So-net無料ブログ作成

ボヘミアン・ラプソディー [外国映画]

 学生時代、音楽のセンスがすばらしくいい友達がいて、エルトン・ジョン、ポール・サイモン、イーグルスetc.を知りました。 そして、その子が「すごいバンドが出てきたよ」といってたのが「クイーン」でした。でもその頃、私はどういうわけか、ロックンロールを聴かなかったのです。昨年12月、「ボヘミアン・ラプソディー」を観て、そのことを心から後悔しました。知っている曲が多数ありました。ロックを聴かない人でも彼らの曲は耳馴染があるという、巨人バンドだったのですね。


ぼ1.jpg


 1970年のロンドン、フレディー・マーキュリー(ラミ・マレック)は、インドからの移民であることや、自分の容姿にコンプレックスを抱いていた。
 ある日、彼がバンド「スマイル」の演奏を聴きにいったとき、そのバンドのギタリストのブライアン・メイ(グウィリム・リー)と、ドラマーのロジャー(ベン・ハーディ)に出会う。ちょうど、バンドのヴォーカルが急にやめて、二人は困っていた。フレディーは自ら、代わりになると自分を売り込んだ。


ぼ3.jpg


 1年後、ベーシストのジョン・ディーコン(ジョー・マッゼロ)が加わり、バンド名は「クイーン」に決まった。そんななか、フレディーはメアリー(ルーシー・ボイントン)と出会い一目惚れし、婚約する。そして、セカンドアルバムのシングルの楽曲「キラー・クイーン」が大ヒットし、クイーンは相当知られた存在となり、いよいよ、世界に出ていこうとしていた。


LIAR (1973)
https://youtu.be/oU7rqB9E_0M

Seven Seas Of Rhye (1974)
https://youtu.be/qJFZfibRf7k

KILER QUEEN (1974)
https://youtu.be/2ZBtPf7FOoM


ぼ9.jpg


 そして彼らは、1974年4月に、先輩格のバンドとともに、アメリカツアーを経験し、その次の1975年4月に初来日を遂げる。このとき、日本の女性ファンが大勢空港に駆け付け、一番驚いたのは、メンバー本人たちだったそうだ。日本のファンは、クイーンがまだ世界的に何物でもなかった頃より以前に、その魅力に気付いたのだ。(ファンの熱狂ぶりは、1985年5月の、最後の来日まで続いた。)


手をとりあって(TEO TORRIATTE) (1976)
QUEENが日本のファンのためにつくった日本語の歌詞が入っている名曲。(ブライアン作曲)
https://youtu.be/WDynFluHPJs


 4人のメンバーは、互いに刺激しあい、意見を戦わせながら、次々と革新的な名曲を世に出していく。そしてついに、ロックとオペラを融合させた型破りな楽曲「ボヘミアン・ラプソディ」が完成する。しかし、せいぜい3,4分が限度だった時代に、6分という異例の長さの曲に、ラジオでかけられないとレコード会社の猛反発を受ける、彼らだった。
 けれどもフレディーはそのCDをラジオのDJの友達のところに持ち込み、ラジオで「ボヘミアン・ラプソディー」をかけてもらう。
 たちまち「ボヘミアン・ラプソディ」は大ヒットとなり、イギリスで9週連続チャート1位を記録。


Bohemian Rhapsody
https://youtu.be/fJ9rUzIMcZQ


ぼ8.jpg
 

 その後、Queenは、世界各国でコンサートを行い、ビッグバンドへと成長を遂げるのだった。


 1983年、フレディーはミュンヘンでソロ作品の制作を開始する。それはそのときパートナーだった男性の勧めだったが、それがバンドとの間に亀裂を招き、一時フレディーは仲間たちと離れる。
このときは、ロジャーもソロアルバムを制作していた。それで、QUEENの解散の危機がうわさされた。

 また、メアリーとも別れ、彼女は新しい恋人を作る。だが、メアリーはその後もフレディーの友達として、親身なアドバイスをし生涯、彼の支えとなるのだった。


ぼ2.jpg
   メアリー役のルーシー・ボイントンと、フレディー役のラミ・マレック


 結局、ソロで組んだ新しいバンド仲間とはうまくいかず、フレディーは男性パートナーとも別れ、働き詰めの、荒れた生活に終止符を打つ。そして、1985年のウェンブリー・スタジアムで開催の「ライヴ・エイド」で再び「クイーン」として登場し、聴衆の大喝采を浴びるのだった。しかしこのときすでに、フレディーの身体はエイズに侵されていたのだ……。


 ぼ5.jpg


ぼ4.jpg


 この「ライヴ・エイド」のシーンが圧巻だった。映画の観客はまるでその瞬間にウェンブリー・スタジアムに居るかのような錯覚をする。そして、演奏が始まったら、演じているラミ・マレックはフレディー・マーキュリーその人だった!


