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サクラ、桜 [日記・雑感]

大阪府北摂地方の桜です。最近、スマホに変えたので、わりあいきれいに写っていると思いました。



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新年号「令和」が万葉集からとられたので、「はじめて楽しむ万葉集」上野誠著(角川文庫)を買ってみました。この本の中から、気に入った和歌を2,3紹介しながら、桜の写真もアップいたします。


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  石走る(いわばしる)
  垂水の上の(たるみのうえの)
  さわらびの
  萌え出ずる春に(もえいずる はるに)
  なりにけるかも
   (志貴の皇子 巻8の1418)
    岩の上を、ほとばしり流れ出る 滝のほとりのわらびが
    萌えだすように天に向かって伸びていく………。
    春になった!
   
  この和歌は、「万葉集」の中でも一番人気のある歌だそうです。春が来た喜びをこれだけ
  率直に、上品に、生き生きと描いた歌は他にないからなのだそうです。これはなんとなく
  知っていました。



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  冬過ぎて
  春し来たれば(はるしきたれば)
  年月は(としつきは)
  新たなれども(あらたなれども)
  人は古り行く(ひとはふりゆく)
    (作者未詳 巻10の1994)
     冬が過ぎて
     春がやってくると、
     年月は
     新しくなるけれども……。
     人は古くなっていく……。

  一定の年齢を越えると、人は「お誕生日が嬉しくない」と思う。人は、時に年をとることを
  喜び、時にそれを嘆くという気持ちが込められている和歌です。言い得て妙だと思います。



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     忘るやと
     物語して(ものがたりして)
     心遣り(こころやり)
     過ぐせど過ぎず(すぐせどすぎず)
     なほ恋にけり
       (作者未詳 巻12の2845)
        忘れることもあろうかと
        人と世間話などをして、
        気を紛らわせて
        物思いを消し去ってしまおうとしたが……
        一層恋心は募るばかりだった……。

  恋の歌も多い万葉集。恋は一過性のもの、個人的なもの、一人一人のものである。
  しかし同時に恋の気持ちというものは、多くの人が共感する気持ちでもあることが、
  この歌からわかるとのこと。



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     我が背子を(わがせこを)
     今か今かと
     出で見れば(いでみれば)
     沫雪降れり(あわゆきふれり)
     庭もほどろに
       (作者未詳 巻10の2323)
        わたしのいい人を
        今か今かと待って、
        出てみると……。
        沫雪が降っていた。
        庭にもうっすらと。

  恋人がやってくるのではないかと思って、戸口まで駆け出してみて、見た物は雪だった。
  人を待っている女というものは、自分の神経を「待つ」ということに集中させる。それで、
  待つ女の自然を見る目が、細やかになるのだそうだ。



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 万葉集と意識して本を読んだのは初めてでしたが、この本はわかりやすく解説されています。それに、選ばれた和歌もいいものばかりでした。入門書としては最適な本だと思います。もう少し、万葉集の世界を楽しんでみたいと思いました。



はじめて楽しむ万葉集 (角川ソフィア文庫)

はじめて楽しむ万葉集 (角川ソフィア文庫)

  • 作者: 上野 誠
  • 出版社/メーカー: 角川学芸出版
  • 発売日: 2012/09/25
  • メディア: 文庫



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Queen「Under Pressure」フレディ&ボウイ版と、他アーティストのカヴァー曲の聴きくらべ、など。 [音楽]

大好きな曲、Queenの「Under Pressure」(フレディ&ボウイ版)を、何人かのアーティストのカヴァーバージョンで聴いてみました。なかなか面白かったので、独断と偏見で、こんな記事にしました。よかったら、ご一緒にどうぞ。


まずは、フー・ファイターズ+ ロジャー・テイラー(Super Saturday Night 2019)
彼らは、Queenの大ファンで、追っかけをしたいくらいだったんですって!男たちのロジャーに対するリスペクトが、いい感じです!
「Under Pressure」
https://youtu.be/ZG-P-iIrL0Y
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次は、デヴィッド・ボウイバンドのパフォーマンス。ゲイル・アン・ドロシィが上手!彼女は、ボウイのバンドのセッション・ミュージシャンで、ベーシスト兼バック・ボーカリストだそうです。
「Under Pressure」
Bowie & Gail Ann Dorsey
https://youtu.be/DWtSyorjXv4

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かなりいかついボディですが、アダム・ランバートも、わるくないですね。歌が上手いと思います。2018年のQueenとのベルリンでのコンサートの様子です。
「Under Pressure」
Queen+アダム・ランバート in Berlin 2018/6/19
https://youtu.be/R-pTBzAiqdQ

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こんなのも見つけました。
Breaking Benjamin& Disturbed's David Draiman
Draimanが相当うまいです。音程が正確。
「Under Pressure」
https://youtu.be/FKUrPO2Cihg



そして、本家本元のQueen、フレディ&ボウイ版です。やはりフレディのファルセットがすばらしい。2人の魅力も相まって。
「Under Pressure」
https://youtu.be/YoDh_gHDvkk


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皆さんは、どのアーティストのパフォーマンスがお好きですか?



ところでご存知のように、フレディは4オクターブのオペラヴォイスを持っています。
フレディがスペインのオペラ歌手モンセラート・カバリエと共演した「バルセロナ」というアルバムがあります。(1988.10.10発売。すべてフレディの作曲)このCDがすごくいいのです。

表題曲の「バルセロナ」は、1992年のバルセロナオリンピックのテーマソングとなりました。
そして開会式の時、フレディとモンセラが歌うはずだったのですが、彼が1991年に亡くなったため、代わりにモンセラとホセ・カレーラスとのデュエットで歌われたとのことです。
この映像の中のフレディは、ヒゲをそっていて若々しく、活き活きとして素敵です。では彼のすばらしい歌唱力をご堪能ください。

Freddie Mercury & Montserrat Caballé - Barcelona (Live at La Nit, 1988)
https://youtu.be/hkskujG0UYc


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                      モンセラート・カバリエ&フレディ・マーキュリー

当時、飛ぶ鳥を落とす勢いの、モンセラート・カバリエと互角の歌唱、本当にフレディはすごい!モンセラのハートもガッチリつかんでる感じ。フレディは自信にあふれてますね。あれだけの巨大ロック・コンサートをこなしてきたからこそ、なのでしょう。彼に生き返ってほしいものです。(coco、暴走中……。)

おまけとして、レアな2曲を紹介しておきます。どちらもアルバム「Sheer Heart Attack」より。

Lily Of The Vally(谷間の百合)
https://youtu.be/2LGujYR8omQ

Flick Of The Wrist(Live 1974)
https://youtu.be/XrIZQ3CLLbU



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この写真は、Queenがデビューした当時、お金がなかったので、フレディの住んでいたフラットで撮影したもの。寄せ集めのインテリアですが、なかなか面白い写真になっていると思います。


今回も、お付き合いいただきありがとうございました。ではこの辺で。





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キャプテン・マーベル [外国映画]

 このところ、実話を映画化したものばかり観ていたので、ちょっと気分を変えて、キャプテン・マーベルを観てきました。主演のブリー・ラーソンは女優としていいなと思い、サミュエル・L・ジャクソン、ベン・メンデルソーン、ジュード・ロウも出ていたので、観たくなりました。「アベンジャーズ」をあまり観てない割には、相当おもしろかったです!


