覧会には出ていません)

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レッドタートル ある島の物語 [外国映画]

 これは何とも不思議な物語である。美しいアニメーションで、セリフがなく映像と音楽のみの作品だ。アニメーションの力というものを感じることができた。


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 嵐の中、荒れ狂う海に放り出された男が、九死に一生を得てある無人島に辿り着く。必死に島からの脱出を試みるものの、見えない力によって何度も島に引き戻されてしまう。絶望的な状況に置かれた男の前にある日、1人の女が現れる……。


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 最初の嵐の中の風景が音楽と映像(アニメーション)だけなのに、すごく迫力があって怖いくらいだった。それから男が島に流れ着いて、倒木でいかだを作って島から脱出しようと試みるのだが、それが海へいかだを出そうとすると、ほんの少し海面を進んだとたん、いかだはバラバラにこわれてしまう。それが3度も繰り返され、男は気力を失くして自棄になる。


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 次の朝目覚めると、大きな赤いウミガメが海から海岸へ上がってくる。自棄になっている男はウミガメを棒切れでたたき、挙句の果てにはウミガメをひっくり返して置き去りにしてしまうのだった。

 けれども時間が経って、男がウミガメの様子を見に戻ってくると、ウミガメは死んでしまっているのか、力なくだらんとしている。そこで男は海水を汲んできてカメにかけてやるが、生き返らない。

 それからまた時間が経過したときに男が見に行くと、不思議なことにカメの胸の甲羅が割れて、若い女性がその中にいるのだった。


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 そこから二人の生活が始まる。海で貝を取って食べたり、陸地の池で水浴びをしたり……。それからまた時間が経って次の場面は幼い子供連れの二人だった。親子3人の楽しそうな日常生活の場面が描かれる。そして子供が若者に成長したある日、大きな出来事が起こる。

 それは海からの大津波で、陸地の木々はなぎ倒され、逃げ惑う家族3人がどうなるのかと……。この場面も迫力満点で怖かった。アニメーションでこんな迫力のある映像が創れることに感動した。


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 助かった3人は元の穏やかな生活を取り戻すが、成長した息子はほかの地に思いをはせ、3匹のウミガメと一緒に旅立っていく。


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 最後は、年老いて白髪と白髭を蓄えた男が、女と眠っているときに天国へ旅立ってしまう。そして女は……。

 とてもファンタスティックな物語なのだが、違和感なくその世界に浸ることができた。これはアニメーションが魅力的で優れた美術絵画のような画面だったからだろう。例えは、木の葉がざわざわと揺れる細かい描写があるのだが、この1分にも満たない場面にどのくらいの人間の労力が注ぎ込まれたのかと考えると、気が遠くなりそうだ。作品完成に8年の年月を要したのもうなずける。
 セリフがないので余計なことを考える必要がなく、映画の世界に浸りこんでいた。そしてそのストーリーは、男女の純粋な愛情と家族の物語。その清浄さが心を打つすばらしい物語だった。ぜひご覧ください。

原題:LA TORTUE ROUGE (THE RED TURTLE) 監督:マイケル・ドゥドク・ドゥ・ヴイット
プロデューサー:鈴木敏夫 アーティスティックプロデューサー:高畑勲
2016年 日本/フランス/ベルギー
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ハドソン川の奇跡 [外国映画]

 7年前ハドソン川に不時着した航空機のことは、やはり覚えていますね。あれがどんな事故だったかは忘れていたんですが、映画を観てこんなにすごいことだったのかと、改めてこの出来事がまさに「奇跡」だったんだと思いました。


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 2009年1月15日、極寒のニューヨーク。160万人が暮らすマンハッタン上空850メートルで突如、航空機事故が発生。全エンジンが完全停止し、制御不能となった旅客機が高速で墜落を始める。サレンバーガー機長(トム・ハンクス)の必至の操縦により、70トンの機体は目の前を流れるハドソン川に着水。“乗員乗客155名全員無事”という奇跡の生還を果たした。着水後も、浸水する機内から乗客の避難を指揮した機長は、国民的英雄として称賛を浴びる。だが、その裏側では、彼の判断を巡って、国家運輸安全委員会の厳しい追及が行われていた……。


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 副機長役のアーロン・エッカートとトム・ハンクス

 一つ間違えば、大惨事になっていた事故。しかも人為的な事故ではなく、鳥の群れが飛んでいる飛行機のエンジンにはいりこみ、両エンジンとも停止という非常事態。それを管制塔の指示通りではなく、自分の経験から近くの別の飛行場に着陸することは不可能と判断し、ハドソン川に不時着したサリー・サレンバーガー機長(トム・ハンクス)の勇気はすごいと思った。


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 この機長を演じたトム・ハンクスはとても魅力的だった。今年1月にスピルバーグ監督の映画「ブリッジ・オブ・スパイ」をみたときも、トム・ハンクスは年を経るごとに良くなっていくなぁと思っていたのだが、今回の機長役は本当にすばらしかった。やはりクリント・イーストウッドの描き方が上手かったのだろう。臨場感あふれる現場の様子が観客によく伝わってきたと思う。やはりこの映画とこの事故の主役は、映画の原題にもあるように「SULLY」ことサリー・サレンバーガー機長なのだ。


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 エンドロールで本物のニュース映像に登場する機長と奥さん、そして乗客たちのインタビューがでてくるが、こういう九死に一生を得る事故を経験した人たちの心の絆というものは、非常に強いものなのだと実感した。つくづく奇跡が起こってよかったと思わずにいられなかった。

 クリント・イーストウッド作品はとても上手いのだが、題材はかなり怖いものがほとんどだと思う。これからも命の続く限り、新作を撮り続けてほしいものだ。


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 やっぱりカッコいいですね、監督!

原題:SULLY 監督:クリント・イーストウッド 出演:トム・ハンクス
アーロン・エッカート、 ローラ・リニー、 アンナ・ガンetc.
2016年 アメリカ




 

 
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