ぼ6.jpg


 この作品に出演した役者たちは、皆、本物に限りなく近づいていた。特に、主演のラミ・マレックの努力に感動。彼はフレディーより背も低いし、よく見ると顔も違うのだが、フレディーにしか見えなかった。そしてラミは、自信にあふれたカッコいいフレディーだけではなく、彼の繊細は面や、寂しがり屋の性格もよく表現していた。すばらしかった。ラミ・マレックのインタビューをみていたら、彼自身がとても繊細なところのある人だとわかる。

 この映画の良さは、フレディー・マーキュリーという人の優しさが、愛が、そして彼の知られざる孤独が、描かれているところである。彼は家族に対して友人に対して、そしてファンに対して、限りなく優しく温かい人なのだ。

 フレディーは魅力あるロックンローラーではあるが、その人生は人間関係に悩み、希望、夢、失望、葛藤、悲しみに満ちていた。生身の人間だ。それが存分に描かれ、様々な困難を越えていくフレディーの姿が、私たちに感動を与えるのである。パンフレットの中にあった言葉だが「居場所のない者、悩めるもの、弱きもの、名もなき者」のために、歌い続けてくれたフレディー・マーキュリーに心からの喝采を贈りたい。


公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/


映画のエンドロールで2曲流れますが、そのうちの1曲「THE SHOW MUST GO ON」です。フレディーの心の叫びをお聴きください。

「THE SHOW MUST GO ON」
https://youtu.be/t99KH0TR-J4


原題:BOHEMIAN RHAPSODY 監督:ブライアン・シンガー 出演:ラミ・マレック、
ルーシー・ボイントン、 グウィリム・リー、 ベン・ハーディ、 ジョー・マッゼロetc.
2018年 イギリス/アメリカ
 


nice!(32)  コメント(32) 
共通テーマ:映画

nice! 32

コメント 32

きさ

実は最初に見た海外アーティストのコンサートがクイーンの初来日でした。
1975年4月25日。福岡の九電記念体育館で見ました。
私は浪人生でした。当時の日記を見るとチケットが貼ってありました。
さて映画ですが、なかなか良かったと思います。
ラミ・マレックのフレディ・マーキュリーは一番似ていませんが、なりきった演技で見せますね。
あとの3人はよく似ています。
ブライアン・メイとロジャー・テイラーが製作、音楽プロデュースをしているので演奏シーンはいいです。
特に最後のライヴ・エイドはシーンは素晴らしい。
エンドクレジットでは本物の演奏シーンも流れます。
by きさ (2018-11-29 06:27) 

coco030705

きささんへ
こんにちは。nice!&コメントありがとうございます♪

クイーンの初来日コンサートに行かれたんですね!ラッキーですね。私はあのころ、激しいロックは聴かなかったし、コンサートにもほとんどいったことがなかったんです。大人しい性格だったんですよ。
ところで、映画のほうはすばらしい出来でしたね!計算してみると、クイーンの初来日から43年もの月日が流れているんですよね~!今聞いても、みずみずしい感じの音だとおもいます。さすがにビートルズはちょっとレトロに感じますが……。それだけクイーンの音楽は質が高いということですね。
ラミ・マレック、がんばりましたね~。一躍スターダムにのし上がった感じ。アカデミー賞は狙えるのでしょうか。
あのライブ・エイドの場面を大画面で観るために、もう一度映画館に足を運びたい気分です。
by coco030705 (2018-11-29 14:29) 

coco030705

@ミックさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪


はじドラさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪


鉄腕原子さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪







by coco030705 (2018-11-29 14:34) 

coco030705

xml_xslさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪


ネオ・アッキーさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪


コザックさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪


by coco030705 (2018-11-29 14:46) 

coco030705

怪しい探麺隊さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪


SORIさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪


カメラde防犯さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪


by coco030705 (2018-11-29 14:49) 

coco030705

りんこうさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪


zombiekongさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-11-29 14:51) 

angie17

私も昨日、この映画を観て、感動しました!
QUEEN世代にはもちろん、そうでない世代でも、
映画として楽しめる、素晴らしい作品ですね。
ラストの20分、息をするのを忘れた(笑)
by angie17 (2018-11-29 17:00) 