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 キャプテン・マーベルことブリー・ラーソンは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)では初めて女性ヒーローが単独で主役となったそうですね。そして監督も、マーベル映画では初の女性監督となるアンナ・ボーデンと、ボーデンとともに「ハーフネルソン」などでコンビを組んできたライアン・フレック。初づくし。


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 キャプテン・マーベルこと、ブリー・ラーソン。美人ですね。


 舞台は、アベンジャーズ結成以前の1995年。ロサンゼルスのビデオショップに、空から落ちてきた一人の女性。彼女はクリー帝国の精鋭部隊“スターフォース”の女性ソルジャー、ヴァース(キャプテン・マーベル)だった。彼女は驚異的な力を持っていたが、身に覚えのない記憶のフラッシュバックに悩まされていた。 


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 彼女の失われた記憶には大きな秘密が隠されており、それをクリー人の宿敵で、自在に姿を変える能力を持つスクラル人が狙っていた。そして、S.H.I.E.L.D.の敏腕エージェント、ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が、ヴァース(ブリー・ラーソン)に興味を持ち、彼女の失われた記憶を探っていく手助けをする。このサミュエル・L・ジャクソン、顔が若いと思ったら、CGを使っているらしい。


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 それから、ジュード・ロウは、ヨン・ロッグという善い人の顔をしていて、実は悪党役。でも、やっぱり渋くて素敵です。そのほか、ベン・メンデルソーンも(チャーチルの映画では、イギリス王を演じて、すごくよかったのに)悪党なんです。でも皆、大活躍でした。

 そして、キャプテン・マーベルたちの失われた記憶を追う旅に、いつの間にか付いてきていたキュートな仲間、猫のグースが登場!この子がめっぽう可愛いんですよ。それにアッと言わせる場面がありますよ! 


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                      一番右下の、少ししか映っていない猫がグース

 とにかく、エンドロールの最後の最後まで、観てくださいね。びっくりですよ!「アベンジャーズ・エンドゲーム」も観に行きます!


原題:CAPTAIN MARVEL 監督:アンナ・ボーデン、 ライアン・フレック  
出演:ブリー・ラーソン、 サミュエル・L・ジャクソン、 ジュード・ロウ
ベン・メンデルソーン、 クラーク・グレッグetc.
2019年 アメリカ



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グリーンブック [外国映画]

 この映画の舞台は、1960年代のアメリカ南部で人種差別が当然のように行われていた時代だ。作品は、実在の天才的黒人ピアニスト、ドクター・シャーリーと彼に雇われ一緒に旅をする用心棒トニー・リップ・バレロンガの話である。生い立ちも性格も全く違う二人が、最初は互いに嫌悪感をもちながらも、色々な事件に遭遇して、心を通わせ合うロード・ムービーだ。


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 黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)は、教養もあり、身だしなみもよい。そして、ピアノ演奏の腕は国内でも誰もが認めるものだった。


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 これは、カーネギーホールの上に住むドクター・シャーリーが、面接で、用心棒のトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)を雇うシーンで、民族衣装を着て出て来るのだ。実際のドクター・シャーリーも、このような衣装を身につけていた写真があるそうだ。マハーシャラ・アリは、この衣装がすごく似合っている。


 ところで「グリーンブック」とは50年代から60年代、人種差別の激しかった南部を旅する黒人のために作られた、施設利用ガイドのことである。イタリア移民でマフィア御用達のクラブ用心棒だったトニー(リップ)・バレロンガは、イヤイヤながら新しい仕事に就くことになる。雇い主の黒人ピアニストのドクター・ドン・シャーリーと、南部演奏ツアーに運転手兼ボディガートとして同行するとき、グリーンブックが必要なのだった。


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 トニーこと、ヴィゴ・モーテンセンとドクター・シャーリーこと、マハーシャラ・アリ
 

 トニーは、ガラが悪くて教養もないが、口が達者なのでトニー・リップと称されていた。それに、その人柄から、皆に頼りにされていた。だが、働いていたクラブが改装のため閉まってしまうため、彼はどこかに職を見つけなければならなかったのだ。


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 リンダ・カーデリーニ(ドロレス・バレロンガ)とヴィゴ・モーテンセン(トニー)

 美人の奥さんを家に残して、トニーの旅が始まった。


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 行く先々で、ドクター・シャーリーは大変な人気で、いつもコンサートは超満員だった。けれども、彼らは常に黒人差別に出くわした。例えば、楽屋は物置のような部屋だったり、紳士服の店でいいスーツを見つけたトニーは、ドクターに試着するようにいうと、店主がとんできてとめたりと、嫌な思いをしたのである。


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 南部での最後のコンサートは、クリスマスイブだった。その日、コンサートの前に、会場に隣接の高級レストランで食事するために、ドクターとトニーが入っていくと、レストランのマネジャーがどうしても、ここでは黒人は食事できないので、黒人専用のレストランへ行けというのだった。
 
 ドクターはこういうことには、もう耐えられないといって、二人はコンサートをキャンセルして、帰路についた。途中、ドクターが「俺は何者なんだ!」と泣くシーンがあって、とても印象的に、ドクターの心の孤独を表現していたと思う。

 その旅の後、ドクターとトニーの友情は終生続き、この作品は、トニー・バレロンガの息子のニック・バレロンガが共同脚本を書いている。この人は映画人だそうだ。ニックはドクターに関するたくさんの資料や写真、二人が南部を旅したときの資料も父から譲り受け、それにドクターへのインタビューメモも一緒に、ピーター・ファレリー監督に提供した。

 ピーター・ファレリー は、『メリーに首ったけ』や『ジム・キャリーはMr.ダマー』などのコメディーを手掛けてきた。私も「メリー・・・」は観たことがある。彼は「本作は他の自作の映画とは違ったトーンになるということはわかっていて、軽すぎるようなものにはしたくなかった。全てのコメディーはドラマの中から自然に生じるようにしなくてはいけなかった。ヴィゴとマハーシャラの演技がおかしさを生んでいるんだよ」と言っている。

 先日たまたまEテレをみたときに、ファレリー監督が出ていて「今は分断の時代だから、正反対の二人の間に友情が生まれるなら、希望もある」と物語に込めた思いを明かしていた。

 そして、先日の第91回アカデミー賞では、全5部門でノミネートされ、作品賞のほか脚本賞、助演男優賞を受賞した。マハーシャラ・アリは「ムーンライト」に続いて、2度目の受賞だそうだ。


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 満面の笑みですね!本当に素敵ないい俳優だと思います。これからもマハーシャラの出演作は逃さず見ていこうと思います。

 そして、ヴィゴ・モーテンセンは、「イースタン・プロミス」のカッコよさが記憶に焼き付いていますが、今作では、20㎏も体重を増やして臨んだとのこと。その努力に頭が下がります。俳優という職業はすごいですね。

 この映画、本当におもしろいし結構奥が深いです。それをシリアスに描かずに、ときにはクスッと笑えるようにえがいているところが、監督の才能だと思います。

 ドクター・シャーリーのユニークなピアノ演奏がすばらしいので、サウンドトラックを買おうかなと思っているところです。映画の中の演奏は、クリス・ボワーズという現代の才能あふれるピアニストが演奏しているとのこと。ぜひご覧になってください。


Blue Skies (ドクター・ドン・シャーリー・トリオ)
https://youtu.be/vDFnYOOovp8


原題:GREEN BOOK 監督::ピーター・ファレリー 出演:ヴィゴ・モーテンセン、
マハーシャラ・アリ、 リンダ・カーデリーニ、 ディミテル・D・マリノフetc.
2018年 アメリカ




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私は、マリア・カラス [外国映画]

 20世紀最高のソプラノと称されたオペラ歌手マリア・カラスの人生をひも解いていくドキュメンタリーです。なんてきれいな人なんだろうと思いました。それに、彼女はニューヨーカーだったんですね。ギリシャ系移民のアメリカ人です。


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 この映画は、マリア・カラス本人の映像と歌や、彼女の友人達と愛する人に宛てたプライベートな手紙などで彼女の人生を浮き彫りにしたものだ。そして、映画「永遠のマリア・カラス」でカラスを演じたファニー・アルダンが、自叙伝で語られる言葉や、手紙の朗読をする。


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 監督の トム・ヴォルフが、世界中を探し求めたというプライベート映像や、未完の自叙伝の原稿。そして400通を超えるという手紙の数々とラブレター、それらの朗読と音楽だけで成り立っている。マリア・カラス本人がすばらしい美女であるのも魅力的だが、その人生は、まるで小説のように波乱万丈だ。


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 私がびっくりしたのは、ニューヨークの凱旋コンサートに、若い男性が徹夜で並んでいるシーンだった。ロックのコンサートではなく、オペラのコンサートにこんなにたくさんの若者が列を作っているのは、見たことがない。彼らは一様に「マリア・カラスに会うためなら、まったく苦にならない」と言っていた。


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大統領やセレブも駆け付けたローマ歌劇場の舞台を第1幕で降りたことへの、激しいバッシングや、マリアに“クビ”を宣告したメトロポリタン歌劇場の支配人とのバトルがあった。それは、彼女が自分の歌唱が、完璧と思えないから、舞台を降りたことによると思う。マリア・カラスのプロフェッショナルとしてのプライドがそうさせたのだ。


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 ギリシャの大富豪オナシスとの大恋愛と夫(28歳年上の男性で1児をもうけた)との離婚、愛し合っていたはずのオナシスが、暗殺されたアメリカ大統領ケネディの未亡人ジャクリーンと結婚したことを新聞で知るという衝撃の顛末─の真相と、マリアの心の内を知ることができる。


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 それにしても、オナシスとはなんと冷酷な男なのだろう。マリアとは正式に結婚もしていなかったが、きちんと別れてもいなかった。どんなにマリアが傷ついたかは、想像に難くない。その不遇の時を支えたのは、まさにオペラを歌うことに他ならなかった。


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 けれども、オナシスは結局ジャクリーンとは後々離婚する。そして、マリアの家へ押しかけてきたそうだ。マリアはそのしつこさに負けて、また付き合いだしたが、それは恋人としてではなく、友達としての関係だったと本人が言っていた。私だったら、許せないかもしれない。マリアは度量の大きい人なのだろう。歌声にも、人を包み込むような温かさがあると思う。ちなみに、オナシスとは友達としては、上手くいったそうだ。


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 この映画の中では、マリア・カラスの歌声がふんだんに聴ける。私はオペラにあかるくないので、数曲しか知っている曲がなかったが、その歌声のすばらしさに魅了された。


蝶々夫人
なんて美しい空!
プッチーニ
シチリアの晩鐘
ありがとう、愛する友よ
ヴェルディ
ノルマ
清らかな女神よ
ベッリーニ
椿姫
さようなら、過ぎ去った日々よ
ヴェルディ
マクベス
早く来て、明かりを
ヴェルディ
カルメン
恋は野の鳥(ハバネラ)
ビゼー
カヴァレリア・ルスティカーナ
ママも知るとおり
マスカーニ
トスカ
歌に生き、恋に生き
プッチーニ
夢遊病の娘
おお花よ、お前がこんなに早く萎んでしまうとは
ベッリーニ
アンドレア・シェニエ
母が死に
ジョルダーノ
ジャンニ・スキッキ
私のお父さん
プッチーニ
他 数々の名曲が登場!


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 そして監督のトム・ヴォルフいわく、3年間かけて世界を回り、マリア・カラスの友人たちを探し出した。彼らは誰も見たことのない数多くの資料を保管していて、それらはマリア・カラスのとても個人的な記録だった。自叙伝と400通を超える手紙を読み終えた時に、やっと見えてきた〈マリア・カラスの姿〉が映画の最も重要な部分になることを確信した。今回、彼女と親しかった数え切れないほどの人々に会ったが、彼女自身の言葉ほど強く、印象的な証言はなかったので、彼女の言葉だけでつなぐことを決めた、とのこと。


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 マリア・カラスとモナコのグレース王妃 


 これまでは、マリア・カラスは気位の高い、わがままそうな人だと思っていたのです。でも、この作品を観て、彼女は美しく、温かく、心の広いすばらしい女性だという印象を持ちました。それをこの映画は余すところなく伝えています。これからは、オペラにも興味を持つことができると思います。

 残念ながら、マリアは 1977年9月16日に心臓発作でなくなり、その遺骨は生前の希望により、エーゲ海に散骨されたのだそうです。

 これは「マリア・カラス」という名のバラです。ブログ友のmayuさんが、教えてくださいました。マリアにちなんで名づけられたバラで、大輪のとてもいい香りの花だそうです。


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 では最後に、マリア・カラスの歌声をご堪能下さい。

 マリア・カラス プッチーニ作曲「私のお父さん」
 https://youtu.be/l1C8NFDdFYg


原題:MARIA BY CALLAS 監督:トム・ヴォルフ 出演:マリア・カラス(アーカイヴ映像)
朗読:ファニー・アルダン
2017年 フランス




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家へ帰ろう(うちへかえろう) [外国映画]