coco030705

angie17さんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪

本当にストーリーもよくできていて、衣装も楽しかったし、音楽はもちろんクイーンの音源なのでそのものズバリ!ラスト20分は最高でした~~~。angie17さんと同じです‼


by coco030705 (2018-11-29 17:16) 

coco030705

はっこうさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2018-11-29 17:17) 

coco030705

(。・_・。)2さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2018-11-29 21:46) 

coco030705

ryo1216さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2018-11-30 20:53) 

coco030705

いっぷくさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2018-11-30 20:54) 

coco030705

kazukazuさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2018-11-30 20:55) 

coco030705

mayuさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2018-12-01 19:18) 

coco030705

takaさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2018-12-01 21:17) 

coco030705

yamさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2018-12-02 09:09) 

SORI

coco030705さん こんにちは
歌っているステージの場面が目に浮かびます。迫力もありそうですね。 
by SORI (2018-12-02 18:30) 

coco030705

SORIさんへ
こんにちは。nice!&コメントありがとうございます♪

おっしゃる通り、最後のライヴ・エイドはすごい迫力でした。そして、すばらしい曲でした。もう一度みたいです。

by coco030705 (2018-12-02 20:28) 

coco030705

ハマコウさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2018-12-02 20:30) 

non_0101

こんばんは。
ライブシーンの迫力は凄かったですね。
今回初めてちゃんと歌詞を理解しながら歌を聴くことが出来ました。
上映終了までに、もう一度くらいは彼の人生と歌を感じに映画館へ行ってみたいです☆
by non_0101 (2018-12-02 20:52) 

coco030705

nonさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪

最後はほんとにいっしょに手拍子したいくらいでした!
私もリアルタイムでは、全然聞いてなかったんで、歌詞が知りたくて、サウンドトラック盤CDを買いました。明日くらいに届く予定。もう一度観たいですね‼



by coco030705 (2018-12-02 20:55) 

Naka

こんばんは。
素晴らしい映画でしたね。音楽シーンが最高でした。
私もクイーンの音楽は数曲しか知らなかったので、もっともっと聴きたいと思いました。
歌詞もいいですよね。特にボヘミアン・ラプソディー♪は泣けます。私もまた観たいです(^^
by Naka (2018-12-03 00:30) 

Inatimy

「ボヘミアン・ラプソディー」はこちらでは以前から
ラジオで流れる定番曲の中の一つなのでこっちでも映画が話題です。
当時のステージ衣装も迫力ありますね^^。
主演の俳優さん、なんとなく見覚えがあると思ったら、
ナイトミュージアムの古代エジプト王子だったとは。
by Inatimy (2018-12-03 17:13) 

coco030705

マルコメさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2018-12-03 17:21) 

coco030705

Nakaさんへ
こんにちは。nice!&コメントありがとうございます♪

ほんとに初期のコンサートの様子などは、短い時間でよくあれだけ盛り込めたなと思います。でも日本が入っていなかったのは残念ですね。
最後のライヴ・エイドのすばらしさは、一生心に残るなぁと思っています。私も「ボヘミアン・ラプソディー」に心を鷲づかみにされました!なんて悲しくて、美しい曲なんでしょう‼ サウンドトラック盤を買いました(^^♪


by coco030705 (2018-12-03 17:37) 

coco030705

kiyokiyoさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2018-12-03 17:39) 

coco030705

Inatimyさんへ
こんにちは。nice!&コメントありがとうございます♪

私はこの映画を観るまでは、なんとなくいい曲よね、みたいな感じで、まともに聞いたことがなかったんです。ロックにあまり興味がなかったからかしら。でもこの映画を観て「Queen」を発見!今、その魅力に取りつかれています。
フレディの衣装がとてもアーティスティックなのは、彼自身がデザインの勉強をした人だからみたいですよ。日本の歌舞伎と通ずるところがありますね。いわゆるカブキ者だったんだな、フレディはと思いました。

主演のラミ・マレックは知りませんでした。「ナイト…」を観てなかったんです。でも最初は似ていないと思ったのに、だんだんそのなりきりぶりに圧倒され、ライヴ・エイドのシーンは、本物のフレディにしか見えませんでした。なかなかの役者ですね!
by coco030705 (2018-12-03 17:52) 

coco030705

mphotoさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2018-12-08 22:11) 

coco030705

のらんさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2018-12-22 16:14) 

coco030705

芝浦鉄親父さんへ
こんばんは。こちらにも、nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2018-12-31 01:40) 

coco030705

てんてんさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2019-01-02 17:18) 

coco030705

あとりえSAKANAさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2019-01-11 20:12) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。