 ユダヤ人の仕立て屋アブラハム(ミゲル・アンヘル・ソラ)は、第二次世界大戦時にポーランドで迫害され、戦後、アルゼンチンに移り住んだ。彼は、強制収容時の後遺症で片足が不自由だった。

 88歳になった彼は、自分では望まないものの、子供たちの勧めで、高齢者用施設に入ることになったが、その入居日に、ブエノスアイレスから故郷であるポーランドを目指して旅に出る。というのも、彼には、第2次世界大戦時、ユダヤ人である自分がホロコーストから逃亡したとき、彼をかくまって救ってくれた親友に、自分が仕立てた最後のスーツを渡すという人生の約束があったからだ。


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 彼は、飛行機で隣り合わせた青年に助けられ、その次はマドリッドのホテルの女主人(アンヘラ・モリーナ)にお世話になる。この女主人が、めっぽう明るくて、魅力的な人だった。


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 それから、パリからドイツへ列車で行くとき、ドイツを通らずにポーランドへ行きたいと言い張り、駅の案内所でもめた。アブラハムは、フランス語も英語もできないので、話が通じず四苦八苦していた。


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 そんなアブラハムを見かねて声をかけてくれたのは、ドイツ人の文化人類学者の女性だった。


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 彼女はプラットホームに布切れを敷き、アブラハムを列車に乗せた。そして「ドイツ人は皆、ヒトラーやホロコーストを恥じているわ」とアブラハムに告げるのだった。
 

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 ポーランドに着いたものの、アブラハムは体調不良で倒れ、病院に運び込まれる。そして、そこで親切な看護師に介抱される。そして、親友の家のある住所まで、彼女が車を運転して、付き添ってくれる。が、アブラハムは、無事親友に巡り合うことができるのだろうか……。

 監督のパブロ・ソラルス監督は、ユダヤ系アルゼンチン人で、彼の祖父はホロコースト経験後、生涯「ポーランド」という言葉を口にすることすら拒んだ。監督は、祖父の複雑な思いを観客と共有したいという強い思いがあったのだそうだ。

 ホロコーストとヒトラーは、人類にとって忘れてはならない、負の遺産である。けれどもこの映画はその重いテーマを、アブラハムという魅力的な老人が、行く先々ですばらしい人々に巡り合い、最後の人生の目的を果たすという、感動的なロードムービーに仕上げたのだ。主役のミゲル・アンヘル・ソラは、実際は60歳だが、メイクで88歳の老人に変身している。観終わったあと、温かい満たされた気持ちで、映画館を後にできる作品である。

原題:EL ULTIMO TRAJE (THE LAST SUIT) 監督:パブロ・ソラルス
出演:ミゲル・アンヘル・ソラ、 アンヘラ・モリーナ、 オルガ‣ボラズ、
ナタリア・ベルベケ、 マルティン・ピロヤンスキー、 ユリア・ベーアホルト
2017年 スペイン/アルゼンチン





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2018年度の好きな映画5本 [外国映画]

昨年の鑑賞作品の中から、好きな映画を5本選びました。

1 ボヘミアン・ラプソディー   

  QUEENのフレディー・マーキュリーを主人公に、1970年のQUEEN結成時の様子から始まって、1985年のライヴ・エイド出演までの出来事と彼らの演奏を、ほとんどが、本物のQUEENの楽曲の音源を使用して創りあげた作品。フレディーを演じたラミ・マレックの演技がすばらしく、他のメンバーも生き写しともいうべき出来上がりである。
  フレディー・マーキュリーのロックミュージシャンとしての魅力や才能が、アメリカ人俳優ラミ・マレックによって、余すところなく表現された。加えてフレディーの、繊細で寂しがりやの性格、家族と恋人への愛、QUEENメンバーとの友情、孤独や病気との葛藤など、様々な側面が、非常にわかりやすく描かれている。QUEENの音楽を知らない人々にも感動を与え、11月公開から、未だに上映が続いてる。
  先ごろ、ゴールデングローブ賞の発表があり、ラミ・マレックが主演男優賞を獲得し、作品賞(ドラマ部門)も受賞という快挙! ラミが受賞スピーチの最後に「この賞は、フレディー・マーキュリー、あなたのものだ!」といったので、胸が熱くなりました。

 映画を観て以来、you tubeで彼らの楽曲を聴くのはもちろんのこと、フレディーはじめ、ブライアン・メイとロジャー・テイラーのインタビューも多く聴きました。その中でブライアンとロジャーがフレディーについて語っている内容を書いておきます。


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現在のブライアンとロジャー(二人ともいい顔になってますね)

ブライアン「彼が亡くなってからいつも思いだすのは、フレディーの温かさだね。彼は決して時間
      を無駄にしなかった。今でも彼の存在は、懐かしい家族を思い出すように、いつも自
      分のまわりに感じるよ。」

ロジャー 「フレディーから学んだことはたくさんあるよ。世間では、彼の派手な部分が大きく報
      道されたが、フレディーが音楽家として、すぐれた人間だったことを忘れないでほし
      い。彼はジミ・ヘンドリクスやプリンスなど、多くのロックミュージシャンが好き
      だったし、バレエやオペラについても、精通していたんだよ」

 これはインタビューのほんの一部にしかすぎませんが、2人のフレディーに対する愛情が感じられて、いいなと思います。
 2人がインタビュアーに、今一番大事だと思うものは何ですかと質問されて、「今現在、生きてることさ」と答えたのが印象的でした。

「ボヘミアン・ラプソディー」のレビュー全文は、こちらから。数曲のヒット曲も貼ってますので、よかったらお楽しみくださいませ。
 https://april2605.blog.so-net.ne.jp/2018-11-27


2 しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス

 「しあわせの絵の具」はカナダでもっとも愛されたフォークアート画家モード・ルイスの夫婦愛の物語を、サリー・ホーキンスとイーサン・ホークの共演で映画化した作品。モードの描く絵がとても温かく、素朴で素敵なのだ。


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 モード・ルイスご本人と二人の家


 カナダ東部のノバスコシア州に住むモード・ルイス(サリー・ホーキンス)は、子供のころから重度のリウマチで手足が不自由だった。彼女は、叔母に絵を描くことを禁じられ、独立しようと職を探した結果、家政婦募集のビラを目にし、住み込みで働く決心をする。しかし、雇い主は漁師の男、エベレット(イーサン・ホーク)で、孤児院育ちで、無骨、不愛想だった。が、モードは、ここで働くことを決心する。そして家事の合間に、家の中に絵を描き始める。

 エベレットはモードを、最初は家政婦としてしか、見ていなかったが、モードにの優しさに段々惹かれていき、二人はとうとう結婚する。


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  イーサン・ホークとサリー・ホーキンス

 ある日、エベレットが捕った魚をいつも買いに来る、サンドラ(カリ・マチェット)という女性が、二人の家を訪ねてくる。サンドラは美術関係の仕事をしている人だった。そこで彼女は、初めてモードが家中に描いた絵を観て、彼女の才能を見出し、絵の制作を依頼するのだった。

 そしてモードの絵は少しづつ売れ始めるが、二人は小さな家に住み続けた。二人は夫婦仲良くつつましく暮らしていくのだった。

 住んでいた家全体が、モードの作品で、扉、雨戸、壁、外壁、ティーポットなどに描かれた、素朴な絵がすばらしい。作品や二人の家は、現在はノバスコシア美術館に展示されているとのことだ。


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 ノバスコシア美術館に展示されているモードとエベレットの家


 モード・ルイスは不幸な生い立ちではあったが、心の美しさ、優しさを失わなかった人なのだと思う。そしてそれが主人のエベレットも幸福にしていったのだ。二人とも世間的には貧しい暮らしながら、夫婦として仲良く幸せに暮らした。愛情こそが、最も大事なものだということ教えられた気がする。

レビュー全文です。モード・ルイスの、他の絵も観られます。
https://april2605.blog.so-net.ne.jp/2018-03-23


3 ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男

 ゲイリー・オールドマンが、とうとうアカデミー賞主演男優賞をとった作品です!彼のチャーチル、そっくりだと思いました。ゲイリーを変身させた特殊メーキャップ・アーティスト辻一弘さん
はアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞!日本人として誇らしかったです。


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 この作品は戦時内閣の閣議記録を基に、チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの27日間を描いたものです。

 1940年5月、第二次世界大戦初期。独裁者ヒトラー率いるナチス・ドイツの前にフランスは陥落寸前で、英国にも侵略の脅威が迫っていた。そんな中、新首相に就任した前海軍大臣のウィンストン・チャーチル。国民には人気があったものの、度重なる失策で党内はもちろん国王ジョージ6世(ベン・メンデルソーン)からも信頼を得られず、弱音を吐く彼を妻のクレメンティーン(クリスティン・スコット・トーマス)は優しく叱咤する。

 チャーチルは、勝利を目指して徹底抗戦を誓うが、戦況は悪化の一途を辿っていく。そしてドイツ軍に追い込まれた英国軍が、ついにフランス・ダンケルクの海岸で絶体絶命の状況を迎える。英国への上陸もいよいよ現実の脅威となる中、犠牲を回避すべくドイツとの和平交渉を主張する外相ハリファックス(スティヴン・ディレイン)の必死の説得を受けるチャーチルだった。

 ヒトラーとの和平交渉か、あるいは徹底抗戦か。思い悩むチャーチルに、ジョージ6世は街へ出て庶民の声を聴けとアドバイスする。そして、チャーチルはロンドンのアンダーグラウンド(地下鉄)に乗り込み、乗客に語り掛けるのだった。そして、国民の多くの声をつかんだチャーチルは、迷いを捨てて徹底抗戦を開始するのだった。

 チャーチルは読書家で、生涯に43冊を著した文筆家でもあり、回顧録ではノーベル文学賞まで受賞している。さらに大戦勃発前にヒトラーの自伝を読み、存在を危険視していたということだ。読書こそ、チャーチルの判断力の源だった。


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 ベン・メンデルソーン&クリスティン・スコット・トーマス&ゲイリー・オールドマン 


 これは映画としても、たいへん面白く創られていて、キャステイング、脚本とも申し分のないできである。キャストも適材適所でよかったと思う。すばらしい作品でなので、ご覧になったら、面白いと思いますよ。。

レビュー全文。
https://april2605.blog.so-net.ne.jp/2018-04-29


4 シェイプ・オブ・ウォーター

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 ギレルモ・デル・トロ監督作品です。私はこの人のファンなので、楽しみにしていました。 
 
 政府の極秘研究所で掃除婦をしているイライザ(サリー・ホーキンス)は、ある日掃除をしているときに、水槽に居たアマゾンの奥地から運ばれた“クリーチャー”(半魚人)に出会う。

 言葉を話せないイライザは、一目で気に入ったクリーチャーに食料を運んだり、音楽をきかせたりしているうちに心が通じ合う。しかし、冷酷な軍人ストリックランド(マイケル・シャノン)は容赦なく“彼”を虐待し、果ては、上官に生体解剖を提案する。イライザは無謀にも“彼”を救出すると心に決めるのだが……。

 デル・トロは小さいころ「大アマゾンの半魚人」(1954年)をみて、映画はもとより、奇怪でユーモラスなギルマン(半魚人)の形姿をとても気に入ったそうだ。それがこの映画に生かされたらしい。

 この映画の魅力は、いくつかの水中撮影シーンである。イライザは、浴槽のある部屋全体を、ドアの下の隙間にタオルをギューギュー詰めにして水で満たし、彼(クリーチャー)とに抱き合うシーンは幻想的でとても美しい。

 狂気に満ちた軍人ストリックランド(マイケル・シャノン)は、典型的な中産階級で、家には美人の奥さんとかわいい子供たちがいる。それなのに、自分の出世のためには人間や生き物を痛めつけても何とも思わない。まるでナチの将校のような人間だ。

 ストリックランドはイライザとジャイルズがクリーチャーを海に逃がしにいったことに感づいて後を追い、あげくの果てに海までやってくる。愛し合うイライザとクリーチャーの運命は……。


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 ギレルモ・デル・トロの描くファンタジーは、いつも残酷さがつきものだ。この「悪」の存在ゆえに、良きもの美しい心がとても際立って、観客の心を虜にするのではないかと思った。面白い映画だった。
 
 第90回アカデミー賞監督賞、作品賞その他2部門でも受賞。これに先立ち、ベネチア国際映画祭でも金獅子賞を受賞しています。

レビュー全文。
https://april2605.blog.so-net.ne.jp/2018-03-10


5 万引き家族

 邦画はほとんど観てませんでしたので、1本だけです。

 東京の下町、高層マンションの谷間に、取り残されたように建つ古い平屋。家主である初枝(樹木希林)の年金を目当てに、治(リリー・フランキー)と信代(安藤サクラ)の夫婦、息子の祥太(城桧吏・じょうかいり)、信代の妹の亜紀(松岡茉優)が暮らしていた。彼らは初枝の年金では足りない生活費を、臨時の仕事で稼いでいるが、それでも十分ではなく、時々万引きで物を補充するという家族で、社会の底辺にいるような一家だった。 

 だが、この家族には暗さがなく、いつも笑いが絶えない日々を送っている。そんなある冬の日、近所の団地の廊下で震えていた幼い女の子(ゆり)を見かねた治が家に連れ帰り、信代が娘として育てることになる。休日は家族全員で、楽し気に海に行ったりもするほど、仲が良かった。


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 だがある日、初枝おばあさんが突然亡くなり、お葬式も出せない彼らは、狭い庭におばあちゃんを埋めた。この事件をきっかけに、家族はバラバラになっていき、それぞれが抱える秘密が明らかになっていく。

 こんな境遇だったら、すごく暗いストーリーになりそうだが、そこが是枝監督のうまさなのだろうか、それとも樹木希林、リリー・フランキー、安藤サクラの演技力なのだろうか。少しも暗くなかった。特にこの3人のやり取りは、ユーモアがあり思わず吹き出してしまうほどだった。樹木希林、リリー・フランキー、安藤サクラの演技や掛け合いは、すばらしく自然で絶妙の間だった。祥太を演じた城桧吏(じょうかいり)も、少年の純真さがよく出ていたと思う。

 温かい家族だが、それぞれにいいかげんで、社会人としては失格ではある。しかし、このようにしか生きられない人々なのだと、最後はあきらめというか、妙に納得させられた不思議な作品だった。

 底辺の生活をしているという設定なので、家の中の様子などは、ビジュアル的にはちょっと見づらいところはあるかもしれないが、それがリアルさを産んでいるのだろう。

 情のある人々だが、生きていくためにはお金がいる。夫婦とも臨時の仕事で稼いではいるが、けがをしたり、人員整理でやめさせられたり、思うようにいかない。だから、万引きをしなきゃいけなくなる。それを悪いとは思ってないところがある。生きていくためには仕方がないのだろうか。

 一体これは、誰が悪いのか。男の子を捨てた親、女の子に虐待する普通の暮らしをしている母親、そんな人たちより、リリー・フランキーと安藤サクラが演ずる夫婦のほうが、よほど温かいでしょう。(責任感があるかどうかは別として)
 是枝さんは、そんな社会の矛盾をこの映画で表現して、問題提起したのだと思います。まことに面白い作品でした。


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 ちなみに、是枝裕和監督、この作品で、2018年度カンヌ映画祭「パルムドール賞 (最高賞)」受賞しています。上手い役者ぞろいで、映画としてもよくできています。機会があったらご覧になってください。






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メアリーの総て [外国映画]

 「フランケンシュタイン」は、人造人間の話だというのは知っていたのですが、それが女性によって書かれたものだとは、知りませんでした。


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 その人の名はメアリー・シェリー、有名な19世紀の詩人のパーシー・シェリーの恋人で、のちに奥さんになる人物。


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 メアリー・シェリー(エル・ファニング)

 メアリーは作家で思想家の父ウィリアム・ゴドウィン(スティーブン・ディレイン)と、早くに亡くなった思想家の母(イギリスの社会主義思想家でフェミニズムの提唱者)の間に生まれた。彼女は継母とはうまくいかなかったが、その連れ子のクレア・モント(ベル・ハウリー)とは実の姉妹のように仲がよかった。


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 メアリー・シェリー(エル・ファニング)とクレア・モント(ベル・ハウリー)
 
 メアリーは、継母との確執のため、義妹クレア・モントとともに、父の友人の家に預けられ、そこで天才詩人パーシー・シェリーと出会う。たちまち二人は激しい恋に落ちる。このとき、メアリーは18歳、パーシーは24歳という若さだった。


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 メアリー(エル・ファニング)とパーシー(ダグラス・ブース)

 シェリーは、富裕な貴族層出身だったが、妻子持ちで、生活力のない男である。そして妻とメアリーに3人で暮らそうなどと、大真面目に提案するような人物だ。メアリーの父はこの関係に激怒し、それから逃れるために、メアリー、パーシー、そしてクレア・モントはフランス・スイスへ渡る。が、お金が底をついたため、イギリスに戻ってくるのだった。


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 1815年、メアリーはシェリーとの間の最初の子を出産する。けれども子供は、生後11日で亡くなってしまう。1816年、彼らはバイロン卿を頼って、スイスのレマン湖のほとりへと向かった。


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 クレア・モント(ベル・ハウリー)、メアリー・シェリー(エル・ファニング)、
 パーシー・シェリー(ダグラス・ブース)、バイロン卿(トム・スターリッジ)

 バイロンの別荘ディオダディ荘で、雨が降り続いた夏、皆が屋内に閉じこめられていた折、バイロンは「皆でひとつずつ怪奇譚を書こう (We will each write a ghost story.)」と提案した。


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 メアリー、 クレア・モント、 バイロン卿、 ジョン・ポリドリ(ベン・ハーディ)、
 パーシー(ダグラス・ブース) 


 この時に生まれたのが、メアリー・シェリーによるゴシック小説の古典的名作として名高い「フランケンシュタイン」である。「吸血鬼」(バイロン卿の友人ジョン・ポリドリの作)も書かれた。
 メアリーはバイロン卿の屋敷にいる間に、当時はやりの、死んだカエルの足を、電気ショックで動かす実験をみたり、それについて、バイロンやシェリーが人造人間もできるのでは、などと言う議論をしたりしているのを聴いていた。それらのことや、自分自身の不幸な人生への想いが、「フランケンシュタイン」という小説として結実したといわれている。


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 この本が出版されるとき、当時は新人の出版物は匿名か有名な作家の名前でしか出版できなかった。メアリーは匿名で出版するが、その出版パーティーの時、夫のパーシー・シェリーがこの作品は、妻であるメアリーの作だとその場に居る人にアナウンスするシーンが描かれている。

 ここにきて、パーシー・シェリーもやっと、メアリーの役に立ったというわけである。そしてメアリーはパーシーとの間に、男の子も出産している。


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 この映画ではまだ若い俳優たちが、自分たちと実年齢の近い文豪たちを演じているのも興味深い。主演のエル・ファニングは、メアリー・シェリーという、運命に翻弄される女性を美しく、力強く演じている。この時代において、本を出版するということは、本当に大変なことだったのですね。
 パーシー・シェリー役のダグラス・ブースやバイロン卿役のトム・スターリッジもとてもいい演技で魅力的だったと思う。これから、この3人がどんな風に花開いていくのか、その行方に注目していきたいものだ。

 ともすれば、名前だけ知っていることで終わってしまいそうな、19世紀に花咲かせた文豪たちの私生活や、「フランケンシュタイン」の生まれたいきさつがよくわかって、大変興味深い映画だった。 


 肖像画
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    メアリー・シェリー              パーシー・シェリー

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    バイロン卿


原題:MARY SHELLEY 監督:ハイファ・アル=マンスール  出演:エル・ファニング、
ダグラス・ブース、 トム・スターリッジ、 ベン・ハーディ、 スティーヴン・ディレイン、 
ベル・ハウリー
2017年 イギリス/ルクセンブルグ/アメリカ





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新年ご挨拶 2019 [日記・雑感]

あけましておめでとうございます

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皆さま、新しい御年をいかがお過ごしでしょうか。

昨年は、大阪北部地震があったり、大型台風が来たり、大変な年でした。
その都度、皆さまから温かい励ましの言葉をいただき、とても嬉しく存じました。
心から感謝いたします。ありがとうございました。

今年はどんな年になるのでしょう。とりあえず、身体に気をつけることが第一ですね。これが基本ですよね。

自分にできることをあれこれやっていって、それが結果的に何かのお役に立てば……と思います。

このブログでは、色々な方の記事を楽しませていただき、そして教えられることが多いです。
私も少しでも、楽しんでいただけるような記事が書けたらと考えています。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

2019・1・1

                     ココより

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フレディ・マーキュリーとQUEEN(修正・加筆版) [外国映画]

 2018年11月初めに公開となってから、未だ映画「ボヘミアン・ラプソディー」のほうは上映していますね。今年度ゴールデングローブ賞主演男優賞をはじめ2冠、アカデミー賞の主演男優賞と他3冠という快挙を成し遂げました。QUEENとフレディ・マーキュリーがどんなにすごい存在だったのかがわかります。

 では今から、フレディ・マーキュリーとQueenについて、私の好みの部分を切り取って、好きな楽曲とともにご紹介します。よかったらお付き合いくださいませ。


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まずは、記念すべきファーストアルバムから、
第1作「QUEEN (戦慄の王女) 」 (1973)
LIAR
https://youtu.be/oU7rqB9E_0M


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第2作「QUEEN Ⅱ」(1974)
Seven Seas of Rhye(輝ける七つの海) Live 1974
https://youtu.be/38xkDA_Q9rU


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Live At The Rainbow (1974)



第3作「Sheer Heart Attack」(1974)
全英2位を記録した「Killer Queen」の大ヒットにより、QUEENの知名度は飛躍的に上昇した。
KILLAR QUEEN
https://youtu.be/2ZBtPf7FOoM


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第4作「A Night At The Opera 」(1975)
全英1位 (9週連続)、全米4位を獲得の、当時としては画期的名曲です。この時代には楽曲は3分前後だったのが、約6分間という長尺の曲で、発表に紆余曲折がありました。でも、ふたを開けてみれば、この曲により、QUEENの地位は世界中で不動のものとなりました。
Bohemian Rhapsody
https://youtu.be/fJ9rUzIMcZQ


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第5作「A Day At The Race」(1976)
「Teo Toriatte(手をとりあって:Let Us Cling Together)を聴いてみてください。これは、長野県での2005年冬季オリンピック世界大会の、公式テーマソングに選ばれた曲なのです。QUEENが日本のファンのためにつくった日本語の歌詞が入っている名曲。(ブライアン作曲)
手をとりあって(TEO TORRIATTE) )
https://youtu.be/WDynFluHPJs



本作からの最大のヒットとなった曲。重層的なゴスペル調のコーラスで、高揚感を盛り上げています。
Somebody To Love
https://youtu.be/kijpcUv-b8M


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第6作「News Of The World」(1977)
このアルバム中の「We Are The Champions(伝説のチャンピオン)」(by Mercury)が後に、ニューヨーク・ヤンキーズの応援歌に採用。「We Will Rock You」(by May)も観衆が一緒に歌うことを狙って作曲された。このアルバムはアメリカでのヒットをねらったものだったらしい。シンプルな作り。
We Are The Champions
https://youtu.be/04854XqcfCY



上の「We Are The Champions」 と肩を並べるヒット曲。映像の4人がすごく若い。フレディのサングラス、似合ってませんね、珍しく。(*_*;
We Will Rock You!
https://youtu.be/-tJYN-eG1zk



このアルバム中での私の好みは、次の曲です。
My Melancholy Blues(by Mercury)Queen In Huston 1977
https://youtu.be/d4lzQCrkbdQ


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第7作「JAZZ」(1978)
シンプル、ポップ、コンパクトな曲が、4人のそれぞれの作曲とボーカルあるいは、演奏となっている。このアルバムのお勧めは、皮ジャンスタイルのカッコいいフレディの名曲。
Don't Stop Me Now (1978)
https://youtu.be/HgzGwKwLmgM



この曲もハードですね。フレディ、浸りきって歌ってます。
Fat Bottomed Girls
https://youtu.be/VMnjF1O4eH0



かなり激しい曲ですが、フレディの歌がすごくいいですよ。
Let Me Entertain You (Live At Montreal)
https://youtu.be/4GMAjjzU9Do



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 ところで、フレディ・マーキュリーは大の親日家だったのですね。映画のパンフレットに、Queenの来日公演のボディガードをした伊丹さんと、通訳の小林さんの対談が載っていました。
 それを読むと、フレディーは日本の文化についてすごく勉強していて、骨董品を集めたり、新しい和の物もたくさん買っていたそうです。ロンドンの自宅に、日本間と日本庭園を造り、日本茶は常備していたとのこと。またお忍びで日本に何度も来ていて、それほど有名でないような、陶器の美術館巡りなどをしていました。

 メンバーは仲が良くて、統制がとれていたそうです。時間にも正確で、これは他のミュージシャンにはないことだった、だからコーラスがすばらしかったんだろうとのことでした。

 フレディからは毎回、伊丹さんにカルティエの製品がプレゼントとして贈られたのですって。「カルティエは、イギリスでは最高のプレゼントで、信頼のおける人に感謝の気持ちを込めて贈る」といっていたのだそうです。他のメンバーも、各々のボディーガードにきちんとしていたらしいです。伊丹さんと小林さんの印象は「他のグループと比較しちゃいけないけど、皆が気さくで優しく、とても気遣いのある人たちだった」とのことです。


 日本公演の時の写真
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Queenの日本公演(1978年)でのインタビューです。フレディの日本語の挨拶が聞けますよ!挨拶は、最初にメンバーが順番にしゃべるので、それを聴いたら、あとは長すぎるので、全部聞かなくてもいいかもしれません。
https://youtu.be/eQqWSf3iNx8



第8作「The Game」(1980)
旧来のファンには、QUEENのパブリックイメージを一新する作品が多いアルバム。でもそれが新たなファンを獲得し、支持層を大幅に広げることとなった。全英、全米とも1位。このアルバム中の好みの曲は、ブライアン作曲の「Save Me」です。失恋の悲しい心を歌った名曲。私はこの「Save Me」「Bohemian Rhapsody」を聴くと心を鷲づかみにされるような気がします。

Save Me
https://youtu.be/Iw3izcZd9zU



このビデオクリップは、メンバー全員が革ジャンスタイル!ブライアンが皮ジャンを着るなんて、信じられない!フレディのダンスの上手さに驚きました。ロカビリー調?エルビスみたいです。
Crazy Little Thing Called Love
https://youtu.be/zO6D_BAuYCI


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第9作は映画「フラッシュ・ゴードン」のサントラです。(注文したディスクが未着のため、後日発表)



第10作「Hot Space」(1982)
Queen史上、最もソウル、ディスコ、シンセ・ポップ色の濃い作品で、フレディのソロ作「Mr. Bad Gay」は、このアルバムの下敷きがあってこそ創ることができたとの解釈もあるとのこと。
このアルバムでは、ブライアン作「ラス・パラブラス・デ・アモール(愛の言葉)」がポーランドで1位、ジョン作の「Back Chat」がフランスで3位を獲得。この曲の終わりのほうに、突然「ガンバレ、ガンバレ」という日本語の歌詞が流れたので、びっくりした!(とおもったのですが、実はGo for it, go for it, go for it! といっているとのことです。) 他の国の挨拶の言葉なども入れている。(ただし、CDのみ) いい曲だ。アルバムとして、オランダとオーストリアで1位をとるなど、英米以外の欧州各国からの反応がよかったのだ。全英では4位。

では、ブライアン作「ラス・パラブラス・デ・アモール(愛の言葉)」をどうぞ。
Las Palabras De Amor(1982)
https://youtu.be/qaeKSQUdBE4



ジョン・ディーコン作の「Back Chat (live at the bowl)」も聴いてみてください。全く古びていなくて、今現在の曲かと思いました。すばらしいです!
Back Chat
https://youtu.be/eKBUBXowC58



そして、クィーンとデヴィッド・ボウイの共演。これは、フレディだけでも、ボウイだけでも創れなかったのでは。二人のデュエットと、フレディの魅力的なハミングのすばらしさ! 二人のセンスが合わさった名曲も、このアルバム中に入っています。ジョン作曲です。
Queen&David Bowie 「Under Pressure」
https://youtu.be/kiAXxH4e5Lw


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 アルバムのジャケットは、フレディのイラストとデザインです。



第11作 The Works(1984)
楽曲のヴァリエーションやバランスといった意味では、最大の商業的成功作だそうだ。
ロジャー作曲の「Radio Ga Ga」(全英2位)とジョン作曲の「I Want To Break Free(自由への旅立ち)」(全英3位)が大ヒット。グループの4人全員がヒットメーカーとなった。
では、Radio Ga Ga、珍しいメイキング映像で、曲も流れます。どうぞ!
Radio Ga Ga
https://youtu.be/EmzS5CsHXX4


そして、ジョン作の「I Want To Break Free」です。最初に女装した4人が出てきますが、これはイギリスのTV番組のパロディなのだそうです。でもこれが、アメリカでは受けなくて、一部放送禁止になったのだとか。この女装シーンのあとに、フレディがイギリスのバレエ団と共演したフィルムが流されます。モダンバレエです。映像も面白く、曲もいいので、大好きな曲の一つです。
I Want To Break Free
https://youtu.be/f4Mc-NYPHaQ


ライヴでは、フレディのボーカルとブライアンのアコースティックギターの演奏で歌われた名曲です。二人の共作。
Is This The World We Created…?
https://youtu.be/yoObZMMlnKY
Live At Wembley Studium, Friday 11 July, 1986



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 フレディは猫好きで、たくさんの猫を飼っていました。映画にも、自宅に猫ちゃんがたくさんいるシーンがかなりあったので、猫好きの私としてはとても嬉しかったです。


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 この写真の猫、Delilah(デライラ)のためにつくった曲です。アルバム「Made In Heaven」(1995)におさめられています。

 Delilah「Made In Heaven」(1995)
 https://youtu.be/vuXnFN2kByM 




第12作 A Kind Of Magic (1986)
前作から2年4カ月を経て、発表されたアルバム。そもそも映画「ハイランダー」のサウンドトラック用に書き下ろされたものが基礎になっている。ただし、アルバムにするときには、アレンジをやり直し、改めて録音しなおされているとのこと。きわめて音楽的な幅の広い娯楽作として仕上げられている。


フレディとジョンのコンビで作った曲です。いいですね~!オーディアンスも大喜び。
Friends Are Friends
https://youtu.be/0AIlz08fZos



フレディとブライアンが、ヴォーカル・パートを分け合い、フルオーケストラの演奏が迫力を添えます。
Who Wants To Live Forever
https://youtu.be/_Jtpf8N5IDE



これは、ロジャー作曲です。フレディの迫力あるヴォーカルとライヴ映像をどうぞ。
A Kind Of Magic (Live At Wembley Studium Friday 11, 1986)
https://youtu.be/c2_xWTSyCuU


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それから、日本のノエビア化粧品のコマーシャルソングとして使われた曲、「I Was Born To Love You」です。これは、フレディーのソロアルバム「Mr.Bad Guy」に入ってました。その後アルバム「Made In Heaven」にも、元の演奏を消して、ロジャーのドラムとブライアンのギター&ジョンのベースが加わったものが、収録されています。


I Was Born To Love You
https://youtu.be/Fna56a_r41s



 ところで、彼の衣装ですが、すごくユニークものが多いのですけれど、歌舞伎の衣装にも通じるような、派手さだなと思うんですね。下の写真を見てください。


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 これは、完全に歌舞伎を参考にしたデザインではないかなと思います。この人は、心底カブキ者だったんですね。

 他のもアップしますので、楽しんでくださいね。すごくアーティスティックなデザインですね。すばらしいです

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 それから、美しいバラード「A Winter's Tale」など、バラードの名曲集です。特に1曲目の「A Winter's Tale」(アルバム「Made In Heaven」収録)は、フレディ最晩年の曲で、この年齢になったからこそ、創れたんだろうなと思いました。(これが多分最後に作曲した曲とのこと)
 最後まで声が出て、歌うことができてよかったと思わずにいられません。そして彼は今はきっと、「A Winter's Tale」の詩のように美しい世界で、苦しみも、悲しみもなく、Peacefulにすごしているのだと想像しています。



A Winter's Taleほか11曲(約1時間)
https://youtu.be/jrk-xV3hfe8




 フレディがもっと長生きしてくれたら、もっともっと、いい曲がたくさん聴けて、コンサートにも行けたのにと思うと、とても残念です。でも、フレディは時代を駆け抜けたともいえますね。太く短い人生で、燃え尽きたのだろうと思えてなりません。

 彼の人生は、確かに起伏の多い、大変な人生でした。が、QUEENとして、やりたいことが思う存分やれたことは本当に幸運だったと思います。しかも亡くなってから27年も経って、「ボヘミアン・ラプソディー」という、すばらしい映画が創られ、大ヒットしているのですから、やはり幸せな人だと感じます。


 最高のライブ・パフォーマンスといわれた、LIVE AIDの映像で締めくくりたいと思います。
Queen-Live at LIVE AID
https://youtu.be/A22oy8dFjqc


 
 昨年12月に映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観て以来、Queenの曲をほぼ毎日聴いています。2019年もQueenとともに、過ごしていくことになりそうです。長時間お付き合いいただき、有難うございました。





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